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幕間
「それで、どうなっているんだ?」
「そろそろ、だ。仕掛け時かもしれん」
広い広い、豪華な部屋に蝋燭が一つ。
煌びやかな内装も今は主張せず、ただの家具と化した真夜中。
そこには二つの影があった。
「そうか。ついにこの時が来たか。長かった」
干渉に浸っている影に対し、もう一方の影は冷たく言い放つ。
「お前の感情はどうでも良い。しっかりと役割を果たせ」
「あぁ、分かっているさ」
狂気的な笑みを浮かべた影が、そう言って部屋を後にした。
残った影は、大きな椅子にゆっくりと腰を下ろす。
「これで全てが手に入る。生まれてから常にまとわりついていた運命を変えられるのだ」
その影は二つの思惑は決して交わる事がないということに最後まで気づけなかった。
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