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五十三杯目 天才ネイリストは綺麗なおネエさん!?

何度だって輝ける!あなたにはその素質がある!


今日もいい天気で気分があがる!

鼻歌を歌いながら掃除をしているとカフェの扉が開くのだった。

「ごめんくださーい」

「あ、はい。少々お待ち下さい」

掃除を中断し、お客様の元に急ぐのだった。

「お待たせしました」

「突然、ごめんなさいね。ママはいるかしら?」

「ママですか?今、外出しておりましてもうすぐしたら戻ってくると思います」

「あら?そうなの?」

「はい」

「困ったわ!これから挨拶回りしないといけないのに」

「何かお困りでしたら私が用件をたまわりますが」

「あなたが?」

「はい!」

「だったらお願いできるかしら?私、こういう者です」

名刺を渡される。

「ネイルサロン「ハーブ」ネイリスト 鮫島 愛助さん?」

「実はこの町の商店街で明日から開店することになってその挨拶に来たのよ!」

「それはありがとうございます。んっ?愛助さん?もしかして男の方ですか?」

「そう!おネエでーす」

「えぇー!綺麗なお姉さんかと思っていました」

「あら?ありがとう!でもれっきとしたおネエでーす。びっくりした?」

「はい。衝撃的です」

「うふふ。あなた、面白いわね。お名前は?」

「あきらと言います」

「あきらちゃんはネイルとか興味ある?」

「興味はあるんですがなかなかやる機会がないですね」

「そう!じゃあ。お店に来たらサービスしてあげるわ」

「えっ?いいんですか?」

「勿論よ」

「ありがとうございます」

なんて話をしているとママが帰ってくる。

「ただいま。あきらちゃん」

「おかえりなさいませ。ママ」

「もう!やっと帰ってきたわね!」

「あら!愛ちゃん、来てたの?」

「えっ?愛ちゃん?」

「待ちくたびれたわよ!ママ!」

「ごめんなさいね。ちょっと買い物に行ってて」

「もう!でも退屈じゃなかったから許してあげるわ!」

「ありがとう」

「おっと!いけない!挨拶回りしなくちゃ!また日を改めて来るわ!またね!」

「ありがとうございました。お気を付けて」

「ありがとう」

そう言って愛ちゃんは挨拶回りに行ってしまった。

「びっくりしたでしょ?」

「えっ?」

「おネエだったってカミングアウトされて」

「あ、はい。衝撃的でした」

「うふふ。でもいい感じの人でしょ?腕もいいみたい!」

「はい。そうですね。今度、行ってみます」

「ママも行こうかしら?」

「だったら一緒に行きましょう!」

「そうね。楽しみね!」

「はい」

また楽しいことが増えて喜ぶあきらちゃんでした。



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