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四十六杯目 香織の恋!?恋の相手はまさかのあの人!?

自分が恋に落ちた瞬間を思い出した。


あれから数日後。

見ないうちに香織が綺麗になった気がする。

もともと可愛らしい子であるがますます可愛くなったし、綺麗になった。

何があったんだろう?

私は仕事をしながら香織を遠目から見つめるのだったが香織と目が合ってしまい、まずいと思ったが香織はニコッと笑い、手を軽く振ってくれるのだった。

私も軽く手を振り返すのだった。

コーヒーの注文が入り、コーヒーをいれながら考えごとをする。

数日の間に何があったんだろう?

別にそんなに変化する出来事はなかったはず。

うーんと悩みながらコーヒーをいれ、お客様のもとに運ぶ。

運び終えるとまた悩む。

するとママが笑いながら私に駆け寄ってくる。

「あきらちゃん。凄い顔になってるわよ」

「えっ?あ、すみません」

「どうしたの?」

「ママ、香織を見てどう思いますか?」

「えっ?香織ちゃん?なんだか綺麗になったわよね!」

「そうなんですよ!なんだか綺麗になったなと思って」

「あー。そういうことね。」

「えっ?ど、どういうことですか?」

「あきらちゃんは見て分からないの?」

「うーん。メイクを変えたとか?」

「あきらちゃんって鈍感さんだったのね」

「えっ?」

「あれは恋をしてるから綺麗になったのよ」

「えっ?こ、恋ですか?」

「そうね。多分」

「相手は誰ですか?」

「ママは思い当たる人はいるけどね」

「誰ですか?」

「さーて、仕事仕事!」

「えっ?ママ?ママー!」

香織が恋!?

まさか嘘でしょ!?

でもママのいう通りならつじつまが合う。

相手は誰だろう?

私の知ってる人?知らない人?

ますます悩んでしまう私。


「姉さん。どうしたの?」

私のことを心配した香織が駆けつけてくれる。

ど、どうしよう?

今、聞いちゃう?

ますます悩んでしまう私にママがニコニコ笑いながら駆け寄ってくる。

「あきらちゃん。また凄い顔になってる!本当に面白いわね」

「マ、ママ」

「そんな顔しないでよ!香織ちゃんが困ってるじゃない」

「あの?どうしたんですか?」

「香織ちゃん。綺麗になったわね。恋でもしてるの?」

「えっ?」

「マ、ママ!」

「・・・は、はい。してます」

「えっ?」

「やっぱり。相手はもしかして」

「はい。そのもしかしてです」

「えっ?ママと香織だけでずるい。私にも教えて」

「こうちゃんよ!」

「こ、こうちゃん?えっ?幸司さん!?」

「姉さん、声が大きい!」

「あ、ごめん」

「お恥ずかしい話なんですけど一目惚れしてしまって」

「やっぱりそうだと思ったわ」

「一目惚れかぁ。素敵だな」

「さすが姉妹ね!」

「えっ?」

「マ、ママ!!」

「ど、どういうことですか?」

「実はね・・・」

「ママ、ストップ!!」

私は思わずママの口を塞ぐのだった。

なんとか自分の恋愛話をやめてくれたママ。

「でも言うのはやめておきます」

「あら?どうして?」

「もうすぐこの街を去らないといけないので去る前に失恋は嫌だなと思って」

「なるほどね」

「あー。そっか!」

「でも言いたい自分もいて矛盾してるんです。どうしたらいいんでしょうか?」

「言うべきだと思うわ!ママはね!後悔するくらいなら」

「私も言うべきだと思う!」

「うん」

「それに言ってみないと分からないと思う。怖いけどね」

「うん」

「姉さんは応援してる!香織の恋をね!」

「ありがとう。姉さん」

「ママも応援してるわ」

「ありがとうございます」

神様、香織が恋をしました。

素敵な恋をありがとうございます。






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