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四十二杯目 あきらちゃん、読み聞かせをする。

子ども達の笑顔はみんなを笑顔にする。


今日は子ども食堂の日。

私は今日、読み聞かせのゲストとして呼ばれている。

本当に大丈夫かな?

絵本には目を通してあるし、練習した。

嬉しい反面、不安もある。

子ども達が喜んでくれるといいな。

そんなことを考えていると定刻になる。

私は忘れ物がないか確認して出かけるのだった。


マスターのお店に行くのは久しぶりだよね。

緊張するな。

そんなことを考えながら私は商店街に向かう。

商店街の入口が見えてくる。

ますます緊張するが深呼吸をしてから商店街に入っていく。

マスターのカフェが見えてくるがこども食堂のスタッフさんらしきの人達が慌ただしく準備をしていた。

私が戸惑っていると一人の女性が私に気づき、声をかけてくれた。

「なにか御用ですか?」

「あの!今日、子ども食堂で読み聞かせをすることになった者なんですけど」

「あなたがあきらさん?」

「はい」

「そうですか!どうぞお入りください!」

「しつれいします」

女性に案内され、カフェの中に入っていく。

「マスターを呼んできますのでお待ちください」

「はい」

そう言って女性はマスターを呼びに行った。

しばらく待っているとマスターと女性がやってくる。

「あきらちゃん!ごめんごめん!待った?」

「いいえ。お忙しいのにすみません」

「ありがとうね。あとは俺が」

「はい。失礼します」

「ありがとうございました」

そう言うと女性は去っていった。

「あきらちゃん、さっそくなんだけど今日の流れなんだけどね」

「はい」

私はマスターと打ち合わせに入る。

マスターは丁寧に分かりやすく説明してくれる。

私も今日の流れをつかむことが出来た。

打ち合わせが終わると陽子さんと雅樹さんがやってくる。

「あきらちゃん!」

陽子さんが私を抱きしめる。

「な!」

私はびっくりしてしまう。

すると雅樹さんが助けに入る。

「陽子さん、あきらちゃんが・・・・」

陽子さんが「あぁ!」と言い、離してくれた。

私は落ち着きを取り戻し、二人に話しかける。

「陽子さん。雅樹さん。子どもフェアでは大変お世話になりました」

「いいえ。こちらこそ」

「今日は助かったよ!あきらちゃんがきてくれて」

「お二人がいると安心します」

「そう?ありがとうね」

「読み聞かせなんだけど子どもフェアの時のようにやれば大丈夫だから」

「そうそう」

「はい」

「私達がいるから大丈夫よ!」

「ありがとうございます」

そんな話をしているとマスターが話を始める。

「今日もよろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「今日はゲストとしてあきらちゃんが来てくれていますのであきらちゃんからひと言!」

「よろしくお願いします」

そう言うと全員から拍手が送られるのだった。

「それでは只今より、こども食堂開店です!」

「はい」

そう言ってマスターが扉を開けるのだった。

いったいどんな出会いが待っているんだろう?

私は期待を胸に臨むのだった。


子ども食堂にはたくさんの子ども達が目を輝かせてやってくる。

子ども達はごちそうを前に大喜び。

そんな自然体の子ども達を見て私は喜ぶのだった。

「あきらちゃん、そろそろ!」

「はい」

マスターに呼ばれ、私は読み聞かせに向かうのだった。

「良い子のみんなー!こんにちは!」

「こんにちは」

「今日は特別企画として読み聞かせをやるよ」

「わーい」

「読み聞かせをやってくれるのはこの方です!」

マスターの紹介で私が現れると「あきらおねえちゃんだ!」と声が上がる。

その声が私には嬉しかった。

「こんにちは!あきらおねえちゃんだよ!今日は良い子のみんなに絵本をもってきたよ。今日はどんなお話かな?みんなは準備はいいかな?」

「いいよー!」

「それでは読み聞かせ始めるよ!」

「はーい」

今日のお話はきつねとぶどうというお話。

きつねがぶどうをとろうというお話。

子ども達は静かにお話を聞いてくれる。

私も安心して読むことが出来た。

読み聞かせが終わると子ども達は色々質問してくれる。

「きつねさんはおバカだったの?」という声が多かった。

私はその質問に対して「みんなだったらどうする?」と逆に質問してみた。

すると子ども達から「はしごをもってくる」とか「仲間に肩車してもらう」などの答えが出てきた。

私はその答えに対して「きつねさんはみんなみたいにそう考えられなかったんだね。ちょっと抜けているのかもね」と言うと子ども達は笑うのだった。

こうして無事に私の読み聞かせが終わった。

その後は子ども達が楽しみに待っていたランチタイムが始まるのだった。

私も子ども達と一緒にランチを楽しむのだった。

子ども食堂が無事に終わり、子ども達は親御さんと一緒に帰っていくのだった。

私達はそれを見送り、片付けに入るのだった。

「あきらちゃん、今日はありがとう!素晴らしい読み聞かせだったよ」

「ありがとうございます」

「今日はこども食堂初の読み聞かせだったけどあきらちゃんに頼んでよかったよ!またよろしくね!」

「はい」

そう言われると嬉しくなる。もっと頑張ろうと思うのだった。

「あきらちゃん!」

「はい」

陽子さんに呼ばれ、私は急いで陽子さんの所に急ぐのだった。










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