四十杯目 幕を開けよう!子どもフェア開催!
やっぱり楽しい事が一番!
今日は子どもフェアの日。
朝から何かを打ち上げる音が聞こえてくる。
私はその音と同時に家を出た。
商店街は今日も活気に溢れていた。
商店街を歩いていると魚屋のおじさんが声をかけてくれる。
「よ!あきらちゃん」
「おじさん、おはよう」
「おはよう!今日、子どもフェアやるんだってね!うちの孫が朝からうるさいんだよ!」
「そうなんですか」
「うちの孫と家内が行くと思うからよろしく!」
「はい。わかりました」
「そうだ!今日、新鮮なあさりが手に入ったから持っていってよ!おじさんからのお祝い!」
「ありがとう!」
「今日もがんばれよ!」
「はい」
私はお辞儀をしてそこからカフェに向かうのだった。
カフェの前では開店前なのに子どもたちや親御さんが集まっている。
私は軽く挨拶をしてからカフェに入った。
「あきらちゃん、おはよう!」
「おはようございます」
私以外のメンバーがもう集まっていた。
「あきらちゃん、その袋はなにかしら?」
「魚屋のおじさんからあさりをもらったんです。お祝いって言ってました」
「あら!ありがたいわね。今度、カフェに来たらお礼しないとね」
「はい」
「さて、全員そろったことだし、ちょっと早いけどカフェを開けましょうか?」
「はい」
「今日は子どもフェアだけどみんなも楽しんでね!」
「はい」
そう言うとママはカフェの扉をゆっくり開ける。
「お待たせしました。子どもフェア開催です!」
ママの言葉と同時に子ども達や親御さんが入ってくる。
「いらっしゃいませ」
私達は元気に挨拶をし、お客様をもてなすのだった。
子どもフェアの滑り出しは良く、いよいよ私の出番がまわってきた。
私はゆっくり深呼吸してから子ども達の前に出て行った。
すると子ども達は私の名前を呼び、群がってくる。
それはとても嬉しい反応だった。
私が手遊びをすると子ども達は一生懸命に真似をしていたり、分からない子に教えている姿も見られた。
これが本来の子ども達の姿なんだなと感じた。
読み聞かせになると子ども達は静かに聞いてくれていた。魔女のセリフの所になると皆、白雪姫を助けようと必死になる。
私も楽しみながら読むことが出来て、素晴らしい読み聞かせになった。
読み聞かせが終わるとまた読んでねって声が多く、ほっとした。
また私の出番が終わると子ども達は寂しそうな顔をしてくれた。
私の出番が終わると勝美さんと粋島さんが派手に登場する。
子ども達のテンションがMaxになる。
勝美さんも粋島さんもとても楽しそうにショーをやっている。
子ども達も自然と笑顔になる。
私達も自然と笑顔になるのだった。
ショーも無事に終わり、最後には子ども達に花や犬などのバルーンアートをプレゼントしていた。
子ども達もそれには大喜びで魔法使いみたいってみんな口を揃えて言っていた。
親御さんも自分の子どもが嬉しそうで安心していた。
こんな流れでランチをはさみ、午後の部に突入した。
午後の部ではまたバルーンアートのショーをやってからバルーンアート作りに入った。
親御さんも子どもに戻った気持ちでバルーンアート作りをやっていた。
みんなが作ったバルーンアートはどれもとても素敵だった。
バルーンアート作りが終わり、子どもフェアは無事に終わった。
子ども達や親御さんも笑顔で帰っていった。
片付けをしてから、全員集まった。
「みんな、おつかれさまでした。今日はとても素敵な子どもフェアだったわよ」
私達は全員で喜びや達成感を味わった。
「明日から通常に戻ってしまって寂しいと思うけどこのカフェをもっと良いものにするためにまた頑張りましょう」
「はい」
「勝美さんも粋島さんもありがとう!」
「こちらこそありがとうございました」
勝美さんと粋島さんに拍手を送る。
こうして無事にこどもフェアの幕が下りたのだった。




