三十七杯目 来店!バルーンアートの魔術師!
素敵な魔法をあなたに!
今日はいよいよバルーンアートの魔術師!勝美&粋島さんがやってくる日。
私達は朝から準備に追われていた。
でも幸いな事に陽子さんや雅樹さんが手伝いに来てくれて、準備は順調に進んでいった。
陽子さんがカフェの中をこまめに確認してくれる。
「いよいよ来るのね!」
「はい!いよいよです」
「あきらちゃんは楽しみ?」
「はい!とても楽しみです」
「私もとても楽しみよ!今日は楽しませてもらうわ」
「陽子さん、あきらちゃん。そろそろ来るみたいだよ」
雅樹さんが声をかけに来てくれる。
「行こうか?あきらちゃん」
「はい」
そう言ってカフェの外に出る。
カフェの外で待っていると一台の車がやってくる。
そしてその車から若い女性と男性が降りてくるのだった。
「カフェへようこそ!」
ママが若い女性と若い男性に挨拶する。
どうやらこの若い二人が勝美さんと粋島さんらしい。
「お久しぶりです。ママ」
「元気そうで何よりです」
勝美さんと粋島さんがママに挨拶したり、ハグをしたりする。
「今日は宜しくお願いします。」
「こちらこそ宜しくね!そうだわ!順番に紹介するわね!」
ママが私たちを紹介してくれる。
勝美さんと粋島さんはニコッと笑って一人一人と握手をしてくれた。
その手はとても温かかった。
「皆さん、今日はお集まりいただきましてありがとうございます。バルーンアートの魔術師!勝美&粋島でございます。宜しくお願いします。」
二人の温かい言葉に拍手を送る。
「長旅で疲れたでしょ?まずは紅茶でも飲んで落ち着きましょう!」
「ありがとうございます。」
「あきらちゃん。二人をカフェにご案内して」
「はい。ではどうぞ!」
「ありがとうございます。失礼します。」
そう言って二人をカフェの中に案内する。
「どうぞ!お座りください」
二人の椅子を引く。
「ありがとうございます。」
そう言うと二人は座る。
「本日はカフェにお越しいただき、ありがとうございます。」
「本日、もてなしをさせていただきます。あきらといいます。宜しくお願いします。」
「こちらこそ宜しくお願いします」
昨日、私は突然、ママからおもてなしするように頼まれた。
これは失敗が許されない。
「なにか飲みたいお飲み物はありますか?」
「私、ミルクティーでお願いします」
「僕もミルクティーでお願いします」
「分かりました。少々お待ち下さい」
私は得意なミルクティーを急いでいれるのだった。
「お待たせしました。ミルクティーになります」
「ありがとうございます。頂きます」
「うーん。おいしい。私、こんなおいしいミルクティー初めてです」
「確かにおいしい」
「ありがとうございます。」
「あきらさんでしたっけ?いれるのがお上手なんですね!」
「紅茶が好きでかなりいれ方とか種類は勉強しました。」
「やっぱり。この味は努力しないと出せない味ですよ」
「ありがとうございます」
なんて話をしているとカウンターからはママ達の声を聞こえる。
「うまくいってるみたいね!おもてなし!」
「あきらちゃんはできる子だから」
嬉しい言葉が聞こえてくる。
「あきらさん」
「はい、なんでしょう?」
「あきらさんはバルーンアートとかはお好きですか?」
「はい、大好きです」
「良かった!だったらショーが終わったら一緒にやりませんか?バルーンアート!」
「えっ!いいですか?」
「おもてなしのお礼です」
「ありがとうございます。宜しくお願いします」
「こちらこそ宜しくお願いします」
「さて、私たちはショーの準備に入りますね!ごちそうさまでした。」
「リラックス出来ましたか?」
「はい。おかげさまで」
「それはよかったです。」
「準備ができたら声をかけるので宜しくお願いします」
「はい。分かりました」
そう言って私は空になったティーカップなどを片付けてカウンターに行く。
「あきらちゃん。ありがとう!お疲れさまでした」
「お疲れさまです」
「おもてなし、よかったわよ」
「ありがとうございます。」
「二人のショー、楽しみね」
「はい」
「みなさーん。準備が出来たのでお集まりくださーい!」
「始まるみたいね!いきましょう!あきらちゃん!」
「はい!」
そう言って私たちは前の方に座る。
今日のお客様は私とママと陽子さんと雅樹さんと皇本さんだけというちょっと寂しい人数だが緊張しなくていいとフォローしてもらえた。
いよいよ二人のステージが始まった。
「どうも!期待の大道芸人!勝美&粋島でございます!宜しくお願いします!」
私たちは拍手を送る!
「ありがとうございます。素晴らしい拍手でございます。」
「今日、お見せするショーはバルーンアートショーでございます。皆さんはバルーンアートはお好きですか?」
「大好きでーす!」
陽子さんが叫ぶ!
「ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しくて涙が出てきます」
「今日は子どもから大人まで楽しめるバルーンアートショーをやっていきたいと思います。人呼んでバルーンアート十連発ショー。クイズも出てきますので宜しくお願いします」
「まず第一発目は・・・・・」
こんな感じでショーが始まった。
私はこんな楽しいショーを見たのは初めてだった。
まず勝美さんと粋島さんが楽しくやっている。
好きなことをやっているのだからこんなに輝けるんだと感じた。
私もこんな輝けたらいいなと感じた。
そんな感じで楽しいショーは続き、最後には花のバルーンアートが投げ込まれ、フィニッシュを迎えるのだった。
バルーンアートのショーの後、みんなが勝美さんや粋島さんの周りを囲んで素直な感想などを話すのだった。
「本当に素晴らしいショーだったわ!」
「はい。ありがとうございます。」
「こどもフェアも宜しくね!」
「はい!宜しくおねがいします」
「あきらさん」
「はい」
「今日はありがとうございました。この後なんですが実は私達、こどもフェアが終わるまでママの家にお世話になることになりました。なのでバルーンアートなんですが明日、皆さんとバルーンアートづくりをすることになったので宜しいですか?」
「大丈夫ですよ!宜しくおねがいします」
「ありがとうございます。ではママが呼んでいるので今日は失礼します」
「今日はゆっくり休んでください。お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
そう言って勝美さんと粋島さんはカフェを後にするのだった。
私達は片付けや掃除をして、カフェを後にするのだった。
帰り道、星を見ながら帰る!
私はマスターにお礼のメールを送った。
星は勝美さんと粋島さんのように綺麗に輝いていた。




