三十杯目 新しい仕事仲間は好青年!
新しい人との出会いは私にとってプラスだ!
あれから数日が経ち、こどもフェアのチラシを全部配り終えることが出来た!
陽子さんや雅樹さん。あと街の人達が協力してくれて子どもフェアについて街全体に宣伝してくれた。
とてもありがたい事だ!
そういえば新しい正社員は決まったのかな?
きっとまだだろう!
そう思っていると突然、スマホが鳴り出した。
ママからの着信だった。
私は慌てて出る!
「も、もしもし」
「あきらちゃん。今、大丈夫?」
「はい」
「実はね。あきらちゃんの新しい仕事仲間が決まったわよ!」
「えっ?もうですか?早いですね!」
「紹介やお祝いもしたいからあきらちゃん、今日、来られる?」
「はい、予定はないので大丈夫です」
「ありがとう!」
「何時にカフェに行けばいいですか?」
「出来れば準備とかがあるから早めに来てほしいわ」
「分かりました。10時にカフェに着くように準備します」
「わかった!気を付けて来てね!」
「はい、失礼します」
そう言ってスマホをきり、準備をするのだった。
今日は小さな港を見ずに急いでカフェに向かう!
どんな人だろう?
男性かな?女性かな?
そんな事を考えながらカフェに向かうのだった。
カフェの扉を開ける。
「こんにちは」
「あきらちゃん!こっちこっち!」
声がするほうに顔を向けると準備を手伝う陽子さんと雅樹さんの姿があった。
「お久しぶりです。」
「本当に久しぶりよね!元気だった?」
「はい。あれ?ママは?」
「ママならご主人と一緒に買い物に行ったわよ!」
「そうなんですね!分かりました」
「うん」
「なにか手伝いますか?」
「お願いできる?」
「はい」
「そしたらテーブルクロスがあるからテーブルにかけてくれる?」
「分かりました」
「終わったらゆっくりしていいからね」
「僕たちも終わりそうだから」
「はい」
そう言われてテーブルにテーブルクロスをかけるのだった。
全てのテーブルにテーブルクロスをかけ終わる。
「陽子さん、終わりました」
「ありがとう!」
「終わりましたか?」
「うん」
「良かったです」
「今日は楽しみね!」
「はい」
「さて準備は終わったし、あとはママ達とその人が来るのを待つだけね!」
「緊張します」
「緊張することないよ。いつものあきらちゃんでいれば大丈夫だよ!」
「ありがとうございます。雅樹さん」
「どんな人なんだろう?」
「ママの紹介だからきっと素敵な人だよ!」
「そうですね!」
私達はその話で盛り上がるのだった。
しばらく話していると扉が開ける音が聞こえる。
3人で振り返るとそこに好青年が入ってくる。
「あの、すみません!」
「は、はい。どうされましたか?」
「ママの紹介で来たんですが」
「もしかしてここで働く事になりました?」
「はい。そうです。」
「えーーー!」
陽子さんがビックリする。
「はじめまして。ここで働かせていただきます。皇本幸司と申します。よろしくおねがいします。」
「か、かっこいいし、素敵ね!」
陽子さんが見惚れていると皇本さんが口を開く。
「ところで」
「はい?」
「あきらさんはどちらに?」
「この子です!」
陽子さんが私を連れてきて皇本さんの前に立たせる。
「あなたでしたか!とても優しい女性だとママから聞いてます。お会いできてうれしいです」
「あ、ありがとうございます」
「これから仕事仲間として宜しくお願いします」
「こちらこそ」
「ママとは知り合いなんですか?」
「そうです」
「だったらいい人よね!礼儀正しいし、笑顔が素敵だもの!」
「ありがとうございます」
「皇本さんはカフェの経験はあるんですか?」
「はい。知人のお店で勉強させてもらってました」
「だったら安心ね!」
「はい」
なんて話をしているとママとご主人が帰ってくる。
「あら!こうちゃん!来てたの!」
「はい」
「私からの紹介は・・・無くていいわね。この様子だと!」
「ママ!素敵な好青年ね!どこでスカウトしたの!」
「それは秘密!」
「えーーー!」
「うふふ。こうちゃん。あきらちゃんとは話が出来た?」
「はい。とても優しい方で安心しました。」
「あ、ありがとうございます」
「あ、そうだ!こちらの方達のお名前を聞いてなかった!失礼しました!」
「いいのよ!でも覚えて帰ってね!陽子です。」
「雅樹です」
「宜しくお願いします」
「こうちゃんにも話したと思うけどこども食堂の人達よ!」
「あのこども食堂の!」
「そうでーす」
「近々、このカフェでこどもフェアやるからその助っ人です」
「そうなんですか!ありがとうございます。」
「いえいえ」
「こうちゃんは明後日からここで働くから宜しくね!明日はここに来てもらうけどあきらちゃんの仕事ぶりを見て吸収してちょうだい!」
「分かりました。あきらさん。宜しくお願いします」
「こちらこそ」
「さて、全員そろったし、ご飯を食べましょう!」
「今日のメニューはなんですか?」
「今日はね・・・・」
そう言ってママと陽子さんと雅樹さんはカウンターに向かう。
「幸司くん!期待してるよ!」
「頑張ります。」
ご主人が皇本さんに声をかけた。
そしてご主人もカウンターに向かう。
「あきらさん」
「はい?」
「明日は色々勉強させていただきます。」
「私もいつも通り、頑張りますね」
「宜しくお願いします。」
「こちらこそ」
「あきらさんは笑顔が素敵ですね!」
「皇本さんも笑顔が素敵ですよ!」
「あ、ありがとうございます。」
「笑顔は大切ですから」
「はい。色々、教えて下さい!」
「私でよければ」
「はーい。盛り上がってるところ、ごめんね!料理が通るわよ!今日はママ特製ちらし寿司よ!」
「うわー。おいしそう!」
「おいしそうですね!」
向こうもかなり盛り上がってる!
「あきらちゃん!皇本さん!早く!」
「行きましょうか?」
「はい」
そう言ってママ達のいる場所に向かうのだった。
皇本さんはどうやって成長していくのかな?
そしてどんな活躍を見せてくれるのかな?
とても楽しみだ!
私は明日に向かって気合いをいれるのだった。




