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二十四杯目 ママと私の秘密の話!

人それぞれ好きなものは違う。

だから面白いんだ。


バレンタインまであと数日。

街も商店街もすっかりバレンタイン尽くめ。

商品は子どもからお年寄りまで楽しめる商品になっている。

商店街は活気に溢れる。

「バレンタインかぁー」

私はずらりと並んだ商品を眺める。

眺めていると一人の女性が私に声を掛ける。

「あら?あきらちゃんじゃない」

「こ、こんにちは。有川さん」

「買い物?」

「いいえ。ちょっと参考までに」

「バレンタインね」

「はい」

「手作りチョコにするの?」

「はい」

「誰にあげるのかしら?」

「ママ達に」

「そう。あきらちゃんなら大丈夫よ」

「あ、ありがとうございます」

「それじゃ失礼するわ」

「はい」

「またね。あきらちゃん」

そう言って有川さんは行ってしまった。

私は悪いと思いながらも安心するのだった。

なぜなら思わず彼氏にあげますって言うところだったから。

深呼吸して私は再び商品を見るのだった。


出勤の時間になり、私はその場を後にし、カフェに向かうのだった。

カフェに着き、扉を開けようとするとママが鼻歌を歌いながら掃除をしていた。

何かいい事でもあったんだろう

そう確信して私は扉を開ける。

「ママ、おはようございます」

「あ、あきらちゃん、おはよう」

「ママ、なにかいい事でもありましたか?」

「え?」

「気のせいならいいですけど」

「実はね。ちょっと早めなんだけど主人からチョコをもらったの!」

「それは良かったですね」

「照れた顔で「ん!」と言ってきて最初はなんだろうと思ったんだけどチョコだったのよね」

「なんだかいいですね」

「いくつになっても嬉しいわね」

「はい」

「そういえば、あきらちゃんはまーくんにあげるの?」

「え?」

「チョコとかクッキーとか」

「あげたいんですけど何をあげたらいいのか分からなくて」

「そう?だったらいい事教えてあげるわ」

「え?」

「ちょっと耳貸して」

「まーくんはね・・・・・」

「え、えーーーー!それはちょっと恥ずかしいです。」

「大丈夫よ」

「本当にやらないといけませんか?」

「まーくんを喜ばせるにはこの方法しかないわ」

「でも」

「頑張って!」

「は、はい」

ママの発言に困る私だった。

雅人さんってそんな一面があったんだ。

ちょっと信じられない。

どうしよう!でも雅人さんともっと近づきたい。

雅人さんを喜ばしたい。

剱崎あきらは恥ずかしさを捨てます!

そう決心するのだった。












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