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十七杯目 ハロウィン祭の前日は・・・。

準備は大変なもの!


「マスター。これはここでいいでしょうか?」

「うん。そこに置いておいて」

「あきらちゃん。それが終わったらこっちも手伝ってくれる?」

「はい。ママ」

今日は明日のハロウィン祭に向けてマスターのお店を借りて準備をしている。

椅子とテーブルの配置や飾りつけなど忙しく私たちは働いていた。

でも忙しかったが苦痛ではない。

むしろ楽しい気持ちが溢れていた。

「あきらちゃん。天井の飾りつけをお願い」

「はい。マスター」

「あきらちゃんが来てくれて助かるよ」

「いえいえ。お役に立てて嬉しいです」

「前は人手不足で大変だったからね」

「そうなんですか?」

「若い子が手伝ってくれると早く準備が終わるからね」

「そうよね!」

「あきらちゃんが神様みたいだよ」

「マスター。大げさですよ」

「だって本当のことだから」

「そういえば明日は子ども達はどのくらい集まるんでしょうか?」

「去年が150人くらいだったかな?でも明日は雨だし、そんなに人が集まらないかもね」

「そうですか」

「子どもの人数が分かればお菓子の準備とか楽なんだけどね」

「そうですね」

そうやって話していると一人の若い女性と二人の少女がやって来た。

「こんにちは。マスター。ママ。あきらさん」

「こんにちは。純子さん」

「こんにちは」

「あら。可愛らしい子達も一緒なのね」

「あきらお姉ちゃん。こんにちは」

「こんにちは」

「お忙しいところ、すみません。ハロウィン仕様の風船を持ってきました。明日、じゃんけんで買った子にプレゼントしてあげてください」

「わざわざありがとうごさいます。」

私は風船を受けとる。

「また風船の追加分はないのでこの2個の風船だけになりますのでよろしくお願いします」

「分かりました」

「純子さんは明日は何の仮装をするの?」

ママが興味津々に聞く。

「秘密です」

「えぇー。勿体ぶらないで教えてよ!かぶったらどうするの?」

「いいですね!ママとおそろいも」

「もう」

「明日を楽しみにして下さいね。まだ風船を配らないといけないので失礼します。」

「失礼します」

「はい。気を付けてね」

そう言って純子さんと二人の少女は去っていった。

「それにしてもよくハロウィン仕様の風船がありましたね」

「ネットかしらね」

「でもありがたいですね。用意してくださって」

「そうだ!あきらちゃん。スタンプの準備は出来た?」

「はい。会長と話しましてカボチャのスタンプを用意して試し押しをバッチリですよ!」

「ありがとう」

「そういえば小学生はクロスワードをやるみたいだよ!ヒントはお店の名前とか言ってたな」

「そうなんですか?マスター」

「会長が話していたのを聞いてたからね」

「スタンプラリーにクロスワードですか。大変ですね」

「そうだね。大変だよね」

「そうね」

「準備もひとどおり終わったし、休憩しましょうか?」

「そうだね。なにか飲もうか。俺のおごりで」

「いいですか?マスター」

「いいよ。だけどあきらちゃんも手伝ってね」

「はい」

そう言われて私はマスターの手伝いをする。

「明日は同時に休憩所みたいなものもやるんでしょ?」

「そうですね!やっぱり疲れてしまうので休憩所も必要かなと思って駄目ですかね?」

「いや。いい考えだと思うよ。でもうちの店に殺到してしまうね」

「そうなったときは宣伝してください」

「そうだね!」

私たちはコーヒーを入れる。

コーヒーを入れ終えると椅子に座ってそのコーヒーを飲むのだった。

時間は静かに流れていく感じだった。

コーヒーを飲み終えると息を吐き、また準備に取りかかる。

「あとは風船をどうするかとスタンプ台だね。それが終わったら終わりだね」

「風船はかごに入れて見やすいところに置くっていうのはどうでしょうか?」

「そうだね。あとじゃんけんしてゲットできるという説明書も作らないとね」

「スタンプ台は明日が雨だから中にセットしようか!」

「そうですね」

「そうしましょう」

「じゃあ準備に取りかかろう」

「はい」

そう言われて私達は準備を進める。

スタンプ台を運んでハロウィン仕様のテーブルクロスをかけてスタンプとお菓子を置く。

そして風船はかごに入れて見やすいところに置いた。

あと風船をどうやったらゲットできるかというポップも作った。

そしてやっと準備が終わった。

「ふぅー。お疲れ様!」

「お疲れ様でした。」

「お疲れ様」

「やっと完成したね!」

「達成感を感じますね」

「そうね!」

三人で笑い合っていると会長が入ってくる。

「お疲れ様」

「お疲れ様です。会長!」

「お疲れ様です。」

「いよいよ明日だけどかなり気合いを入っているね」

「そうですね!今回はあきらちゃんが参戦なので気合いを入れました。」

「子どもだけでなく、大人にも楽しんでもらえるようにしました。」

「あと休憩所だから休憩スペースも作ったわ」

「いやー。良くできてるよ。明日は頑張りましょう!」

「はい」

「これ、少しばかりだけど差し入れね」

「ありがとうございます。」

「じゃあまた明日!」

「また明日!」

そう言って会長も去っていった。

「こうして見てみると気合いが入ってるわよ」

「そうですね。明日が楽しみです」

「あきらちゃんは明日は仮装するの?」

「はい。楽しみにしてて下さいね」

「楽しみにしてるわね」

私はえへへと笑い、三人でお店の中をずっと見ていた。

明日はきっと楽しいハロウィン祭になる。

私はそう確信するのだった。













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