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「魔法使い始めます」

初めまして蒼峰ゆきじです。

今回が私の処女作です。

魔法もの(予定)です。

今までに小説とか書いてきたわけじゃないので言葉が変だったり語彙力低いので色々ご了承下さい。

あと作品中に寒いノリやネタがあるので拒否反応でたら読むのやめてくださいね!

それでもいい方はどうぞ!

俺、城里 涼は帰路についていた。


本日も残業。


これで3日連続の残業続き。


社会に出て3年目となっても給料は上がっても忙しいのには変わりはない。


「はぁ...でも今週末は土日共に休みだ!

あと2日間頑張ろう!」


と、気合を入れてると前方から制服姿の女の子が走って通り過ぎて行った。


「こんな時間に女の子が制服で出歩くって...」


疑問に思ったがその時は大して気にすることはなかった。


ーーーそして次の日の帰り道


昨日と同じ道で帰路についてると前方から厳つい男が走ってくる。

しかし昨日の女の子のパターンとは違い今度は話しかけてきた。


「頼む!俺を追ってるやつが来たら違う方向を教えてくれ!」


と言い残して走り去ってしまった。


「何だったんだ今のは?」


頭の上に?が浮かんでいるとまた前方から走ってくる人影が迫ってくる。


その人影はさっきの男だった。


「おい兄ちゃんさっきこんな顔のやつがここを通らなかったか?」


と、自分の顔を指差して聞いてくる。


「え?さっきあなたあっちに走って行きましたよね?」


と何だかわからないまま疑問を口にすると、


「馬鹿野郎!そいつがル◯ンだ!いや、ル◯ンじゃないけど!」


と、何だかわけのわからないままツッコんで走って行ってしまった。


「本当に何だったんだよ...」


連日して奇妙な体験をしてしまった俺は残業の疲れとも相まって、コンビニで夕飯を買わずに家に向かった。


自宅のアパートに着くと突然上から声を掛けられた。


「ちょっと、何で逃げた方向教えちゃうわけ?」


女の声だった。


「え?」


と声の方を向くと何と電柱の上に女の子が立っていた。


「よっ、と」


女の子が自分の前に着地してきた。


「さっき厳つい男と2回会ったでしょ?」


女の子が話しかけてくる。


「え?ぁ、ああ。」


さっきから驚きの連続でまともな反応ができない。


「1回目は私。色々あってあいつから逃げてたの。」


「は、はぁ...?」


話を整理しようにも頭の中の処理が追いつかない。


しかしそんな俺のことを気にせず女の子はどんどん話をぶち込んでくる。


「で、今も逃げてるところなんだけど悪いんだけどあんたの家で匿ってくれない?」


とそんなことを言ってきた。


「え?いやいや、無理でしょそんなん。

俺まだ捕まりたくないし」


となんかヤバい雰囲気になってきたので女の子をスルーしてさっさと部屋に戻ろうとして階段を上がると自分の部屋の前でさっきの女の子が腕を組んで待機している。


「え、おいちょっとお前いつの間に!

てゆうか帰ってくれ!」


周りに迷惑にならない声でそう言うと


「部屋に入れてくれなきゃ大声で「きゃー!助けてー!302号室の男に部屋に連れ込まれてレ◯プされるー!」って叫ぶわよ?」


「はぁ!?ちょ、ちょっと待てって!

わかった!わかったからそれだけは!」


俺は、社会人になって初めて1人暮らしを始めた俺に優しく接してくれたご近所さん達との良好な関係を壊したくないので仕方なくこの女の子を家に入れてしまったのだった。


「ふーん。思ったより綺麗なのね。」


とか言って俺の部屋をじっくり見渡している。


「あのさぁ...とりあえず早く出て行って貰いたいんだけど。なんか面倒ごとに巻き込まれたくないし。」


そう俺が言うと、


「そうね。明日の朝になったら出て行くわよ。あまり長居しても迷惑だしね。」


今の段階ですごい迷惑かけてるのに気づいてないのかこいつは。


「え?ってことは泊まるってことか!?」


「ええ。今晩は危ないし明るくなって人通りが増えたらあいつらも接触してこないだろうしね。」


と勝手にお泊まり前提に話を進めてきた。


「いやいや、女の子を家に泊めるのはまずいだろう色々と...」


「何よ今更。赤の他人の女子高生を部屋に連れ込んでる時点でもう立派な犯罪じゃない」


「」


女の子が発した〈犯罪〉というワードが俺の頭の中で目まぐるしく回っている。


「」


「そうね。今更だけど先ずは自己紹介でもしましょうか。私の名前は守谷 楓よ。あんたの名前は?」


多分この女の名前は一生忘れないだろう。


「城里 涼だ。」


とりあえず名乗らないと失礼なので名乗っておく。


「ふーん。なんか普通ね。」


ほっとけ。


「えーと...じゃあ守谷、ところで泊めるのはもう諦めるとしてお前は何でさっき追われてたんだ?」


と、ずっと抱いていた1番の疑問を聞いてみた。


「話せないわ。」


「は?」


何を言うかと思えば話せないだとこの野郎。


「いやまあ確かにあんなヤバそうな男に追われるなんてただごとじゃないと思うんだが流石に話せないはないだろう?」


「ーーー話したらあんたの存在消されるわよ?」


(え?何それコワイ)


「え?何それコワイ」


「そのままの意味よ。あんたがこれ以上関わったら存在ごと消されるわよ。まあ強いて言うならさっきのやつは私の敵よ。」


何てことだ。俺はこんな頭のおかしい女子高生に関わってしまったのか...


「存在消されるとかアホか。

高校生にもなってそんなアホみたいなこと言ってんじゃねーよ。」


「まあ信じないなら全然構わないわ。」


「そんな話信じてたまるか」


こっちはもう立派な大人なんだぞ!


一応...


「それよりずっと逃げて喉が渇いたわ。飲み物ない?あるならドクター◯ッパーが飲みたいんだけど。」


「そんなものはない。大体俺、あの味苦手なんだよ。そこの冷蔵庫からあるやつ好きに飲んでいいから。あっ...」


そう言ったところで帰りにコンビニに寄らなかったことを思い出した。


「って、空っぽじゃないの!」


予想どうりのツッコミが飛んできた。


「馬鹿!声が大きいぞ!」


(これ以上話してると隣にバレるな)


そう思った俺は出来るだけ大人しくして貰えるように出来るだけのことをする事にした。


「じゃあ今からコンビニで何か買ってくるから何か食べたい物とか飲みたい物あるか?」


「じゃあ、からあ◯君レッドとドクター◯ッパー」


「この近くにロー◯ンないぞ」


「じゃあ、からあ◯棒でいいわ」


「セ◯ンもないぞ」


「あーもう!じゃあ何ならあるのよ!」


「ファ◯マかな」


「じゃあスパイシーチキンでいいわよもう!」


「はいよ」


ファ◯チキと同じサイズでしかも安いスパイシーチキンを即座に頼むとはさてはこの女買い食いしまくってるな


それともあえて安いのを頼む守谷の25円分の優しさなのか


「じゃあ行ってくる」


「あ、ちょっと待って!」


「ん?」


「その...ありがとね...////」


「おう...////」


何だこれ顔が熱い。


突然のデレを見せた守谷にお見送りを受け家を出てファ◯マに向かう。


道中さっきのおっさんが守谷を探しているのか、側溝の蓋を上げて中を覗いてる光景は見なかった事にした。


(さすがにそこには隠れないだろ...)


そして買い物も済ませ家に帰ろうとしたその時、


「おい兄ちゃん」


声をかけられ後ろを振り向くとあの男がいた。


「兄ちゃんあの女どこいるか知ってるだろ?

あの女の匂いがぷんぷんするぜ?」


え?何でばれたんだ?てか、すごい鼻。


「えーと...あなたは何者なんですか?」


まず素性を聞いてみる事にした。


「それは言えねぇな」


(またか)


「そんな怪しい男が女子高生追っかけてるって、警察に通報しますよ?」


自分で言っといてなんだが守谷も怪し過ぎる。


「そいつは困るなぁ...じゃあ今日のところは帰るとしますか。」


と言っておとなしく夜の闇に消えて行ってしまった。


もう十分不審者として通報できたが通報者の自宅に話を聞きに来た警官が部屋に女子高生いるの見たりでもしたら面倒ごとになるのは必須なので通報はしなかった。


その後、家に帰っている時も怪しい気配は感じなかった。


アパートの前まで来たら上から声をかけられた。


「案内ありがとうな兄ちゃん」


見上げると電柱の上にあの男がいた。


揃いも揃って電柱好きだなおい。


「どうやって付けてきたんだ!」


「電線渡って」


さも当たり前のようにそう答えた。


「よっ、と」


そしてさっきの守谷同様華麗な着地で地面に降りてきた。


「さて、部屋まで案内してもらおうか兄ちゃん」


「さっきから俺のこと兄ちゃん兄ちゃんって呼ぶのやめてもらえないですかねぇ。

字面だと妹と会話してるみたいで嫌なんですよ。」


あと妹はあまり好きじゃないし。


「そいつはすまねぇな義兄ちゃん」


「もっと悪くなってる!!

あと字面でしかわからないボケはやめてくれ!!」


何なんだこいつは


「さて茶番はここまでだそろそろあの女のところへ案内してもらおうか」


(どうしよう。別に個人的にはどうでもいいんだけど女の子裏切るのは後味悪いし...)


「はい!ではこちらへどうぞ!」


(まあ俺関係ないしな)


明日も仕事だしこれ以上巻き込まれたくなかったので男の言うことに従う事にした。


「お、ありがとな兄ちゃん」


(もう兄ちゃん呼びもどうでもいいや。)


そして自分の部屋の前まで来た。


ガチャ


「どうぞ上がってください」


「遅かったわね」


守谷が玄関まで出てくると


「うぃーっす。」


「な、何でお前がここに!?」


「親切な兄ちゃんに案内してもらってな。

な?兄ちゃん?」


「はい」


「!?あなた私を裏切ったわね!」


守谷がキレる。


「いや、裏切るも何も俺は面倒ごとに巻き込まれたくてなくて...」


「そんな...」


「よしそれじゃあおとなしく俺に付いて来い。こんな住宅街で騒いでみろ。どうなるかわかってるな?」


「わかったわよ...」


守谷は黙って男のあとについていった。


部屋を出る時俺に振り向いた時の守谷の顔には涙があった。


(あれで良かったのか...?女の子裏切ってあんな怪しい男に渡して...男として最低だし、あの男がヤーさんとかだったら守谷はどうなる...)


考えること2分、俺は部屋を飛び出していた。


(まだこの近くにいるはず...)


近所を走り回って当てもなく2人を探す。


しばらく走っていると運がいいのか2人の人影を見つけた。


近づいてみるとやっぱりあの2人だった。


そして電柱の柱に隠れながら後を追う。


(追いついたはいいがどうすればいいんだ?)


根本的なところに今更気付いた。


(大体喧嘩で勝てそうな相手じゃないしな...)


タイミングを掴めずにいると、


「こそこそとついてきて何をしようってんだい?兄ちゃんよぉ〜?」


声をかけられた。


「隠れてないで出てこいよ」


そう言われ出てくるしかなかった俺は丸腰で男の前に出た。


「何だ兄ちゃん?今更こいつを助けに来たのか?さっきはあんなにあっさり渡してくれたのによぉ?」


「まあ、あのままだったら男として最低な野郎だったしな」


「ヒュー!かっくいいねぇ!

で、一体どうするってんだい?」


そう言われると考えは何も無いのだが...


「逃げなさい!あんたがこいつに勝てるわけないし...大体裏切っといて今更何よ!もう良いわ!早く帰ってよ!面倒には巻き込まれたくはないんでしょう?」


「裏切って悪かった!ごめん!でも帰れって言われてじゃあ帰ります何て出来るかよ!」


もう覚悟を決めよう。


「うおおおおおおおおおおおおおお!」


男に向かって走り出す。


「へへへ...漢らしいねぇ...でも、」


男のパンチが腹に突き刺さる


「グ...」


息が出来ない...


「あーもう仕方ないわね!」


そう言うと守谷がスカートのベルトを外してこっちに投げる


「早くそのベルトを着けなさい!」


よくわからないまま自分のベルトと着け替える。


てゆうかこの男、何で今の間に襲ってこないんだ?


「これでも戦隊モノや仮面ライダーを見て育った一人の男だ。

変身シーンで攻撃など許せん行為だ!」


こいつは時々良いやつなのか悪いやつなのかわからん。


キャラがブレブレだ。


てか心読むな。


「変身シーンではないだろ...」


そうこうしてベルトを着け終えると...


「何だこれ!?」


(なんか知らんが凄い力が湧いてくる!)


「それは魔装具の一つ『パワーアップベルト』よ。それを着ければ戦闘力、身体能力共に通常の5倍以上上昇するわ!」


※効果には個人差があります


「何だ今のテロップ!

てか名前ダサいくないかこれ!?

でもまあいい、これならいけるかも!」


「張り合いがないと面白くないからな...」


そう言って男は好戦的な笑みを浮かべる


「オラァ!」


男にパンチを放つ。


まるで自分じゃないみたいな動きだ。


「フン!」


しかし男は両手でパンチをブロックする


どうやらあまり効いてないみたいだ..


「オラァ!もっと打ってこいや!」


そう言って今度は向こうのパンチが飛んでくる。


「クッ...」


間一髪で避けカウンターのストレートを男の顔面に放つ


「グワッ!」


(当たった!)


しかし男は倒れない


「兄ちゃんその魔装具でパワーアップしてるとはいえいい格闘センスしてるじゃねぇか!」


男は更に俺のことを褒めてくるほどの余裕だ


「兄ちゃんボクシングでもやってたのか?」


「いや全然」


「自己流ってわけかい!いやぁいいねぇ!」


(学生の時に一時期部屋の電灯の紐とのシャドーボクシングにハマっていたからとはいえない...)


「よし兄ちゃんどんどん来い!

こっからは第2ラウンドだ!」


「よっしゃオラァ!」


拳が混ざり合うその時、横から光が飛んできた。


「グワァアアアアアアアアアア!!」


光が収まると男が倒れている。


「何だ今のは!?」


「私よ」


振り向くと守谷が立っていた。


(てゆうか存在すっかり忘れてた...)


「今のは?」


「魔法よ。」


「は?魔法?」


「そうよ。」


「そんなものあるわけ...」


ないとは言えなかった


大体守谷、手に何も持ってないし


「まだ信じられないなら...」


そう言うと女の子の指の先に火の玉が現れた


「マジかよ...」


この光景は夢なのか現実か...


「現実よ」


だから心読むな。


「お前は一体何者なんだ?」


「そうね、私は魔法使いよ。

可愛く言えば魔法少女ね。」


「魔法使い...」


そんなもんが現実にいるとは...


「まあ詳しい話はあなたの部屋で話しましょうか」


そう言って女の子が俺の家に向かって歩き始めたので俺もついて行く。


道中はお互い無言だった。



ーーーーーそして自分の部屋


ドクター◯ッパーを飲みながら守谷が話す


「さっきの男と私は遥か昔から続く魔法使いの家系の人間なの」


そんな家系が日本に存在してるとは...


「あの男は私の家の先祖代々からの敵。

名前は鹿島 武蔵」


うわ〜、それっぽい


「戦後数十年は大きい争いもなく平和だったけどあいつが鹿島家の20代目当主になってからまたちょっかい出してくるようになってきて...」


「なるほど」


つまり家同士の争いってわけか


「でもなんであいつはさっき守谷の魔法に簡単にやられたんだ?同じ魔法使いなら防御魔法とかで防げただろ?」


「あいつの家系は身体能力の向上の魔法がメインだからさっきみたいに突然攻撃を食らうと強化する前にあんな感じに...」


「なるほどな...で、守谷家はどんな魔法を?」


「守谷の家系は自由なの。

だんだん魔法使いの家系が潰えていってるから、魔法使いになってもならなくても、またどんな魔法を習ってもいいって」


「へぇ...」


「話を戻しましょう。

今、日本では鹿島のやつがいろんな家系にちょっかい出したせいでまた家同士の争いが起きようとしているところなの」


「え、それはまずくないか?」


「そうね、鹿島を倒して収まる感じじゃなくなったから戦いは避けられないわ」


「守谷はどうするの?」


「現在守谷の家で魔法が使えるのは私とお姉ちゃんの2人だけなの...

だから2人で守谷を守るしかないのよ...」


こいつ姉ちゃんいたのか...


「ねぇ、さっきあなたに貸したベルト返して」


「え?ああ着けてるの忘れてたわ」


ベルトを外して返すと、


「このベルトはさっきも言ったけど魔装具なの。魔装具は魔法使いにしか使えないものなのよ。」


え?


「じゃあ、何で俺使えたんだ...」


「あなたから魔法の力を感じたから一か八か試してみたのよ」


俺に魔法の力...?


「あなたのお母さんの旧姓は?」


「えっと...確か《神栖》だったかな...」


「っ!」


「どうした?」


「驚いた...《神栖》は、この日ノ本で遥か昔から魔法使いの頂点に立つ3つの家系、御三家の1つよ」


「え?そんなバカな俺の母さんにはそんな魔法なんて...」


「あなたのお母さんは魔法の素質がなかったのかも。でもその子供のあなたには受け継がれた《神栖》の力を使う素質があった。」


「嘘だろおい...」


今日はいったい何回驚けばいいんだよ...


「でも御三家の《神栖》は他の2つの家系とともにもう廃業している...」


「じゃあ俺は今のところ最後の...」


「ええ、そう言うことになるわね。」


マジかよ...俺、魔法使いの家系の人間だったのかよ...


「じゃあ魔法勉強すれば俺も使えるのか?」


「ええ、しかも《神栖》の力を受け継いでるってことは私より魔法を使いこなせるはずよ」


「ええ...そんなに凄いのか...

魔法の存在自体さっき初めて知ったばっかりだからどんなもんかわからないわ...」


「ふふ、そうでしょうね。」


「てゆうか何で魔法なんてのが存在してるのに誰も知らなかったんだ?」


「そうね、《神栖》の家系のあなたには全て話す必要があるわね」


(確実に巻き込まれたなこれは...)


「そもそも魔法使いの家系については国家機密で秘匿されてたし、魔法なんて魔法使いの家系の中でも素質のありなしがあるような胡散臭い存在を信じる人も少なかったしね」


「国家機密なのかよ魔法...」


「まあそこらへんはこの物語の作者が具体的な設定考えてないから説明のしようがないわ」


「え?今何て?」


「いや、何でもないわ。」


(何かとんでもないことが聞こえた気がするがまあいいか)


「急なお願いなんだけどあんたの力を貸してくれない?」


さっきまでの話から大体想像がつく


「俺にも魔法使い達の抗争に参加しろって?

冗談じゃないね。

大体、明日も仕事あるし。」


「こんなに話を聞いといてわかりましたさようならで済むと思ってるの?」


「グッ...」


もう逃げ道がない


「でも仕事が...」


「私たちに協力すればあなたの今の給料の5倍は出すわよ」


「明日辞表届を出してきます!」


結局何事も金なのだ。


「じゃあ決まりね。

今日は遅いからまた明日私の家で詳しく話しをしましょう。」


そう言って住所と連絡先を交換して守谷は帰っていった。



ーーーーー翌日。


「すみません!この会社今日限りで辞めさせてもらいます!」


自分の部署の部長に辞表届を叩きつけた


「突然こんなの出されても困るよ城里く...」


「失礼します!!!皆さんありがとうございました!!!」


部長が喋る前に会社を飛び出した。


「これでこのブラックな職場ともおさらばだぜ!!!」


解放感から思わず叫んでしまった。


当然周りにいた人達から白い目で見られたので走って駅へ逃げた。


そして電車を乗り継いで守谷の家へ向かうと家の前で守谷が立っていた。


「ずいぶん早かったじゃないの」


「いや、それよりお前の家...」


守谷の家は門が馬鹿デカく、そのサイズから察するに恐らく敷地面積も広いのだろう


「東◯ドーム何個ぶんあるんだ?」


「東◯ドームの大きさはわからないけど西◯ドーム5個分はあるかしらね」


「何で西◯ドームならわかるんだよ!」


「私とお姉ちゃんは西◯ファンなの」


「あ、そうなんすか...」


ちなみに俺は千葉◯ッテだ


「まあこんな家は魔法使いの家系ともなれば普通よ」


「そ、そうなのか」


また魔法使いの凄さに驚かされていると、


「ここに来たってことは本当にいいのね?」


「ああ、辞表も出してきちまったしな。」


「そう、じゃあこれからもよろしくね!」


そう言って守谷ははにかみながら笑った。





こうして脱サラした俺の第二の人生

ーーーーー魔法使いとしての生活が幕を開けたのだった。

読んでくださった方ありがとうございます!

この作品は私の思いつきで大学入学までの期間があまりにも暇だったから勢いで何か書いて投稿しちゃったので細かい設定やどこまでやるかは未定です。すみません...

でも次回はわりと早めに投稿したいと思います!

ここまで皆さんお付き合い下さって大変ありがとうございました!

それでは次回もよろしくお願いします!


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