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+純白天使+  作者: 熱帯夜
3/29

雲の上にて

〜落下45分前〜


雲の上にて・・・・


「あ、ふった・・・・・」


泣きじゃくるリツを踏みつけながらアクリは呟く

それにピクつかせ何とかアクリの足から脱出したリツは下を眺める

そしてアクリの言葉を確認して


「よ・・・よかったあ・・・・」


一瞬泣き止んだかと思ったらまた瞳を潤わせる・・・・ところが


    ガスッ


いきなりリツの頭に衝撃が走る

そこには拳を強く突きつけたアクリが


「おいおいー・・・俺を無視して何やってやがんだあ?」


「な・・・何ってただ・・・ただ・・・・・・・・」


「言い訳無用!」


「ぎっっっ・・・・あああああああああ!」


怒鳴りながら手をドリルのように回転させて殴り(?)続ける






そんな時間がまだ続く――――――














「ふぅー    」


15分間に続くリツいじめに満足したアクリは、外見には似合わないものを吹かしていた


「ああああ! アクリちゃんが・・・・アクリちゃんがタバコを!?」


「ちげーよ! パイポだよ! ストロベリー味だよ!」


五月蝿いとばかりに言い訳をする

と、言っても嘘はついてないのだが・・・・


「てか俺の事より、自分の事考えろよ!」


「うぅ・・・・」


先ほどの彼のことをお思い出したのか

また泣きそうに俯く

それを見て、ほんの少ししかない良心が騒いでアクリも少しリツのために考える


    ピンコーン!


アクリの頭に電球が浮かぶ


「わわわっ! 何かを思いついたようなアクリちゃんだけど、頭に電球は古い・・・・」


「黙れ!何も言うな! 俺も今出てきて驚いてんだよ!」


少々頬をピンクに染め、一発リツを殴る


   コホン


一度咳払いをし、アクリは語る



「下に行かなきゃいいんだし、とりあえずラウ゛レター書いて下に落とすなりなんなりして告りゃいいんだよ

  何こんな単純なことに気がつかんの!? 自分に泣けてくる・・・・・」


嘆いているアクリをよそに、リツはポンと手を叩く


「そうか !その手があったんだ! ありがとうアクリちゃん! 早速手紙書いてくるね」


未だに嘆くアクリをよそに、リツはパタパタとどこかに行ってしまった





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