表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+純白天使+  作者: 熱帯夜
20/29

蜂の巣の教室で


「んでさ〜 おかしいと思わない? 題では機関銃なんだよ? のクセに使ってるのは短機関銃・・・

コレっておかしくない? 詐欺じゃない? だから解いて?」


「どーでも良い豆知識ありがとう・・・ だが縄は解かん」


縄で縛られた寧夜の周りには3人の男子生徒が囲んでいる

和輝、清次郎、金髪でバンダナを巻いた西洋人(先輩)

寧夜の頭には先ほどの機関銃の銃口を向けた金髪少年が恐ろしい形相を浮かべて立っている


「さーこれからお前をどーする? 今この状況じゃお前を助ける奴なんかいないし 泣き叫んだって無駄無駄」


「・・・・この変態め」


怪しい笑みを浮かべている少年に寧夜はボソリと呟く

そんな時――――――


『うにゃうにゃはははぁ〜ん♪ 僕〜はイ〜ヌよ〜りネ〜コ派〜なの〜♪ ぼよよよぉ〜ん♪』


意味不明のなぜか人をむかつかせる音楽が寧夜のポケットから流れてくる


「おぉ! この着信は姉貴!」


「なっ!?」


気付くが早いが、寧夜はスルリといとも簡単に縄を解く 

いわゆる縄抜けをやって見せた

それに驚く彼等を他所に寧夜は携帯に耳を近づける


「あ、もしし〜? 姉貴? うん、僕僕〜 今ね〜姉貴の教えてもらった呼びかたしたら怒って出て来たよ? そうそう! いや〜おもろい人ね」


どうやら例の姉貴からの電話のようだ 

タイミングが良さすぎる

和輝達はそんな寧夜を見ていたが、隣の少年は何か嫌な予感を察しているのか、冷や汗をかいている


「え? うんワカタ ・・・・・・・ホイ先輩」


「・・・やっぱりか・・・・・」


寧夜の差し出した携帯をしぶしぶと受けとる


「替わったぞ・・・ああ お前よくもあんな事を・・・・・・ん?・・・・・・・・な・・・なんでソレを・・・・」


会話をするにどんどんと青ざめていく


「っだと! やめろ! それだけは勘弁・・・・はあ?・・・・・・・・・分かった・・・・そうするよ・・・・」


そう言い終わると携帯を閉じて寧夜に渡しながら


「不本意だが、とりあえずお前を許す事にした 今度覚えとけよ? 奴と一緒に蜂の巣にする・・・」


そう言うと和輝達に目を向ける

寧夜を見ていた呆れ顔から打って変わって真剣な目つきに変わる


「まあ知ってるかと思うが改めて自己紹介だ・・・ 俺の名前は天野レオ 早速本題なんだが・・・・

 お前等の家にいる・・・その・・・・なんだ・・・・・・天使とか言う奴を俺等に預けてくれないか?」


「え?」


清次郎は知っていたようで平然としていたが、和輝は呆然として言葉を漏らす







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ