玄関と帰り道
「ほんじゃ皆のものバイババーイ」
「じゃあ、また明日」
「じゃあな」
あれから会話を盛り上げようとして色々と話していたらかなりの時間がたっていた
「おう、じゃあ明日」
「さ、さよなら・・・」
リツやアクリの世話の話にもなったのだが、立候補したのがあの寧夜で誰もがその後を想像できたので、とりあえず今日道理にすることにした
「あ!」
いきなり何かを思い出したような顔をする寧夜
その後いきなり和輝の家に戻り
「ふきゃああああ!?」
リツの背中を覗く
「ん何すんだよ!?」
「何って 身体検査?」
「死ね」
寧夜の後ろには今にも打ち出しそうに銃を構えている清次郎が居た
「質問されたこと以外答えるな・・・ ホントに身体検査か?」
「YES!」
「なにゆえ?」
「ん〜と・・・ どうなってんのかな〜というただの興味と、天野さん達に頼まれて」
『天野』と言う単語に首をかしげるリツとアクリだったが和輝達も目を見合わせ首をかしげていた
「何で兄貴たちがそんなこと聞くんだよ?」
「禁止事項デシャベレマセン それじゃ、サラバだ!」
そういって寧夜は猛スピードで下に下りていった
その後すぐに和輝が清次郎に
「なんで天野先輩たちがそんなこと聞くんだ?」
「俺に聞くな・・・ 明日聞けばいいだろ?」
そう答えながら清次郎はマシンガーの安全バーを付けている
ソレを見て目を細めた和輝が
「・・・なんでお前そんなモン持ってんだよ」
「レオの兄貴から頂いた アシュレの兄貴からも頂いたんだがな? こっちの方がしっくり来るんだよ」
「・・・さいですか・・・・」
「じゃ、俺帰っから」
「ん・・・・」
そう言って下に行った後、いつの間にか下に居たリムジンにアクリを乗せ、帰っていった――――――
狭い帰り道の中に一つだけ白い光が光っている
指で構っていることからして携帯だろうか
「あ、もしもうし? 僕っすー」
遠くからの車の音しなかった道にすんだ良い声が通る
「あの子達の事なんだけど・・・うん、そーそーそれそれー」
会話の内容はさっきまで一緒にいた天使たちの事らしい
「なんかねー 先輩たちの思っていたのとはやっぱ違うみたいー ・・・んー 分かりやしたー じゃあまた明日 」
「お休みなさい 姉貴」
そう言って寧夜は携帯をしまいながらニッコリと、微笑んだ