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+純白天使+  作者: 熱帯夜
12/29

学校 テスト1日目



「おっはよー!」


元気な女子が一人挨拶をしながら和輝達に向かってくる


和輝達は、生徒が何人か来た所で一旦話を中断することにした


「やぁやぁお2人とも元気? 僕は元気絶好調だぜヒャッハア!」


この少々ウザイ女、沖田寧夜は、和輝達に素で接してきてくれる、唯一の女子だ

和輝達も、ウザイと思ったりも時々あるが、基本的に友達と思っている


寧夜は学年女子で一番の変人・・・いや変態といってもいいだろう

顔立ちは中の中でまあなんともいえない顔だ

そこに寝癖の入った髪型をしていて、女らしさをだらしなくしている

見た目はまだ普通といってもいいだろう

問題は中身だ

中学時代はぶっちゃけ、男も女もOKなバイセクシュアルで女子には散々おせっかいを出していた

まあ今もそんなところを時々見るが・・・

その正確プラス腐女子で色んなものに影響を受けたりして口癖や自称が変わったり・・・

一人で妄想を膨らまし叫んだりもがいたり足掻いたり・・・・・

色々な人に変な目で見られたり避けられたり―――――――


和輝達はそこを承知で彼女と付き合ってきている

変なことに振り回されたりもするが・・・・



「にしても今日テストだねー嫌だねー死ねよー」


いきなり話題を変えていやそうな顔をする寧夜

清次郎もそれに共感して


「うわー 勘弁・・・・ でも午前中ってのはよくね? 2日間だけど」


「んまー そこは喜ぶとこだね はよ家帰ってパソコン出来るし・・・」


目を輝かせて言うところか彼女らしい

寧夜はさっきから何もしゃべらない和輝を見て


「どーしたカズちゃん 昨日の夜ヌキすぎでもしたか?」


「でかい声で言うな あと決してそんなんじゃねえ 昨日の事思い出してただけだよ」


「じゃあやっぱりヌキ・・・・・」


「ちがう!」


大きな声で否定した和輝の調子を確かめて寧夜が何かを思い出したように言う


「そーだ! 昨日姉貴に聞いたんだけどさ、おっきな鳥が二匹落ちて来たの知ってる?」


「「!?」」


その言葉にいきなり両目を見開く和輝と清次郎

それと同時に背中に詰めたい汗がどっと噴きだしたのを感じる


「誰から聞いたの?」


「だから言ったじゃん! 姉貴だよ! いつもの空中散歩をしてた時見たって・・・」


わけのわからない単語が入っていたようだったが和輝達はそれに気付かぬまま深く考える


―――――――――なんでよりによってこんな厄介なのが知ってんだよ!?


「あひゃひゃあひゃひゃ」とくるくる回っているバカを睨みながら和輝が心の中で叫ぶ


清次郎はさっきはびびった様な顔をしていたが今は普通に戻っている


「清次郎! おま、何でそんなに冷静で―――――」


   キーンコーンカーンコーン


タイミングが良いのか悪いのかチャイムがなって生徒たちが席に慌てて座る

そこに先生が入ってきて


「HR終わったらすぐ席かえっから! 必要以上に席から立つなよ〜」


暢気なことを言いながらHRを始めていった



彼らがまた話せるのはテストが全て終わった後となった――――――――

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