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NIRVANA  作者: MYRY
出会い、全て変わった
3/6

この出会いは永遠に

2週間後、俺は相変わらず剣術と魔法の修行に励んでいた。


しかし、一向に上達せず魔法は未だフレアしか使えず・・・・

自分は強くなれないのではないか?これ以上修行しても意味がないんじゃないか?

半ば修行することを俺は諦めていた・・・・


そんなことを思っていた時、近くにあった巨岩から声が聞こえた


「そんな修行してたら、一生うまくならないよっ」


その巨岩を見上げたら、そこに座っている女性がいた。

髪は黒主体で少し紫の色がかかっており、ロングヘアーで、目は真っ黒、肌の色は白肌。


全体的に簡潔に言えば美しい。

正直、こんなに美しい女性を見たのは初めてだ。


・・・・・てか、

初対面でその言いぐされ、ひどくない!?


「だったら・・・どんな修行すればいいんだよ?」

そう聞くと、その女性は巨岩から飛び降りた。その姿もとても美しかった。


「そうね・・・・・・どんな魔法が使えるの?


「そうだなぁ・・・・・・・はぁ~~~~!」

手に力を込め、近くにあった木に手を差し伸べる。


「フレア!」

そう唱えた瞬間、手から小さな、火の玉がでてきて、木にぶつかる。

木に火が燃え移る。しかしそれはすぐに消えた。


「どうだ!」


「どうだじゃないわよっ!!!」


十分後・・・・俺はまだ叱られていた。


「なんなのよあれ!?一体どんな修行してきたのよっ!」


「すいません・・・・」

なぜ俺は謝っている?


「あなた、どこまで魔法について知ってるの?」

疲れた顔で俺に問いかける女性。疲れた顔も美しかった。


「魔法には様々な種類がある?」


「わ、わかった・・・・この人は子供・・・・幼い子供・・・・何も知らない子供・・・・よしっ!」


暗い顔になったと思いきや、今度は明るい顔で

「じゃあ、今から魔法を一から教えます!」


「は、は~い」

一瞬鋭い目が俺に向けられていたような・・・・気のせいだろう。


「ごほん!まず、魔法には極性があります!わかりますねぇ」


「わかりません」

一瞬、女性の顔が引きつった。


「ごほん!極性とは、魔法の強弱を表します。

一番弱い魔法は第一極魔法。一番強い魔法は第六極魔法。

あなたの使っていた、フレア・・・・・いや、あれはファイヤね・・・・あれは第一極魔法。フレアは第2極魔法。」


「そして、魔法は分類される。つまり、ファイヤやフレアなどは炎魔法。ウォターなどの水攻撃系は水魔法。ヒールなどの傷を癒すのは治癒魔法。

何かを操る魔法や、攻撃、防御を特化させる魔法など・・・

他にもいろんな魔法がある!ユニークな魔法もあるわ!」


「それらを覚えるにはどうしたら?」

あれ、この質問めっちゃバカげてね?


「修行に決まっているでしょ!」


「ですよねぇ・・・・・」


「修行の仕方っての・・・教えてくれないか?」


「言われなくても教えるわよ」

や、優しい!


「修行の仕方一つ変えれば魔法なんて普通に使えるようになるわ!

まあ、使えるまで時間がかかるし、苦しくなるけどね・・・・」


時間がかかるのか・・・・苦しいのは別に構わないが・・・・時間を割くのはあまり好きではない。俺の言えたことではないが。


「それにあなた・・・・魔法の修行全然してないでしょ?」


「鋭い!!!」


「・・・・・口に出てるわよ」


その通りである。やろうと思っているだけで全然修行していない。

剣術の修行はめちゃくちゃしているが・・・


「まあ、これから頑張りましょっ」

や、優しい!


「そういえば、前友達と?木刀で一騎打ちしてたでしょ?あれを見て思ったんだけどさ」


「ああ、あれか。なんだ?」


「あなたを見て思ったんだけど、私は剣術に関してはあまり知らないんだけど・・・多分だけど、あの剣さばき、動き・・・・・達人レベルとは言えないけど、達人になるにはそう遠くないくらいうまい」


「あ、あ、ありがとう」

て、照れる・・・・・冗談きつすぎ・・・・・と思って彼女の顔を伺うと、本気の顔だった。


「あ!そうそう!もう一つ教えることがあった!」

いきなり閃いたように手をパンと叩き彼女は言った。


「なんだ?」


「自身の魔力の大きさは、その人の素質にもよるし、鍛錬してきた量にもよるけど」

風が吹き、彼女の髪はなびいていた。なびいている髪はとても綺麗だった。


「一番、自身の魔力に大きな力を与え、生き方に大きな影響を与えるといわれているもの・・・・それは・・・悟り。悟りの力。」

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