第17話 才能も人それぞれ
第17話です
すごく久々の更新になってしまいました
驚きすぎて軽く10歩は後ずさった
会いたいとは思っていたが、まさかこんなに早く会えるなんて…
こんなに唐突じゃ心の準備もできやしない
会いたかった人に会えた喜び
突然すぎてどうすればいいのか分からない戸惑い
二つがぐるぐると頭の中を回る
「キミって昨日のイジメられっ子くんだよね?」
「えっ…あ……うん」
戸惑っていると女の子の方から声をかけられる
確かにそうだけど…
その覚え方なんか傷つくな…
「やっぱりそうかぁ!ごめんね、ぶつかったりして。大丈夫?」
「大丈夫…です」
良かった、と可愛らしく微笑む
見ただけで癒されるような笑顔だ
つられて俺まで笑顔になってしまう
「お家ここなの?」
「まぁ、そうだけど」
「そうなんだぁ!じゃあ、私とすっごくお家近いんだね~」
俺の記憶では、こんな可愛い子が近所に住んでいた覚えはない
そういえば、ついこの間三軒隣に引っ越して来た人が…
「わたしの家、あそこなの!」
彼女が指を指したのは三軒隣の真新しい家
あぁ…やっぱり
確か名前は…
「…小鳥遊」
表札を思い出しポツリと呟く
小鳥が遊ぶと書いて“たかなし”
珍しい名字だったので印象に残っていた
「なんで知ってるの!?」
ほんの小声で呟いただけの言葉が聞こえしまっていたらしい
「家の表札見たから。なんか覚えてて…」
「“たかなし”って読めたんだ!凄いね!みんな最初は読めないんだよ~」
ニコニコと笑いながら話す彼女
この子と話していると自然と笑顔になる
不思議だな
笑い話をしているわけでもないのに笑ってしまう
この子が元々持っている才能なんだろうなきっと
「あ!時間ヤバいっ」
俺がふと時計を見ると時間は8時10分
話し込んでいる内にだいぶ時間は過ぎてしまっていた
もう走らないと学校に間に合わないほど
そのとき、突然ぐいっと手を引っ張られた
「走るよ!えっと…」
小鳥遊さんは俺の家の表札をちらっと見る
「小林くん!ダッシュだ!夕日に向かってダッシュ!!」
そう言われて、手を引かれる
俺は思わず小鳥遊さんにこういい放った
「夕日って…まだ朝だよ!!」
思わずツッコミを入れてしまった…
こういうことが積み重なり、俺のツッコミの才能がが徐々に開化させられていくのである
読んでいただきありがとうこざいます
評価、感想などいただければと思います




