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第16話 叶うタイミングは読めない

第16話です


前回の最後の方が無駄に繰り返しになってました

ミスりました

なんでだろう…


「わけ…わかんね…」


俺はポツリとそう呟きながら、呆然と女の子の横顔を見つめていた


なんなんだろうこの子

こんなに可愛いのに言ってることはめちゃくちゃだし

というかまず意味わかんないし


でもなぜだろう

このとき見た横顔は、俺にとってものすごく輝いて見えた

一瞬憧れすら抱いたかもしれない

そして、憧れと同時に強く、まっすぐな彼女に惹かれていった


「ケガとかしてない?」


くるりと俺の方を向き、笑顔で問いかけられる


「う、うん…」


「そっか!よかったぁ」


にっこりと笑う彼女の笑顔に俺は釘付けになった

ドキドキと心臓がうるさい

顔がにやけるのを我慢するのが精一杯だった


「それじゃあ、気をつけて帰ってね!バイバイっ」


「あっ…」


そう言って女の子は走って行ってしまった


ありがとうも言えなかった…


走り去る背中を見てため息をつく

また会いたい

もう一回会って、ちゃんとお礼が言いたい

同じ学校なんだ、必ずまた会えるだろう

俺はそう思っていた


そして、また会える日は予想を遥かに越える早さでやってくるのである



次の日の朝

昨日から女の子のことがずっと頭から離れていなかった


今日、学校に行ったら探してみようか


そんなことを考えながら玄関のドアを開けた


「いってきます!」


いつになく上機嫌で家を出る

家の門を開け、一歩踏み出したそのときだった


「いてっ」


「きゃあっ」


誰かとおもいっきりぶつかってしまった

勢いよくぶつかり、俺は尻餅をついた

こんな朝っぱらから誰だよまったく

いつになく高かった俺のテンションは一気に下がってしまった


ふと手元に何かが落ちていることに気づく


「…パン?」


俺の手元に落ちていたのは程よく焼かれた食パンだった

なんでパンなんか落ちてるんだ?


「ごめんなさい…大丈夫ですか?」


俺がパンに気を取られていると頭上から声をかけられ、手を差しのべてられた

声からして女の人のようだ


「全然大丈夫です…あっ!」


差しのべられた手を掴み、顔を上げた瞬間、俺は硬直してしまった


「あ!キミは…」


そこにいたのは、俺が一番会いたかった人物

昨日俺を助けてくれたあの女の子だった

読んでいただきありがとうございます



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