第13話 楽しい時間は短いもの
第13話です
「そういえば、なんでさっき振り向いたとき固まっちゃったんですか?」
葉月がエリアに問いかけた
原因はお前だろ
「だって…振り向いたらユリアとタクトがいたから。あたし、本物が出てきたかと思って…」
俺もだった
葉月達の方が盛り上がりすぎて忘れていたが、俺は葉月も絶賛するくらい似ているらしいし
俺も葉月の鈍感が移ったか?
「やっぱりタカちゃんはリアルタクトですよね!わたしも最初見たときビックリして~」
「あなたもユリアそっくりよ?ほんとビックリしたんだから」
「エリア様こそ!わたしなんて全然…」
いつの間にかガールズトークが始まってしまっていた
置いてきぼりの俺
二人ともお互いをべた褒め状態だ
「様なんてつけくていいのに」
「だってエリア様はエリア様ですもん!」
「あはははっ。面白い子だね~。水嶋鈴架、あたしの本名。貴方達とはお友達になりたいわ」
「是非とも!!わたしは小鳥遊葉月です!こっちがタカちゃんでっ」
「タカちゃんじゃ伝わらないだろが。小林高良です」
友人とは思わぬ所で出来るもんだ
葉月といい鈴架さんといい俺は美人と知り合いやすいのだろうか
だとしたらかなりの強運の持ち主だな俺は
明日宝くじでも引いてみようか
そのあとは鈴架さんと一緒に行動した
鈴架さんはコスフェスに何度も来ているらしく俺達にいろいろと教えてくれた
この三人が揃っていれば写真を撮られることも多く、そのたびにノリノリでポーズを決めた
撮られるのも慣れてくると楽しいものだ
その後も
写真を撮られたり、撮らせてもらったりと慌ただしくしているうちにあっという間に1日が過ぎていってしまった
楽しい時間ほど短く感じるものだ
「今日はありがとうこざいました!鈴架さんとお友達になれて本当によかったです!」
「あたしもだよ。また、コスフェスで会いましょう。」
「はい!!」
『コスフェスでまた会う』
俺達はそう約束して会場を後にした
「葉月…絶対また来ような」
「もちろん!」
コスフェスに行く前の俺は
「また来よう」
そう自分から言い出すなんて思ってもいなかっただろう
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