表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朱色のゲートウェイ ー境界ー  作者: 此花 陽
第4章:禁忌の淵
16/23

八本の朱色、その先の空白


 森の奥へ進むと、

 そこにはあの廃神社にあったものと同じ、

 いや、それよりも遥かに巨大な

 

 **「八本の朱色の鳥居」**が、等間隔で霧の中から姿を現した。


 鳥居の朱色は、塗り直されたばかりのように鮮やかで、

 滴るような湿り気を帯びている。


 蓮がその下をくぐるたびに、右腕の石が共鳴するように熱を帯び、

 刻まれた「呪詛の文字」が赤く発光した。


 一本、二本……。

 鳥居を抜けるたびに、蓮の記憶から「現代」の知識が削り取られていく。


 スマホの使い方も、金の価値も、テレビの仕組みも、

 すべてがどうでもいい塵のように思えてくる。


 八本目を抜けた時、そこには道も、木々も、空もなかった。


 ただ、真っ白な霧の海の中に、漆黒の巨大な穴のような村が口を開けていた。


「クチナシの村」。


 かつて地図から抹消され、歴史の裏側に隠蔽された、生贄たちの終着駅___。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ