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自分の家族に会う

 翌朝、目覚めたがホワイティスの記憶は戻らなかった。よし、こうなったら、今の私を受け入れてもらおう。おー。でも、心配だなぁ。


メイドさんに着替えさせてもらい、ドアを開けるとウィルが待っていた。


「おはよう、ウィル。待っていてくれたの?」

「ホワイトティス、おはよう。記憶は、戻ってなさそうだね」

「そうなのよ。でも、このままうちに帰るわよ。そして説明するわ」

「俺も行くから大丈夫だよ。1人にはさせないから」

 かー、顔がイケメン、心もイケメン、イケメンのセリフ。絶対私の心臓は弱ってきているよ。


 エスコートされ、食事広間へ入った。

「おはよう、ホワイティス嬢」

「おはようございます、ホワイティス様」

「おはようございましゅ、おねえしゃま」

ひゃー、ルイスくんまでいるよ。


「今日はホワイトティス嬢は今日帰るから、ルイスも一緒に食べよさせうと思って、起こしたのだよ」


「ルイスくん、眠くない?大丈夫?」

「うん、だいじょうぶ。おねえしゃまもいっしょにたべましょう」

 まだ寝ている時間なのにごめんね。今日、帰るがそれまでの間はルイスくんを堪能しよう。


「ホワイティス嬢、やはり記憶は戻らないか?大丈夫かい?心配ならこのままここにいてもいいんだよ」

「そうですわ、ホワイティス様。花嫁修行でここにいてもいいのですよ」

優しいご両親だなぁ。ホワイティスの家族はどんな方々なのだろう。


「ありがとうございます。受け入れてもらえなかった場合お願いします。ですが、家族がどのような人たちか、興味があります。私、前のところは早くに両親亡くしているので、こちらの両親のことが知りたいです」

 そう、両親を小さい頃に亡くしているから、こちらの両親はどんな人たちなのだろう、仲良くなれればいいなぁなんて思っている自分もいる。兄弟がいなかったから、どんな子なのだろうと思ってしまう。


「そうか、それでは今日、みんなで行こう。その方が安心だろう?一緒に帰ってこれるから、みんなで行こうではないか」

「父上、みんなで行くのですか?」

「そうだ、みんなで行くと先ぶれを出しておいたから大丈夫だ。私も、そろそろ辺境伯領に戻らなくてはいけないから、ライザック侯爵に挨拶しておこうと思ったのだよ」

 そして、みんなで私の家、ライザック侯爵邸へ行くこととなった。


 緊張してきた。どんな人たちなんだろう。嫌われていたらどうしょう。潔いことを言っていたが、いざ行くとなると緊張する。はぁ。


「ホワイティス、大丈夫か?緊張しているよな。手を繋いでいこう」

「僕もおててをつないであげましゅ」

 両手に花だね、これは。


「ありがとう。やっぱり緊張するわね。ルイスくん、ありがとう。手を繋がれて安心できたわ」

 お互いニコッととした。癒しだなぁ。


「俺も手を繋いでいるのだけどなぁ」

癒しのルイス君には勝てないわよ。


「ホワイティス様、大丈夫よ。ライザックご夫妻はいい人たちよ。あなたのことを蔑ろにしないと思うわ」

「メイサ様。ありがとうございます」

 ウィルの家族は温かいなぁ。


 そして、とうとう到着してしまった。門構えからして大きい。そしてその奥に西洋風館だ。侯爵家は4人家族に対して、この館は何十人泊まれるのかっていうほど大きい。


 「ふぁ、大きい家。ここに住んでいたの?やっぱり思い出さないなぁ」


 ホワイトティスの記憶よ、甦れ。蘇ってくださいよ。ちょっと蘇りなさいよ。脳の奥底は語りかけたがダメだった。

 

 館の前では、人が立ち並んで出迎えをしていた。中心にいるのが両親か?金髪、碧色の瞳をした父、赤い髪に茶色の瞳の母、だろう。私は父の瞳と母の髪の毛を受け継いだのね。こちらも美男美女ですね。この世界は顔面偏差値が高いのかしらね。よかった、執事と思われる人はロマンスグレーのおじさまだった。父と間違えることはない。


「ようこそ、コンフォート辺境伯殿、メイサ夫人、ウィリアム殿、ルイス殿。この度は娘が調子を悪くしたところを助けていただきありがとうございます。どうぞ中へお入りください。ホワイティス、体調大丈夫か?部屋に戻って休んだ方がいい」

 言葉に優しさをにじませている。


「ホワイティス、大丈夫。あなたが体調を崩した聞いて、心配で心配で、コンフォート辺境伯様のタウンハウスにへ迎えに行こうとしていたのよ。本当に大丈夫。もう寝ていた方がいいわ。コンフォート辺境伯様たちは、私たちがおもてなしをするから安心して寝ていなさい」

 優しいなぁ。思い出せないのが残念だな。


「あ,あの、大丈夫です。一緒にいます。お話ししたいことがあるので」

 深刻な面持ちを勘違いした父親が暴走した。


「た、体調を崩したと聞いていたが、まさか、まさか、ウィリアム殿、うちの娘を手篭めにしたのかぁ?どうなんだ、ウィリアム殿」

胸ぐらを掴んで、揺さぶっていた。首がグワングワンしている。って、何を考えているの。に、手篭めって、時代劇?そんな行為はしていませんよ。何勘違いてしているのよぉー。


「違います、違います、まだ、そういうことはしていません。お義父さん」


「まだ、お義父さんではなぁい。まだしていないとはなんだ、まだとはなんだ?」

 面倒くさいことになってきたぞ。


「オスカー、落ち着け、落ち着くんだ。中に入ろうではないか。ゆっくり落ち着いて話そう」

  辺境伯様に中に入るよう促されている。どっちが家人なのだ。父よ。


「ごほん、すまん、取り乱した。家に入って話をしよう」


 みんなで家の中に入った。ドキドキするよ。



 





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