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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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75.わたしは勇者?



《ポロSide》


 獣人国王都に滞在してる、ポロとヴィルたち。

 ポロは朝、木刀を片手に、王都外で自主練をしてる。


 何度も、剣を振る。

 正直昔と今と何も変わってるようには思えなかった。


 けれど、獣人のひとたちから、勇者と呼ばれた。

 ……勇者。


 そもそも勇者ってなんだ?

 何を持って勇者と言えるのだろう。


 聖剣が使えることだろうか。

 いや……夜空もルクスも、ヴィルが手がけた、誰でも使える武器だ。


 聖剣の所有権の有無は関係ないだろう。

 ならば、なんなんだ。勇者と呼ばれるゆえんは。


「朝から精が出ますね」

「! あなたは……ペルシャ様」


 獣人の女王にして、水の勇者ペルシャ。

 カノジョが微笑みながら近づいてくる。


「朝練ですか?」

「はい……ペルシャ様は?」

「朝の散歩です。……というのはウソで、思い詰めたあなたが、外へ出て行くのが見えたので」


 心配してくれたということだろうか。 

 恩人ヴィルの付き人なのだから、気にしてくれたのだろう。


「…………」


 目の前に、勇者とは何かを知ってる人がいる。

 ポロは……答えを知りたかった。


「あの……ペルシャ様。勇者って……なんだと思いますか?」


 するとペルシャがすっ、と目を細めた後に……。


「なるほど、心に迷いがあるのですね」


 こくんとうなずくと、ペルシャが微笑む。


「言葉で言ってわかるものではありませんよ。気づかないと」

「そう……ですよね」


 はぐらかされた。

 意地悪で言わないのでは、ないのだろうけども……。


 するとペルシャが微笑み、右手を掲げる。

 すると、彼女の腕輪が変形して、水の槍へとなった。


「勇者とは何かを教えるのは難しいですが、勇者の力を示すことはできます。手合わせしてみますか?」


 ……たしかに。

 自分はまだまだ、勇者に関して知らないことばかりだ。


 ならば、本当の勇者と戦って、どういうものなのか。

 その一端で良いから、教えて欲しい。


「ご教授……お願いします」



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