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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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254.毒を薬に



 ズ=オカへと向かう途中、勇者達が苦しみだした。

 どうやら大気中に含まれる瘴気を吸い込んでしまったらしい。


 しかもこれは、ただの瘴気じゃない。勇者にも効く……というか、勇者にしか効かない毒だと思われる。


 特定の誰かにしか効かない毒なんて、自然界に存在するわけがない。誰かが作ったんだ。

 なんて……もったいない。

 毒は薬にもなる。この強毒も、使い方次第では人を直すための凄い薬にもなるっていうのに!


 どうして、作ったモノで人を傷つけようってするんだろうな!

 っと、怒る前にまずは皆の治療だ。


 俺は神鎚ミョルニルでポロの胸をトンとたたく。

 瞬間、ポロの体が輝く。


「あれ、胸の痛みが消えた……」


 光が消え去ると、ポロの顔色が良くなっていた。

 よしよし。


「壊れた体の組織を、俺の【全修復】で直したんだ。あとついでに、体に害をなす毒性分を作りかえた」

「治療と同時に、毒の無効化までするなんて……やっぱりヴィル様は凄い!」


 無効化?

 ノンノン。


「ふふ、ポロよ。毒を消したんじゃないぜ」


 俺は他の勇者達にも同様の治療を行う。


 するとイリス、ミリスたちも元気になった。


「な、なんか体のそこから、力が湧き上がってくるよ!」

「すさまじい魔力量ですわ!」


 あの毒は体内にある魔力を食らいつくす効果を持っていた。

 それを反転させ、魔力を無限に作り出す薬へと変化させたのだ。


 結果、勇者達は無限の魔力を手に入れたってわけ。

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