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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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222.闇のチカラ



《ポロSide》


 ポロは魔族モールと相対してる。

 モールは罪なき人々を手にかけてる……悪だ。


 ポロは一時期、闇オチしかけたことがある。

 だが水の勇者、そして何よりヴィルのありようをみて、闇オチから立ち直ることができた。


 ……そして、ポロはそこから、己のうちにわだかまる闇の使い方を覚えた。


(悪を許さぬ気持ち……憎い、そういった負の感情は、普段はため込んでおく)


 闇の聖剣、夜空の特殊能力だ。

 闇を自在にあやつるこの剣には、負の感情をため込む力がある。


 夜空と心を通わせたことで、解放した能力だ。


『ゆくぞ、ポロ』

「はい。もし暴走しそうになったら……お願いします」

『案ずるな。ぬしは思うまま、暴れればよい。ケガをしてもルクスがいるからな』


 光、そして闇の聖剣。

 2本の剣を持った状態で、モールに近づく。


「な、なんだ!? このまがまがしい魔力は……!?」


 ため込んだ心の闇を、夜空にストックしておき、必要なときに解放する……。


「【闇の円舞曲】」


 ポロの体に入れ墨が発生する。

 瞬間、彼女からは途方もない魔力が吹き出した。


『な、なんだ!? これは!? ま、魔族にも匹敵するレベルの魔力量だぞ!?』


 モールが驚くのも無理はない。

 剣を抜く前のポロからは、魔力をまったく感じさせられなかった(獣人は魔力量が極端に少ない)。


 しかし今は、魔族と見まがうほどの凄まじい魔力を携えている。


「ほぅ……俺の身体強化エンハンスから着想を得た、肉体改造術か」


 目の良いヴィルは一発で、力の仕組みを見抜いたようだ。

 ヴィルは細胞を、戦闘用に作り替える術を持っている。


 そこから、自己流にアレンジしてできたのが、肉体強化の、闇の円舞曲。


 ヴィルと旅し、聖剣と心を通わせることで、修得した闇の勇者固有の力である。


『ふ、ふん! は、はったりだ!』

「どうでしょう?」

『なっ!?』


 ポロが消えたと思った次の瞬間、目の前に現れた。

 なんてスピード!


 そう驚く暇も無く、ポロが一撃をお見舞いしてきた。


『うわぁああああああああ!』


 モールがひるんだことで、足をもつれさせ、その場にこけた。

 ……そうでなかったら、ポロの斬撃を食らって死んでいた。


 モールの体からどっ……と汗が噴き出る。

 転んでなかったら死んでいた。


 モールは目の前の勇者を侮るのをやめた。

 そこに居るのは紛れもない、悪鬼滅殺の刃を振るう、強力な勇者であったからだ。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


先日の短編が好評ったので、連載版スタートしました!


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