206.改まった礼【閑話】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺たちはフォティヤトゥヤァにて、バカンスを楽しんでいる。
バーベキューを終えて、一息ついた。
勇者達は日焼けを試みたり、海で泳いだりと自由にしてる。
「ヴィル殿」
「ん? ヨウ、どうした?」
俺がぼんやりと海を見ながら酒飲んでいると、ヨウが隣にやってきた。
そんで……頭を下げてきた。
「改めて、感謝いたします」
「どうしたどうした急に?」
「あなた様がご助力してくださらなかったら、砂漠エルフたちの国は、今もなお不幸に巻き込まれていた最中だったと思うのであります」
不幸……。
ウィニーちゃんのせいで、この国は熱波に包まれ、人の立ち入れない土地になっていた。
「うちが未熟なせいで、炎の聖剣をうばわれ、結果、砂漠エルフたちに多大なる迷惑をかけてしまった……不甲斐ないであります」
「んーー……」
どうやらヨウは、自分のせいで、この国に被害が出たと思ってるらしい。
そして、砂漠エルフに迷惑をかけた……と。
「さっきのさ、肉。あったろ?」
「え、あ……はい。それが?」
「あれな、ヨウ。砂漠エルフたちから、おまえにって、くれたもんだったんだぜ?」
バーベキュー始める前に、砂漠エルフたちが俺のもとへやってきて、差し入れしてくれたのだ。
炎の勇者様にって。
「ヨウ。まあたしかにおまえの聖剣が奪われたせいで、色々大変な事態になったのは事実だけどよ。その後、砂漠エルフたちを今日まで守ってた事実は、変わらない。それは彼らもわかってたよ。感謝してるんだ」
じゃなきゃ、差し入れなんて持ってこないだろう。
「だからさ、おまえも、あんま砂漠エルフたちに遠慮しなくてイイと思うぜ? おまえも彼らと同じ種族……仲間なんだし」
ヨウは正確に言えば、半分だけ砂漠エルフだ。
エルフでもなく、砂漠エルフでもない、自分のことを好きになれないって前に言っていた。
事実エルフたちからは弾かれてしまったらしい。
でも……砂漠エルフたちは、ヨウを受け入れてくれる……と思う。
「はい……ヴィル様……ありがとう、ございます。そうして、みます」
「おう、そうした方が良い。皆仲良くな?」
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
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タイトルは――
『伝説パーティの最強おっさん、序盤の街で優雅に暮らす~スキル器用貧乏のせいで村を追放された俺、最難関ダンジョンをクリアし故郷へ帰る。馬鹿にした連中が正体を知ってすり寄ってくるけど相手にしません』
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