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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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179.英雄召喚具




 炎の魔神が持つ熱を、まずはどうにかしないといけない。

 俺は神鎚を手に取る。


(ボックス)



 俺の目の前に、黒い立方体の■があらわれる。

 これは俗に言うアイテムボックスのようなもので、たくさんのものを収納可能だ。



 俺の右手、黄金の手に宿った力の一つである。



「あの魔神をどうにかする、アイテムを取り出すのでありますか?」



 ヨウが魔法矢で魔神の腕をはじき返しながら尋ねてくる。



「まあ、似たようなものだ。一人で手に余るから、神器の……聖剣の力を使う」

「聖剣……まさか、氷の聖剣と水の聖剣ですか?」

「そのとおり」

「なるほど、その二本を複製するのですね、ヴィル様の最強のスキル、無限神器複製で」



 ポロの言葉に俺は首を振った。



「まあそれでもできるんだが、俺は複製ってやりたくないんだよ」



 俺は物に魂が宿っているとおもってる。

 複製っていうのは、その魂の尊厳を踏みにじってるようで、やりたくないのだ。



「では、どうするのですか?」

「こうするんだよ」



 (ボックス)のなかから、さらに別の箱が飛び出してきた。



「きれいな箱……」



 それは白、そして青色の箱だ。

 (ボックス)よりもやや小さいが、表面には美しい模様が描かれている。



「なんて……緻密な魔法陣が付与されてるのでありますか……?」



 目の良いヨウは、この箱の細工に気づいたらしい。



「来たれ、【アイス・バーグ】、【アクア・テール】!」



 白と青の箱が、バカッと! と開いた。

 その瞬間……箱の中からまばゆい光があふれ出る。



「これは……転移ですか?」

「いや! これもっと高度な……召喚の魔法陣!」



 そう、召喚の魔法陣と魔道具を組み合わせた、新しい神器。



「! キャロラインさまに……ペルシャさま!?」



 あらわれたのは、氷の勇者キャロラインと、水の勇者ペルシャだ。

 俺の呼びかけに応じて、こうして召喚してくれたらしい。



「これが俺の新しい神器、【英雄召喚箱サモン・ブレイブ】。神器使いを召喚する神器だ」


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