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167.邂逅



《ヴィルSide》


「いやぁ……! 満喫しましたなぁ!」


 空中要塞のアトラクション……おっと、トラップの数々を、俺は余すところなく堪能させてもらった。

 正直かなり参考になった。


 新しい魔道具を作る上で、今日見たものはだいぶ使えるぞ!


「作ったやつに感謝しないとなぁ~」

「感謝って……」


 勇者ヨウがぐったりしながらため息をつく。


「どうした? 疲れたか。まあ結構歩いたからな」

「それもありますが……もう驚き疲れたのであります」

「お、わかりみ~。結構この要塞驚き要素満載だったもんな!」

「…………」

「あれ? ヨウ? どうしたの、疲れたなら休もうか?」


 ヨウはなんだかうんざりしてるような表情で歩いて行く。

 どうしたんだろうか……?


「ヴィル様、もうすぐコントロールルームです」

「お、いよいよか~」


 ふふ、どんなやつが待ってるんだろ~。


「ヴィル様、ご機嫌ですね」

「まあな。こんなすげえ要塞作ったやつの顔、見て見たいしなぁ。話し合いで和解できそうだったら、是非友達になりたいくらいだぜ!」


 俺はこの空中要塞のなかを探索して、すっかり、制作者のことが気に入っていた。

 同じ職人として、仲良くなれたらなぁ~。


「ヴィル様……気を引き締めてくださいであります。この中のやつは、うちから火の聖剣を奪い、また砂漠エルフたちの生活を脅かした、危険人物でありますぞ」


 あ、そういやそうだった。

 うーむ、他人のもの盗むのはいただけないなぁ。


 でもなぁ。


「何か事情があったんじゃあないかって思ってしまうよ」

「感情移入しすぎであります……」

「いやだってさぁ~。こんだけすごいもんつくるやつだぜ? 悪い職人じゃないと思うけど」

「……まあそれも、本人に会えばわかることでありますな」


 そりゃそっか。

 なにもみずに、人となりなんて決められないもんな。


 そんな風に通路を歩いて行くと……。

 やがて、広いホールにたどり着いた。


 どこか護神像のなかを彷彿とさせられる、広いホールの中央には、これまた見覚えのあるクリスタルがあった。

 そこに……小柄な女がいた。


「おー! 君か! はじめまして~!」


 俺は好意的に接しようと、笑顔で近づく。

 すると……。


「う゛ぃいいいいいいいいいいいいいいるぅうううううううううううううううううううううううううううううう!」


 あれ?

 なんか知らないけど、めっちゃにらまれたんですけど?


「待っていたぞヴィルうぅうううううううううううう! ぶっころしてやるぅうううううううううううううううう!」


 え、なんで切れてるのん?(困惑)

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