表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

158/283

158.もどれこれ



 俺と火の勇者ヨウは、ムササビ外套を使って空を飛ぶ。

 目指すは空中要塞の、内部!


「いくぜ砲台のなか!」

「馬鹿じゃないの!?」


 横を飛びながら、ヨウがそんなことを言う。


「あ、す、すみません……いやでも! 砲台のなかって! 無理であります!」

「どうして?」

「どうして!? なんでわからないのでありますか! 砲台のなかには、砲弾が装填されてるのでありますよぉ!?」


 ん……?


「おいおい、そんなの当たり前だろぉ? なぁに変なこと言ってるんだよー、おかしなヨウだな」

「おかしいのはあんたでありますよぉ! ああこっちにロックオンされてるのであります!」


 砲台が一斉に、俺とヨウに向く。

 そして……。


 ドドドドドドドドドゥ……!!!!


「いやぁあああああああ! 一斉掃射でありますよぉおおおおおおお!」


 普段のヨウなら、魔法矢でこんな砲弾くらい、全部打ち落とすだろうに……。

 ふむ。


「空中じゃ矢が打ちにくいか」

「こんな状況でぼけてんじゃあねえでありますぅううううううううううううううううううううう!」


 ぼけ? 

 別にぼけてないが……まあいい。


 要塞につけられた全ての砲台から、弾丸の雨が、俺たちに向かって降り注ぐ。


「助けてぇ! う゛ぃるえもーん!」

「えもん……? (ボックス)オープン!」


 俺は作った魔道具を、(ボックス)のなかから、取り出す。

 それは小さな懐中時計だ。


「もーど~~~~~~~~れっ!」


 かちっ、と俺は懐中時計のスイッチを押す。

 すると、世界が灰色のになる。


 灰色の領域に入った弾丸は……。

 勢いが徐々に遅くなっていく。


「と、止まった……?」

「いや、ちがうぜ。戻ってるんだよ」

「も、戻る……?」


 弾丸が逆方向に飛んでいく……。

 というか、飛んできた方へと戻っていくのだ。


 結構な勢いで、弾丸は戻っていき……。


 どがぁあああああああああああああああああああああああああん!


「砲台が破壊されたのであります! う゛ぃ、ヴィル様……今のは?」

「【戻れウォッチ】」

「戻れ……ウォッチ?」

「時空間を操る領域を展開し、そこにはいった物体の時間を巻き戻す魔道具だよ」


 前に向かってきた弾丸は、後ろへと戻っていく。

 地面に落下した物体は、上昇していく。

 そんなふうに、物体を戻すことができる魔道具だ。


「じ、時間を操るなんて……すごいのであります……」

「といっても世界全体の時間を戻すんじゃあなくて、その物体の時間だけだけどな」

「でも……そんなの神業でありますよ……」


 神業じゃあないんだけどな。

 単なる技術というか。


 さて、弾丸が戻ったことで、砲台が壊れた。

 そこに大穴が空いてる。


「しめた! あの穴から入るぞ! いくぜヨウ!」

「あ、ま、待って~!」

【☆★読者の皆様へ お願いがあります★☆】


良ければブックマークや評価を頂けると嬉しいです!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると幸いです!


ポイントが入ると、更新を続けていくモチベーションが上がります!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] これやっぱりヴィルえもんでいいんじゃね?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ