145.仮住まい
とまあ、こんな感じで、作ったものをヨウに紹介した。
「すごいパワーアップって……レベルじゃないでありますねこれ」
「ちょっとした楽園ですよ! すごいですヴィル様!」
ヨウとポロ、ふたりが俺を褒めてくれる。
へへっ、作ったものを褒められるとうれしいもんだな。
そして砂漠エルフの民達は、俺に頭を下げてくる。
「ありがとうございます、ヴィル様。こんな素晴らしい建物に改造してくださって」
「なんのなんの。俺も作りたいものを作れて満足だしな」
まあ、でもだ。
「根本的な解決にはならないけどな、まだ」
「そうですね……」
ハオちゃんのお母さん、アンさんが暗い表情になる。
そう……いくらここを快適にしたところで、砂漠エルフ達本来の住処じゃあないんだ。
「大丈夫。ミダガハラ火山の不具合は、俺たちが治してくっからよ」
と、そのときだった。
「ヴィル様! あれを!」
ポロが天井を指さす。
建物のなかなのだが……。
天井は外の様子を、投影するようになっている。
「! な、んだぁ……ありゃあ……!」
そこには……。
空に浮かぶ……巨大な山があったのだ。
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