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《ヴィルSide》


 俺は火の勇者ヨウの、専用武器を作ってやることにした。

 ホテルの一室にて。


「そんじゃ、採寸すっか」

「……!?」


 ヨウがくわっと目を見開く。

 こいつあんまりしゃべらないが、別に感情が無いって訳じゃないんだよな。


 普通に驚いたり、笑ったりするし。


「……なぜ?」

「なぜ? ああ、服でもないのになんで測るのかって?」


 こくんこくん、とヨウがうなずく。


「いやおまえ、得物は弓だろ? 腕の長さとか、身長とか、関係してくるだろ」


 弓を使うならなおさら、その体にあった弓を作ってやらないとな。サイズを測るのは必須だ。


「…………」


 ぷるぷるとヨウは震えたあと、なんか覚悟を決めたような顔になり、ばっ! と両腕を広げる。


「えーと……ふんふん。バストがこれで、腕の長さがこんなもんで……」


 俺は測った寸法を、紙に書こうとして……がしっ、と手を捕まれる。


「え、なに?」

「……なぜ?」

「なぜ? ああ、巻き尺とかでなんで測らないのかってこと?」


 こくんとうなずく。

 なるほど、確かに洋服屋とかいくと、メジャで測るもんな。


「俺は近くでじっくり見れば、だいたいのサイズがわかるんだよ。腕のながさとか、身長とか諸々」


 がっくり……とヨウが肩を落とす。

 あれぇ? 俺なんかやってしまったろうか……?


「……ラッキースケベを、期待したわたくしが、恥ずかしい……!」

「? まあちょっと待ってな。直ぐ作るからよ」

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― 新着の感想 ―
[一言] 紳士は、見ただけで寸分違わず採寸出来るのです。
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