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第三章 地球での出来事~アイリーンの幼少期~
アイリーンは小さい頃、とても活発でおてんばだった。友達もたくさんいた。
「私のお父さんはビル・クリントンよ!」
「うそ~!」
「本当だよ!」
こんな風に友達にジョークを言うこともあり、人気者だった。
体操のキャンプに行った時には嬉しそうにお菓子をたくさんもらって帰ってきた。
小学校の間も、どろだんごを作ったり、かけっこをしたりして、楽しく過ごした。
ただ中学受験のため、塾に通い出すと、やや大人しくなった。周りのガツガツとした雰囲気についていけず、少し孤立していた。
私立の中学校に無事合格することができた。これからは心機一転して、頑張ろうと思った。