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【序章】

俺は、仏田イム。

27歳。


何処にでも、いてはいけないはずなのに、現実にはそこらじゅうに居るなんの取り柄もないコンビニバイトだ。


「やっべ!遅刻遅刻ぅ!ダイナマイトしっこくぅ!」


最近もっぱらダークバースに嵌っている、四国生まれヒップホップ育ち、悪そうなやつにボコボコにされがちな俺は、27歳にして既に限界を迎えつつある、体を懸命に走らせる。


”ヒュッ”


とポケットから何か飛び出したような気がするが、気にするわけにはいかない。

遅刻したら、ロシアマフィアの父親を持つウタコスキー店長に、何をされるかわからない。ナニをされるのか。


そして俺は後悔する。でも仕方がない。


この時俺は、ここから待ち受けるものがロシアマフィアより恐ろしいものなんて知る由もなかったのだ。


後悔の航海はあてどない旅路。

空になったウォッカ瓶を、これでもかと逆さまに振りながら、今日もネットの海を航海する。

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