春の進軍
春のいぶきが芽吹くころ
ふわぁと僕らは進軍する
野を越え山越えまち中に
僕らはさらさら突き進む
髪の間にスーツのえりに
僕らは静かにもぐり込む
鼻から口から身体の中へ
僕らはひそかに入り込む
知らず気付かず潜り込み
溜って行くの分かるかい
深くしずかにぞくぞくと
仕掛ばくだん詰まってく
ムズムズしたのがその兆
目尻が痒いぞオカシイぞ
気づいた時にはもう遅い
時限ばくだん点火します
慌ててマスクで凌いでも
ボクは隙間を見つけてる
鼻紙掴んで掃除をしても
中の僕らはあんぜん地帯
僕らは時には大胆ふてき
徒党を組んだら全面攻勢
黄色い悪魔と呼ばれても
別段なんとも気にしない
答えはわかってるだろうに
杉や檜から飛んでくる憎いあん畜生ですよ
くしゅん!
続編はお流れ、字数を調整しました
ひらがなに開いて調整している姑息さをお許し下しさい