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第138話 破天荒なビーチ

青い空、白い雲!そしてあたり一面に広がっている大きな海!!

優達は里奈の家が持っているプライベートビーチに遊びに来ていた。

それは、さかのぼる事数日前の出来事だった。

優達生徒会メンバーが夏休み中の仕事を終え、帰ろうとしていた時の事。

突如、生徒会室のドアが開きそこには里奈さんと菜々さんが立っていた。


「久しぶりね!」

「里奈さん、突然どうしたんですか?なんの連絡もせずに」

「実は去年うちのお父さんがプライベートビーチを買ったのだけれど、あまり使う機会がなくて困ってるみたいだったから、よかったらみんな来週うちのビーチに遊びにこない?」

「え、プライベートビーチですか!?」

「そうよ、いるのは私達くらいだから思いっきりはしゃいでも問題ないわ!」

「これは中々魅力的だよ、優くん」

「ですが、食事などはどうなるんでしょう?」

「あぁ、今回の事お父さんに喋ったら凄い喜んでたから食費は全額負担してくれると思うよ」

「わー!ますます楽しみだね!!じゃあ新しい水着も買いに行かないと・・・」

「そこの点も心配ご無用!うちの子会社が作った新商品や、人気のモデルの水着を何種類かピックアップしてるからそこから選んでもらえると嬉しいかな」

「どうしよう優くん、好条件すぎて怖くなって来たよ」

「奇遇だな、俺もだ」

「それに参加するときは何か条件とかあったりしますか?」

「特にはないけど、強いて言うなら新しい水着を着た時は少しの間だけモデルしてほしいかな」

「それくらいならむしろ喜んで受けるよね!」

「じゃあ決まりだね!他の友達とかも呼んでもらっても全然構わないから!それじゃあまた来週!」


と言う感じで里奈さんに誘われみんなでプライベートビーチに遊びに来たんだが・・・

周りが女の子だらけで落ち着かない!!男がいるとしても里奈さん達のボディーガードくらいだし。

と言うか目のやり場に困るんだよなぁ、みんなスタイルいいし・・・


「優さん、今すごく不快な視線を向けられた気がするのですが」

「え!?き、気のせいじゃないかな?」

「そうですか、それにしても綺麗ですよね」

「あぁ、本当だよな」

「・・・あそこにすごく水しぶきをあげながら泳いでいる人がいますよね」

「んー・・・あ、ほんとだ」

「あれ、玲狐です」

「あいつほんと運動神経いいよなぁ」

「でも、それ以上に私は優さんの格好に驚いています」

「え、どこにもおかしなところはないだろう?」


そう言いながら俺は燐の方を向く。そう、俺は何も変わっていない。

変わったとしたらサングラスをかけて少し焼けているくらいだろう。


「せっかくこんないいところに来ているのに、なんでパラソルを立ててその影で読書してるんですか?」

「失礼な、ジュースも飲んでるわ」

「はぁ・・・姉さんも今読書中なのですが、呼んで来ましょうか?」

「俺、なんか急に泳ぎたくなって来たな!!」

「いい心がけです。では私もお供します」

「・・・あれ、でもお前って」

「あぼぼぼぼぼぼ・・・」

「り、りーん!!!!!」


その後燐を椅子に座らせた後、優は海に駆け寄っていった。

って言うかよく見たら奏蘭さんいないじゃん!!いいように扱われてしまったな。

この借り、後できっちり返させてもらおう・・・

お読みいただきありがとうございました。

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