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俺達4人の恋模様   作者: 式波
9/12

俺達4人の恋模様 [9話]

見直しがあまり出来てなくて、誤字脱字等々あると思いますが許して下さい。

(指摘してくださると助かるのでお願いします)

それではどうぞ。

 -[晴哉目線]-


俺達はその後8時まで勉強し、軽めに何かここで食べてもう少し勉強していくことにした。

そのために今はまた同じ席に集まって座っている。


「注文取っていい?」

「ちょいまってよタチハル。まだ決めてない」

「わかった。美咲と麗は?決まった?」

「私はもう。麗もきまったよね?」

「うん」

「そっか、、、よし、決めた。もう呼んじゃっていいよ」

「ほいほい」



「ご注文の方どうぞ」

「はい、俺は牡蠣のクリームパスタのサラダセットで」

「俺はカルボナーラのスープセットで」

「私は季節の野菜のサンドイッチとキノコスープで」

「私は明太子パンとポテトサラダとコーンスープで」


上から順に俺、信二、美咲、麗である。


「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」


「あなた達はパスタ食べるのね。本当によく食べるわね」

「いや、まあ、成長期ですから。な、信二?」

「おう、そうだそうだ。お前達ももっと食べた方がいいんじゃない?」

「私は夜ご飯もあるし。麗は?」

「私は油断してると太るかもだし」

「えー、カレイは大丈夫だろ。運動してるし」

「その油断が怖いんです」

「でも、家帰ったら夜ご飯あるでしょ?」

「そのくらいなら大丈夫なの」

「そっか」


おお、なんか二人がいつも通りに戻ってる。

てか、距離が縮まってる様な気もするし、、、

やっぱりそうだよな。

だって、今ナチュラルに隣合って座ってるし。

さっきまでは会話もぎこちなかったし。

これは、いい感じだな。


俺らは10時になると解散し、それぞれが家に帰った。


俺が家に帰ると、珍しく両親が揃っていた。


「ただいま、珍しいじゃん」

「ああ、お帰り」


相変わらずお父さんは口数が少ないな。


「あらあら、晴哉。どうしたのこんな遅くまで。まあ、見当はついてるけど。それより、ほら、ご飯作ってあるよ。ちなみに、ちゃんと手作りよ」


そして相変わらずお母さんはメッチャ喋るな。


「今日は皆で蒼葉で勉強してきた」

「でしょうね。テスト前は毎回だもんね」

「お腹空いた。早くなんか食べさせて」

「それより着替えてきなさいよ」



そんなこんなで俺はご飯を食べ終えるとお風呂に入り、湯船に浸かりながら信二と電話で話していた。


「おいおい、お前。なんか麗といい感じになってきたじゃん」

「そうかな?」

「だって、自然に隣に座ったり、一緒に帰ろって誘ったりしてさ」

「そ、それは自然とそうなっただけで、、、」

「まあ、とにかく頑張れ。冬休み入る前に告白できるようにな」

「へ、変なこと言うなよお前。無理だって」

「だってそうしなきゃお前、冬休みサッカー漬けでしばらく会えなくなるんだよ。付き合えたらそんなこと無くなるだろうし。うん。やっぱり冬休み前に告ってしまえ」

「えー、」

「しかもお前、もしかしたら麗と会えない間に麗は他に彼氏作っちゃうかもよ~」

「そっか、、、」

「まあ、頑張れよ」

「うん。ありがとな」


 -[信二目線]-


そっか、冬休み会えないんだもんな。

そう思ったらなんかヤバイ気がしてきたな。

でもな〜、告るなんて。

そんな感じでイジイジしてたら、みっきーから電話がきた。

「あなた達いい感じになってきたわね」

「そうか?さっき信二にも言われたけど」

「うん。自信持っていいわよ」

「そっか、、、」

「早く告りなさいよ。ちなみに麗は一昨日も告られてたわよ」

「ま、まじか、、、」

「断ってたみたいだけどね」

「そ、そうなの!良かった」

「でも、早くしなきゃ盗られちゃうわよ。頑張んなさい。それじゃ、また明日」


そえだよな。人気あるもんなあいつ。




よし、決めたぞ。

他の奴に盗られるぐらいなら思い切って告ろう。

当たって砕けてもいいや。

断られてもアタックし続けよう。


 -[晴哉目線]-


そんなこんなで月日は流れ今はテスト最終日。

テストは勉強会の成果もあって手応えあり。

そして俺は今からライブだ。


「よし、俺らの番だ。頑張って行くぞ!」


俺は一応リーダーらしいことを言ってみた。


「おい、らしくないことすんな」

「そうだよ、橘くん」


ちなみに俺はボーカル兼ベース、陵司はギター、佐倉がドラムだ。

「え〜、じゃあまあ、気楽に行くか」

「「おう」」


俺らがステージに登ると美咲と麗と信二が見えた。

信二も来てくれたのか、ちょっと嬉しいな。


「えー、askです。よろしくお願いします。それじゃあ1曲目はオリジナル曲で『Σ(シグマ)』です。盛り上げてくよー」

「「「「「「「いえーい」」」」」」」


ライブは無事に終わり陵司と佐倉と話していた。


「へ~、あそこにいたイケメン君は麗ちゃんを狙ってるのか」

「くそー、イケメンはいいよな」

「君だって十分イケメンだろ?」

「冗談はよしなさい」

「いやいや、俺から見ても陵司は十分イケメンだよ」

「お前に言われると嫌味に聞こえるからやめろ〜」


こいつらなら信用できるし、ちょっと相談してみよっかな。


「それでさ、実はあのイケメンと美女はだな、両思いなんだ」

「ほうほう」

「くそ〜」

「陵司うるさい。それでだな、お互い告白する勇気が持てないらしいんだけどさ、どうアドバイスすれば良いかな」

「それならさ、単純に焦らすとかしちゃえば?イケメン君に「美女さんって好きな人いるらしいよ」とかさ」

「ナルホドな。佐倉ありがと」

「いえいえ」

「俺にはそんな勇気が欲しいよ」

「へ~、君にも想い人がいるのかにゃ」

「ま、まあな」

「へ~、教えろよ」

「無理無理、絶対無理」

「なんだと、私と君の仲だろ」

「ぎゃぁぁ、こっち来るなー」


へー、陵司にも想い人がいたとは。

これは、冬休み開けたらいじってやろう。


読んでいただきありがとうございました。

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