俺達4人の恋模様 [9話]
見直しがあまり出来てなくて、誤字脱字等々あると思いますが許して下さい。
(指摘してくださると助かるのでお願いします)
それではどうぞ。
-[晴哉目線]-
俺達はその後8時まで勉強し、軽めに何かここで食べてもう少し勉強していくことにした。
そのために今はまた同じ席に集まって座っている。
「注文取っていい?」
「ちょいまってよタチハル。まだ決めてない」
「わかった。美咲と麗は?決まった?」
「私はもう。麗もきまったよね?」
「うん」
「そっか、、、よし、決めた。もう呼んじゃっていいよ」
「ほいほい」
「ご注文の方どうぞ」
「はい、俺は牡蠣のクリームパスタのサラダセットで」
「俺はカルボナーラのスープセットで」
「私は季節の野菜のサンドイッチとキノコスープで」
「私は明太子パンとポテトサラダとコーンスープで」
上から順に俺、信二、美咲、麗である。
「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」
「あなた達はパスタ食べるのね。本当によく食べるわね」
「いや、まあ、成長期ですから。な、信二?」
「おう、そうだそうだ。お前達ももっと食べた方がいいんじゃない?」
「私は夜ご飯もあるし。麗は?」
「私は油断してると太るかもだし」
「えー、カレイは大丈夫だろ。運動してるし」
「その油断が怖いんです」
「でも、家帰ったら夜ご飯あるでしょ?」
「そのくらいなら大丈夫なの」
「そっか」
おお、なんか二人がいつも通りに戻ってる。
てか、距離が縮まってる様な気もするし、、、
やっぱりそうだよな。
だって、今ナチュラルに隣合って座ってるし。
さっきまでは会話もぎこちなかったし。
これは、いい感じだな。
俺らは10時になると解散し、それぞれが家に帰った。
俺が家に帰ると、珍しく両親が揃っていた。
「ただいま、珍しいじゃん」
「ああ、お帰り」
相変わらずお父さんは口数が少ないな。
「あらあら、晴哉。どうしたのこんな遅くまで。まあ、見当はついてるけど。それより、ほら、ご飯作ってあるよ。ちなみに、ちゃんと手作りよ」
そして相変わらずお母さんはメッチャ喋るな。
「今日は皆で蒼葉で勉強してきた」
「でしょうね。テスト前は毎回だもんね」
「お腹空いた。早くなんか食べさせて」
「それより着替えてきなさいよ」
そんなこんなで俺はご飯を食べ終えるとお風呂に入り、湯船に浸かりながら信二と電話で話していた。
「おいおい、お前。なんか麗といい感じになってきたじゃん」
「そうかな?」
「だって、自然に隣に座ったり、一緒に帰ろって誘ったりしてさ」
「そ、それは自然とそうなっただけで、、、」
「まあ、とにかく頑張れ。冬休み入る前に告白できるようにな」
「へ、変なこと言うなよお前。無理だって」
「だってそうしなきゃお前、冬休みサッカー漬けでしばらく会えなくなるんだよ。付き合えたらそんなこと無くなるだろうし。うん。やっぱり冬休み前に告ってしまえ」
「えー、」
「しかもお前、もしかしたら麗と会えない間に麗は他に彼氏作っちゃうかもよ~」
「そっか、、、」
「まあ、頑張れよ」
「うん。ありがとな」
-[信二目線]-
そっか、冬休み会えないんだもんな。
そう思ったらなんかヤバイ気がしてきたな。
でもな〜、告るなんて。
そんな感じでイジイジしてたら、みっきーから電話がきた。
「あなた達いい感じになってきたわね」
「そうか?さっき信二にも言われたけど」
「うん。自信持っていいわよ」
「そっか、、、」
「早く告りなさいよ。ちなみに麗は一昨日も告られてたわよ」
「ま、まじか、、、」
「断ってたみたいだけどね」
「そ、そうなの!良かった」
「でも、早くしなきゃ盗られちゃうわよ。頑張んなさい。それじゃ、また明日」
そえだよな。人気あるもんなあいつ。
よし、決めたぞ。
他の奴に盗られるぐらいなら思い切って告ろう。
当たって砕けてもいいや。
断られてもアタックし続けよう。
-[晴哉目線]-
そんなこんなで月日は流れ今はテスト最終日。
テストは勉強会の成果もあって手応えあり。
そして俺は今からライブだ。
「よし、俺らの番だ。頑張って行くぞ!」
俺は一応リーダーらしいことを言ってみた。
「おい、らしくないことすんな」
「そうだよ、橘くん」
ちなみに俺はボーカル兼ベース、陵司はギター、佐倉がドラムだ。
「え〜、じゃあまあ、気楽に行くか」
「「おう」」
俺らがステージに登ると美咲と麗と信二が見えた。
信二も来てくれたのか、ちょっと嬉しいな。
「えー、askです。よろしくお願いします。それじゃあ1曲目はオリジナル曲で『Σ(シグマ)』です。盛り上げてくよー」
「「「「「「「いえーい」」」」」」」
ライブは無事に終わり陵司と佐倉と話していた。
「へ~、あそこにいたイケメン君は麗ちゃんを狙ってるのか」
「くそー、イケメンはいいよな」
「君だって十分イケメンだろ?」
「冗談はよしなさい」
「いやいや、俺から見ても陵司は十分イケメンだよ」
「お前に言われると嫌味に聞こえるからやめろ〜」
こいつらなら信用できるし、ちょっと相談してみよっかな。
「それでさ、実はあのイケメンと美女はだな、両思いなんだ」
「ほうほう」
「くそ〜」
「陵司うるさい。それでだな、お互い告白する勇気が持てないらしいんだけどさ、どうアドバイスすれば良いかな」
「それならさ、単純に焦らすとかしちゃえば?イケメン君に「美女さんって好きな人いるらしいよ」とかさ」
「ナルホドな。佐倉ありがと」
「いえいえ」
「俺にはそんな勇気が欲しいよ」
「へ~、君にも想い人がいるのかにゃ」
「ま、まあな」
「へ~、教えろよ」
「無理無理、絶対無理」
「なんだと、私と君の仲だろ」
「ぎゃぁぁ、こっち来るなー」
へー、陵司にも想い人がいたとは。
これは、冬休み開けたらいじってやろう。
読んでいただきありがとうございました。