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俺達4人の恋模様   作者: 式波
6/12

俺達4人の恋模様 [6話]

もっと更新ペースを上げたいですね。

それではどうぞ。


 -[麗目線]-


私は図書室に寄り、教室で待っててくれた信二達と一緒にいつも通り大舘駅に向かっている。


「そういえば、信二ってサッカーの全国大会出るんだよね?」


晴哉が信二に話しかけた。


「おう、もちろんだ」

「それなのにテスト勉強とかしてて大丈夫なの?」

「だって、一応特進コースだし」

「文武両道ってことだな」

「それで、試合勝てそうなの?」

「地区大会もベスト8からは難しい試合だったけど、全国だとそれが毎試合だからね~」

「あら、そうなの。でも、優勝候補に上がってるじゃん」

「あれ、みっきー調べてくれたの?」

「まあね。この前麗と一緒に、ね、麗?」


え、ばらしちゃたよ。


「え、あ、うん。まあ」

「え、マジで?カレイも?うわ、なんか嬉しいな」

「麗が調べたいって言うからさ。ねー?」


うわわわ、ちょ、恥ずかしぃ。

うわ、なんか信二メッチャこっち見てるし、煙たがられたかな。

てか、とりあえず答えなきゃね。


「ま、まあ、全校応援で応援に行くことになってるしね。それに、強いみたいだしね。うちの学校」

「おう、期待しとけよ」

「え、あ、うん、がんばってね」

「ところでさ、皆は部活動なの?カレイは?バレー部どう?」

「え、まあ。ぼちぼちかな。県ベスト8で、全国には行けなかったしね」

「へー、でもさ、カレイはレギュラーでしょ?やっぱり凄いよね」

「そんな、私なんてたまたま背が高いだけだし」


そう、私は身長が、175あって、バレー部で2番目に背が高いのだ。


「いやいや、この前体育の時にみたけど、レシーブもスパイクもメッチャ上手かったじゃん」

「そ、そんなことないって。中学からやってただけで、そんなに上手くないって」

「そうとは思わないけどな。みっきーはどう?将棋やってる?」

「まあね。ぼちぼち」

「そっか、タチハルは?」

「ん、今度学校でクリスマスコンサートやるよ」

「そうなんだ。いつ?」

「テストが終わった12月4日だよ。皆見に来てよー」

「私は勿論行くよ。麗はどう?」

「私も行こうかな。どうせ暇だろうし」

「そう、信二は部活で大変だろうし、無理っぽいね」

「そうだなー、テストが終わったら12月丸々部活だしなー。無理かな」


そっか、信二は来れないんだ。

ちょっと残念だな。


「まあ、顔出すぐらいならできると思うから、出番近くなったらみっきーかカレイ俺に連絡入れといてね」


あ、一応来ることには来るんだ。


「もちろん。ね、麗?」

「あ、うん」


こんなやり取りをしていたら駅に着き、ホームに上がるとちょうど急行電車が到着し、慌ててそれに乗りこんだ。


--------------------------------------------------


 -[信二目線]-


俺達が乗ってる日向線(ひゅうがせん)は、日揮駅(にっきえき)向山信駅(むかいやまのぶえき)を結ぶ双隆市を縦断する路線だ。

ちなみに、急行電車が止まる駅は、東京方面から順に日揮、狩延、龍平(りゅうだいら)東川(ひがしがわ)センター、紅木、大舘、向山信だ。

一応説明すると、狩延以外はどこも乗り換え路線があるターミナル駅だ。

ちなみに、日揮駅はこの路線で一番栄えていて、乗り換え路線が6路線もある。

なので、日揮に向かってくるのが上り線で、向山信に向かうのが下り線だ。

日揮駅は東京にあり、それ以外はすべて神奈川県内である。

それと、朝の下り線は龍平からは満員で、俺達はまだ電車がガラガラの時に座れるのでラッキーだ。


『次はー、紅木駅、紅木駅』


お、いつのまに駅を通過してたのか。

それはそうと、紅木で人が降りて席が空くからこれで座れるな。

紅木駅に着き、人がたくさん降りて席が空いたので、俺達4人は2人ずつ向かい合って座るタイプの席に座って話し始めた。


「そういえば、蒼葉に行く前に家帰る人いる?」

「私は大丈夫。美咲は?」

「私も大丈夫かな」

「俺は1回家帰るね。参考書とってくる」

「OKで~す。じゃあ、先行って待ってるよ」

「了解で~す」


ところで、蒼葉というのはまあいわゆるカフェだ。

狩延駅の近くにあり、そこそこ大きい。

まあ、チェーン店じゃないんだけどね。

一応人気店で、そこそこ繁盛している。

そして、俺はそこでバイトをしている。

バイトばかりやってる訳じゃないので、働く時間は週3日9時間とかかな。

まあ、今はテスト前で休みをいただいてるけどね。


ちなみに、皆のバイト事情を説明すると、美咲は毎週水曜日に美咲の両親の会社で事務手伝いをしてる。

麗は家の病院で看護師の見習い的な感じでちょこちょこ働いてるらしい。

信二は部活でそれどころじゃないからやってない。


まあ、こんな感じかな。


ああ、ついでに皆の家の事情についても説明しようかな。

何から話せばいいかな、、、


「ねぇ、信二、聞いてた?」


あ、話しかけてたのね。ごめん。


「ごめん、美咲、聞いてなかった」

「まったく、ボーッとしちゃって。それで、蒼葉の冬の期間限定ケーキってどんなんだったっけって」

「ああ、3つあって、1つめはカシスと栗と特性生クリームのケーキ。2つめはみかんのジュレが乗った甘酸っぱいムース。3つめはカマクラの形してて、中にフルーツが入ってるケーキかな」

「へー、私はムース食べようかな。麗は?」

「そうだな、、、カシスと栗のケーキかな」

「いいよね、それも。一口交換しよーね」

「勿論」


なんか女子トークが始まっちゃったよ。

あれ、何話そうとしてたんだっけ?






読んでいただきありがとうございますm(_ _)m

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