俺達4人の恋模様 [5話]
遅れました。スミマセン。
毎週投稿とか言っといて、全然出来ませんでした。
本当にごめんなさい。
これからは、定期投稿できるよう頑張ります。
-[晴哉目線]-
第二音楽室に着くと椅子を引っ張り出してきて、大きめの丸い机を4人で囲んだ。
「はい、これ食べてね。」
「ありがとさん」
そうして美咲から貰った弁当箱の蓋を開け、話しかけた。
「そういえば、勉強会は蒼葉でやるけど、何時からにする?」
「俺は何時でもいいぜ」
「そっか、信二はもう部活ないのか」
「テスト期間ですしね」
「麗はどう?」
「私は放課後に図書室に寄るから、その後ならいつでも」
「美咲は?」
「私は何時でもOKよ」
「そんじゃ、5時に蒼葉で」
「「「りょーかい」」」
話も一段落ついたし弁当を食べようと箸を取り、好物の卵焼きを取ろうとしたとき、
「卵焼きもーらい」
と信二に半分取られてしまった。
「おい、好物を取るな」
「タチハル朝くれるって言ってたじゃんか」
「だからって卵焼きは取るなよ」
「だって、朝タチハルが絶賛してたからさ、つい」
「あーあ、もう、これで午後の授業のやる気が無くなったわ」
「すまんすまん、お詫びに俺の唐揚げあげるよ」
「いいよ、俺も入ってるし。あぁぉぁ、卵焼きがぁぁぁ、半分にぃぃぃ」
そんな時、美咲が
「そんなに欲しいなら私のあげる」
と卵焼きを半分くれたのだ。
「ありがと、これで午後の体育を乗り切れるぜ」
「どういたしまして」
「いーなー、私も欲しいかも」
「だめ、麗にはやらんぞ」
「んな、晴哉のケチ」
「麗、俺の唐揚げでよければ」
「信二、気持ちは有難いけど私もあるからいらないです」
こんな感じで、いつも通りの昼休みを満喫した。
ここで、ちょっと皆の性格について話そうかな。
美咲はどちらかというと言いたいことを我慢できないタイプで、相手に思ったことをそのままぶつける時は少々口が悪くなったりする。
俺といる時は俗に言うツンデレのデレ多めな感じかな?っていうか、ツンがわかりやすすぎていっつも俺にいじられて照れるって感じかな。
信二は嘘つけないタイプで、裏表ない感じだな。
誰にでも平等に接してる感じで、女子には紳士的な接し方をしてる感じ。
とにかく、素直で良い奴だ。
俗に言う、ムードメーカーってやつだな。
麗はサバサバしてるって言われてるけど実際はそんなこと無くて、俺達といる時は普通にくよくよ後悔してたりする。
周りにはクールに接しているけど、俺達の前だと普通の女の子って感じで、明るい性格になるかな。
まあ、普段から基本明るいけど。
あと、信二と話したりしてると妙に照れたり行動や言動が不自然に丁寧だったりするね。
俗に言う、クーデレってやつだ。
俺は、どちらかというとしっかりものかな。
自分で言うのもあれだけどね。
まあ、この4人のなかのリーダー的存在になってるかな。
俺達は基本いつも一緒に行動してるから、そういう存在が必要なんだよね。
あと、頼みごとが断われないタイプかな。
「おーい、タチハル、今の聞いてた?」
「、、いや、すまん、ボーッとしてた」
「なんだよもー」
「ごめん。もう一回言って?」
「いや、卵焼き美味しいなって」
「ああ、そんなわかりきったこと言うなよ」
「ねえ、みっきー、今度は俺にも作って」
「あ、私も」
「麗も?まあ、別にいいよ」
こんな感じでいつもの昼休みを満喫した。
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放課後になるといつもは部活だが、特進コースの人はテスト期間で部活が休みである。
ここで、俺達の部活事情を話しておこう。
俺は前に話した通り軽音楽部だ。
美咲は、将棋部に所属している。
俺は美咲に一度も将棋で勝った事はない。
あいつマジで強い、絶対やばい。
あんな強いのにこの学校だと団体戦のメンバーに選ばれないなんて、俺には信じられない。
あんな強いのに団体戦には選ばれないなんて、この学校、将棋のレベル高すぎだろ。
まあ、個人戦は全員参加できるらしく、大会にも出ているみたいだ。
そういえば俺は美咲の将棋部に関してのことをあんまり知らないな。
今度時間がある時聞いてみるか。
信二は、サッカー部に所属している。
特進コースにも関わらずだ。
特進コースの人がサッカー部にいるのは珍しいことで、さらに一年生にも関わらずレギュラーなんだからもう、脱帽です。
まあ、あいつは小学校の頃から地元のサッカーチームの双隆フォートレス(一応j1)のユースでやっていたので、強くて当たり前か。
そのチームでもレギュラーで頑張っていたけど、怪我とかが重なりu18に上がれなかったらしい。
よくわからんが、つまりは進級できなかったってことかな?
でも、怪我を治して今ではサッカーの強豪で一年生レギュラーをやっているだから、もうすごいよね。
しかも、推薦来なかったからって一般で特進コース受けて、それで受かっちゃって、サッカー部入ってるのに成績悪くないし、しかもイケメン高身長だし。
まあ、超人だね、羨ましい。
ちなみに、ポディジョンはキーパーだ。
まあ、186も身長あるし、割りと筋肉でがっしりしてるし、向いてるかもね。
麗は、バレーボール部に所属している。
バレー部は目立って強くはないが、県内ではそこそこの成績を残している。
そんなバレー部で麗はレギュラーだ。
まあ身長が175もあるし、当たり前といえば当たり前かな。
バレーボールは中学からで、その頃から上手かった。
しかし、今日からはそんな部活も無いわけで、勉強をしなければ。
まあ、期末テストが終われば冬休みで遊べるから、ここは補習にならないように頑張らなきゃな。
ちなみに、飛鳥高校は三学期制だ。
まあ、だいたいそうか。
あ、そういえば信二ってサッカーの全国大会って冬休みだから、テストどころじゃないんじゃない?
そんなことを考えながら俺達は大舘駅へと歩いていく。
読んでいただきありがとうございました。