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黄の皇国の女帝  作者: 雲居瑞香
第2章【流血女帝】
6/15

【1】

 張理飛チャン・リーフェイが第19代皇帝シェランの姿を目にしたのは、戴冠式が最初だった。リーフェイは官吏と言っても下っ端で、身分も高いわけではない。しかも、リーフェイが官吏になったころ、ちょうどシェランは幽閉されていた。


 リーフェイの兄ユーシァは有能で、刑部尚書を任されている。彼はシェラン皇帝と話したことがあるのだが、「見込みのある女だ」と称していた。皇帝に対して不遜である。しかし、兄がほめるのは珍しい。


 シェラン皇帝と言えば、公主時代から様々な噂がある。通り名は『虐殺姫』もしくは『血まみれ公主』。この名は民の中にも浸透しており、ユーゴの悪政が存在しなければ、彼女の即位は歓迎されなかっただろう。登極後すぐである現在も、悪政を助長させた貴族を糾弾し、処分に甘んじなければその一族を容赦なくつぶした。そのため、今、『流血女帝』という通り名が定着しつつある。





 リーフェイは礼部所属の外交官である。ちなみに、礼部は科挙などにもかかわるが、そう言ったものがない限りは暇だ。今年は科挙が厳しくなるので、科挙の時期は忙しいだろうが、科挙は年が明けてから始まる。しかも、どちらにしろリーフェイは外交官なので、管轄が違う。


「……赤の帝国と青の王国が一色触発だ……これは戦争になるだろうな……」


 物騒なことを呟きながらリーフェイは外朝の庭を歩いていた。もう10月だ。昼間はそうでもないが、夜になるとかなり冷え込む。京師・鴻陽のある場所も悪いのではないかと思う。王城内は魔法による暖房が効いているので割と暖かい。


 物騒なことを呟きながら、気分転換に散歩する。最近の外交文書を読んでいると気が滅入ってくるのだ。黄の皇国は、自国のことで手いっぱいなのに。


 ふと目を上げると、池のほとりの岩に女性が腰かけているのが見えた。黒髪をうなじのあたりをかんざしを使ってまとめている。簡素な緑の服装から女官か、と思う。身分のある女官は外朝を歩ける。理由がないと無理だが。ちなみに、女性官吏はあまりいない。官吏なら、官服を身に着けているはずだし。


 そのまま通り過ぎようか、と思ったが、念のため声をかけることにした。不法侵入の可能性もある。


「あまり身を乗り出すと落ちてしまいますよ」


 女性が振り返った。首を傾ける。


「わたくし?」


 その顔を見て、リーフェイは固まった。戴冠式の時は化粧をしていて、装いも違ったが、この人は。


「皇帝陛下!? 失礼いたしました!」


 思いっきり頭を下げると、シェラン皇帝は笑った。


「別にいいわよぉ。わたくし、確かに不審人物だもの。まあ、こんなところに人が来るとは思わなかったんだけど……」


 それから今度はシェラン皇帝がリーフェイをじっと見た。リーフェイは背中に冷や汗が流れるのを感じた。彼女はすでに血で血を洗う政策を行うといわれる皇帝なのだ。


「……あなた、チャン・ユーシァと血縁はある? 名前は?」


 思ったより日常的なことを聞かれて、リーフェイは拍子抜けした。


「ええ、まあ……ユーシァの弟で、チャン・リーフェイと申します。いつも兄が世話になっております」

「ああ、やっぱり! こちらこそ、お兄様にお世話になって」


 気さくな様子のシェランにリーフェイはほっとした。噂は当てにならないものだな……。


「官吏なのよねぇ? その佩玉は礼部ね。科挙担当者?」

「いえ、外交官です」

「あら、そうなのぉ。最近、赤の帝国が物騒だものね」


 あっけらかんとシェランは言った。赤の帝国も皇帝が変わったが、悪い連鎖は止まらないようだ。


「何年目?」

「5年前に科挙で入りました」

「5年前? って、あなた、いくつ?」


 シェランは首を傾けて尋ねた。リーフェイは年より若く見られることが多い。シェランは年相応かむしろ大人びて見えるくらいだ。リーフェイは微笑んで言った。


「25になります」

「あら、4つも年上なのねぇ。同じくらいかと思ったのだけど」


 シェランはくすくすと笑った。リーフェイは不意にシェランが煙管をくるくると回していることに気が付いた。何だろうか。


「……火が入っていませんね」


 一瞬怪訝そうな顔をしたシェランだが、不意に、ああ、と言ってうなずいた。


「吸ってみたのだけど、むせたからやめたわぁ。母の形見なんだけどね」

「陛下の母……と申しますと、シュ皇后ですか」

「ええ。あまり母親らしい人ではなかったけど、それでもわたくしの母だから……って、今日あったばかりの人に、何を言っているのかしらねぇ」


 シェランはそう言って煙管を帯に入れた。岩から立ち上がって乱れた着衣を直す。


「こんなところに、いったいどうしたの?」

「いえ……気分転換に散歩をしていまして」


 正直に答えると、シェランは疑った様子もなくふうん、と言った。


「わたくしも。ちょっと疲れちゃって。わたくしの生まれた城なのに、知らないところばかりだわぁ……」


 そう言って目を細めるシェランに、リーフェイは違和感を覚えた。今の言葉を脳内で繰り返す。それから、ピンときた。


「……もしかして、帰り道がわからなくなった……とか?」


 そう尋ねると、シェランは何故かパッと笑った。かなり目つきの鋭い女性(これでも控えめな表現である)だが、笑うとかわいらしかった。


「そうなの。察しがいいわねぇ」


 妙に庶民的な皇帝に、リーフェイは好感を持った。微笑んで尋ねる。


「お送りしますよ。どこまで行けば道がわかりますか?」

「そうねぇ。六部のある区画まで行けば、大体わかるわぁ。ありがとう。よかったわ……」


 心底ほっとしたような皇帝を連れて、リーフェイは来た道を戻るのだった。







「っていうことがあったんだけど、俺、どうすればいいんだろう」


 今日あったことを屋敷に帰ってきた兄に相談すると、兄はさらりと言った。


「別にどうしようも何もないだろう。陛下はむやみに人を害するような人ではないからな」


 ユーシァは興味なさげだ。まあ、興味ないだろうな。


「そう言えば、陛下がお前に礼を言っておいてくれと言っていた」


 すでに女帝から話を聞いて思い出したらしく、唐突にユーシァが言った。ますます裏があるのではないかと疑ってしまうのだが……。


「お前、陛下を見てどう思った?」


 書物片手に問われ、リーフェイはどうだろう、と考えた。


「……思ったより、普通の人だった……て、言えばいいんですかね。謀反まで起こして玉座を奪い取った人だから、もっと苛烈な人だと思っていました」

「まあ、『虐殺姫』とか言われてるしな。あれはユーゴ皇帝が流した噂らしいが」

「そうなんですね」


 まあ、情報操作などよく有ることだ。外交官のリーフェイも、噂には翻弄されている。伝わる間に話が変わることなどよく有る話だ。


「確かに、陛下は『普通の』女性だ。だが、どうしようもなく才能があって、その才能が人を魅了できたに過ぎない。責任感の強い、ただの女性だ」

「……」


 言い切られると、ちょっとシェランがかわいそうになってきたリーフェイである。ユーシァはリーフェイの様子など気にせずにつづけた。


「私から見ると、彼女は優しすぎるんだ。彼女は反意を持った帝位継承権を持つ親族を処刑したが、子どもは残した。のちにどんな火種になるかわからないのに。彼女は優しいがゆえに残酷だ」

「いや、でも、普通に考えて子供は殺しにくいんじゃ」

「普通でないのが皇帝だ。そういう意味では、陛下は普通だ」

「……」

「いつか、彼女は玉座が耐えられなくなるかもしれないな」



 王は孤独だ。シェランはわかって登極したはずだ。彼女が皇帝になったことを後悔したとき、この国は終わる。シェラン皇帝は、確かに賢君だった。






――*+〇+*――








 11月に入り、官吏の裁判は大体終わった。御史大夫にちくちくと嫌味を言われ(とってもシェランを嫌っているわけではないのはわかる)、シェランは苦笑を浮かべた。除目を過ぎてからだったが、官吏の大移動も行われ、大体の体裁は整った。そして、次に浮上してきたのは後継者問題である。



 シェランは


「リンユンでいいじゃん」


 という感じなのだが、ほかがそうはいかない。何がダメなんだ。できればシェランの子供に後を継いでほしいという。そのほうが確かに問題はないけど。



 皇帝が男の場合、父のように後宮を持って、若い女性を集めればいいが、シェランは女帝だ。女性が子供を産める年齢には限界がある。すでに21になるシェランは行き遅れの領域だ。子どもを産むのなら急げ、ということらしい。


「だから、産まなければいいじゃない。だれもこんな年増の婿に来たいなんて思わないわよ。閨で殺されるかもしれないのよぉ?」

「ご自分がなさらないことを無理に言わなくてよろしいですよ」


 宰相のズーヨンに言われてシェランはふん、と鼻を鳴らした。どうせ結婚したくないだけだよ!


「シェラン様、好きな方はいませんの?」


 リュシアが悪気なく尋ねて、シーファに睨まれた。シェランにずっと仕えてくれている侍女を数人と、さらにあとから雇った侍女を混合して使っているのが今である。と言っても、身の回りの世話はリュシアやシーファがしてくれることが多かった。


「わたくしの人生で好きな異性ができるほうが問題だったもの。だからかわいい女の子を集めてたわけだし」


 自分で言って、確かに自分は父の娘なんだな、と思った次第のシェランである。その過程で集められたリュシアは首を傾けた。


「そうだったのですか? ただの慈善活動だと思っていました」

「わたくしだって殺されたいわけじゃなかったもの。変に男を集めたらにらまれるわ」


 シェランはそう言って机に頬杖をついた。御璽を取って書類にハンコを押していく。


「これ、何とかならないのぉ? 重いわよ、ハンコのくせに」


 とりあえず話をそらすべく、シェランは言った。重いのは事実だ。金だし、でかいし。重量級の武器をぶん回すシェランだが、それは腕力に頼っているわけではないので、彼女の筋力は並み程度だ。


「話を逸らさないでください」

「ちっ」


 ズーヨンにつっこみを入れられて、シェランは舌打ちした。「シェラン様!」とシーファから叱責が飛ぶ。


「いいじゃないのよ、リンユンで。何が不満なのよ」

「リンユン様に文句があるわけではありません。陛下とリンユン様は2歳しか違わないんですよ。高確率で跡目争いが起こります」

「いいじゃないの。死んだあとの事なんて興味ないわよぉ」

「本気で言っていますか?」

「……すみません」


 性根の優しいシェランはがっくりして答えた。中書令と門下侍中が呆れて言った。


「陛下。あなたが賢明たる皇帝であると、我らはすでにわかっております。ゆえに、無駄な争いを起こさぬように早々に婿を取ってくださいませ」

「縁談が続々と届いていますよ。国内から選べばいいかと思いましたが、国外から婿に来ていただくのもいいかもしれませんね」

鳴草ミンツァォ尋斜シュンシェ、うるさい」


 厳しそうな印象の中書令・馬鳴草マー・ミンツァォと人のよさそうな笑みを浮かべる腹黒の門下侍中・範尋斜ファン・シュンシェはともに50歳前後の有能な官吏である。同期だそうだ。


 シェランは頬杖をついたまま絵姿若しくは写真を見せようとしてくるシュンシェを扇で払った。ニコニコ笑いながらシュンシェは絵姿をひっこめた。



「結婚の何がそんなにいやなのです?」


 ミンツァォが尋ねた。彼は3人の子持ちである。そのうち1人は珍しい女性官吏だ。吏部にいるはずだ。


「……」


 シェランはその質問に答えなかった。代わりに立ち上がった。


「姉上。どこに行くんですか」


 リンユンがシェランの姿を視線で追う。シェランは「一刻で戻るわぁ」と言い置いて執務室を出た。リンユンは自分に才覚がないと言うが、シェランにだって才能があるわけではない。確かに、シェランは英雄ルージャの転生体であるが、それだけだ。転生体でありながら王位につかなかった例はいくつもある。






 シェランは外套を羽織って庭に出た。11月ともなると冷え込んでくる。もうすぐ雪が降るだろう。晩秋となり閑散とした庭は、シェランの心を映しているようでもあった。


 シェランは手を伸ばして生垣の枝に魔力を注いだ。大地の力を注いだので、その場所だけ葉が若々しく緑になり、赤い花が咲いた。薔薇である。シェランはその場にしゃがみ込んだ。



「……こんな力があっても、仕方がないのに」



 役に立ったことは無かった。もちろん、ユーゴを引きずり落とす役には立ったが、それは別にシェランがやらなくてもよかったことだ。シェランはがっくりとため息をついた。


「なんでわたくしがこんな力を持っているのかしら……」


 それこそ、ユーゴなどが持って生まれればよかったのだ。

 結婚の何が嫌なのだと言われた。嫌に決まっているだろう。相手の人生を拘束することになるのだ。シェランは皇帝である。相手に選ばれた人間は、いやおうなしにシェランの人生に巻き込まれる。子どもだけ作って離婚すればいいのか? それはさすがにまずいだろう。だから、結婚しないのが一番いいのだと思う。シェランの兄弟の子供を養子にとって教育すればいい。よし。そうしようと思ってシェランは立ち上がった。



「痛っ」



 がつん、と鈍い音がして、痛がる声がかぶった。シェランはぶつけた頭をさすりつつぶつかった相手を見た。最近よく会うリーフェイだった。行動範囲が似ているのか、シェランが外に休憩に出ると3回に1回の割合であう。


 刑部尚書チャン・ユーシァの弟であるリーフェイも官吏だ。礼部に所属する外交官である。黄の皇国に多い黒髪黒目の青年だ。ユーシァと似た美形であるが、目元はシェランといい勝負のユーシァとは違い、たれ目。そのため優しげな印象で、年より若く見えた。ありたいていに言えば童顔である。


 リーフェイは顎にシェランの頭突きを食らったらしく、顎をさすっていた。しかし、シェランと目が合うとニコリとほほ笑んだ。


「すみません。眼に入ったもので声をおかけしようと思ったんですけど。大丈夫ですか?」

「むしろそれはわたくしのセリフだわ」


 頭をぶつけるより顎をぶつけるほうが痛いだろう。よく見たら、彼の顎は紅くなっていた。そっと手を伸ばして治癒術を処置する。すぐに赤みは引いた。


「あ。ありがとうございます」

「いえ。わたくしも悪かったもの」


 普段なら後ろに人がたったら気づくのだが。考え事をしていて気付かなかった。


「声をかけなかった私も悪いですよ。お詫びに髪を結い直しましょうか」


 リーフェイに言われて髪に触れると、確かに簪が落ちかかっていた。基本的に身なりが適当なシェランだが、護身用に簪はしている。いや、ルージャの契約の能力をもつシェランには護身用も何もないのだが。なんだかため息が出た。


「先ほどからため息をつかれていますけど、何かあったんですか?」


 庭の所々に配置されている石の椅子に腰かけたシェランの髪を櫛で梳きながら、リーフェイが尋ねた。シェランは「何でもないわよぉ」と答えた。


「あの薔薇、陛下がやったんですか? きれいですね」


 シェランは頭を動かさずに視線だけで自分が咲かせた赤い薔薇を見た。その一部だけ景観が壊れている。


「……自分がやったと思うと、感動もないわねぇ。こんな力があっても、仕方がないもの」

「そうですか? 先ほど私は陛下に怪我を治してもらいましたが」

「それは……わたくしが悪かったから」


 答えになっていないが、リーフェイは怒らなかった。まあ、皇帝に起こる人もいないだろうけど。


「意味のない力などありませんよ。例えば私は十か国語ほど話せますけど、意味がないと思いますか?」

「えっ? ああ、でも、リーフェイは外交官だものね」

「そうですよ。そして陛下は皇帝です。あなたは、この国に春を呼ぶ皇帝なんです。だから、その力は意味のないものなどではありませんよ」


 シェランを皇帝として疑うことのないリーフェイの言葉に、シェランは唇をかんだ。絞り出すように声が漏れる。


「でも、わたくしは……皇帝になりたくなかった」

「だからこそ、あなたは皇帝なのではありませんか?」

「……どういうこと?」


 本気で意味が分からずに問い返した。外交官でもあるリーフェイの言葉は意味深だった。


「皇帝になりたいと思って皇帝になった結果は、見るも明らかです。陛下は優しく、ゆえに皇帝になりたくなかったのでしょう?」

「わたくしは臆病なだけよ」

「だから、人を不幸にしたくないと思う?」

「……」


 髪に簪が挿される気配がした。リーフェイがシェランの前に回り込み、膝をついた。


「陛下がその心を忘れない限り、みんなはついてきますよ。あなたには、私たちに夢を見せた責任がある。自分が不幸か決めるのは自分自身です。私は皇帝があなたでよかったと思います」


 皇帝になる前にリュシアに言われた言葉を思い出した。シェランにつかえることができて幸せだと、彼女は言っていた。


「……あなたは」

「はい」

「こんな皇帝でも、ついてきてくれる?」

「あなただから、ついて行きます」


 シェランは顔をうつむかせた。思ったよりうれしかった。


「……ありがと」






 一刻の約束以内に戻ってきたシェランを見て、何故か一同は驚いた表情になった。


「え? 何? わたくしがこのまま逃亡するとでも思ったのかしらぁ?」

「……そうじゃなくて」


 リンユンが困ったように微笑んだ。リュシアがスパッと尋ねる。


「シェラン様、その髪、どうしたんですか?」


 尋ねられてそう言えば、と思った。リーフェイは男だ。女性の髪結いなんてできたのか? 髪に触れて、みんなの戸惑いがわかった。シェランが咲かせた薔薇が髪に挿してあった。ご丁寧にもとげが抜いてある。器用だな、あの男……。


「自分でしたんですか? 似合ってます」

「この髪形を自分でできたらすごいと思うわぁ……」


 能天気なリュシアにシェランも能天気につっこんだ。言ってはあれだが、シェランはあまり器用なたちではない。髪を結うことはできるが、こんな複雑な髪形をきれいに編めるわけがないだろう。


 これは、身分が高くてよかったと思うところだろうか。いい方向に考えたほうがいいのだろうが、何となく釈然としない。周囲の怪訝な視線を受けながら、シェランは椅子に座った。








ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


この話、ジャンルが何になるのかいまいちわからなかったので、消去法で『恋愛』にしたのですが、これ、恋愛になるんですかね?

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