『降臨編』第三話
レベルアップと生成
リュウヤSIDE
そっから俺が創造した魔物を順に特徴と共に紹介すると……(因みに『:』は俺が思った特徴だ)
ベビーウルフ:モフモフ。特徴は群れのチームワークで進化できる種類も多岐にわたる為にウルフタイプには様々な亜種がいるらしい。
オーク:ファンタジー小説のテンプレ姿。
特徴は異種族でも自分の子供を宿らせる事ができ腕力も強くHPもそこそこ高いとの事。(知能の方は同じ事できるがオークより腕力が低いゴブリンより残念らしい)
スパイバット:豆粒のコウモリ。
特徴は建物の中を透視でき更にマスター(つまり俺)に自分が視た景色を視せられるらしい。(その分戦闘能力は皆無らしいけどな……)
で、そうこうしている内に……
パッパラーー!!
【リュウヤはレベルが2に上がった!】
おお!レベルアップだ!
水崎リュウヤ
十六歳
性別♂
レベル1→2
属性闇
職業:魔王
HP:10500↑
MP:10500↑
STR:1100↑
INT:1100↑
SPD:1100↑
LUK:101↑
スキル
魔物創造
迷宮創造
装備創造
魔術《黒闇》
魔術《傀儡》NEW
憎悪の刺
装備
武器:無し
頭:無し
上半身:学生服上
下半身:学生服下
足:上履き
アクセサリー:無し
…………幸運だけ上昇値がショボ!?
『幸運は勇者や勇者擬きの特権だからじゃないでしょうか?』
「そりゃそうだけどさ………」
だからと言って1は無いだろ1は!
「ま、まあ良いか……次は装備創造を試してみよう。」
魔術《黒闇》や《傀儡》を試すのも良いけど先立つものは俺の武器や装備だ。
『装備創造は『材料』と『形』を決めて言わないと効果を発揮しませんよ。』
「ん、了解。」
いやはや、スラは良い奴だ。
「装備創造!
材質は『ミスリル』!形状は『刀』!」
そして光輝き目の前に現われたのは……
武器名:ミスリルブレード
攻撃力:110
魔力伝達率:100
耐久度:100
「……………うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
やばい!本物だ!刀で本物のミスリルを生み出しちゃったよ!
ただ…………
「MPの消費量がおかしいだろ……」
MP:8000
一本で2500消費すんのかよ。
『そりゃそうですよ。ミスリルは貴重な金属ですから消費量も莫大なのは当たり前です。
それから『魔力伝達率』は魔導装備を作る際にどれだけ流した魔力が装備に馴染み流した魔力の属性を発現するかを表します。最大値は100です。
『耐久度』は武器がどれだけ頑丈かを示します。最大値は300です。』
つまりミスリルブレードは魔力を流したら必ず属性が付属するわけか。
「まあ、ついでだ。
『オルハリコン』と『アダマンタイト』も創ってしまおう。」
……………
で、出来たのがこれだ。
アダマンタイトブレード
攻撃力:100
魔力伝達率:50
耐久度:300
オルハリコンブレード
攻撃力:300
魔力伝達率:20
耐久度:80
因みに残ったMPはこれだ。
MP:3000
ごっそり削られたなあ………
「さてと……どれを使おうかな?」
攻撃力が高いオルハリコンブレードはやっぱり捨てがたいし……魔力伝達率が高いミスリルブレードも魅力的だし……耐久度が高いから整備要らずのアダマンタイトブレードもいるしなあ……
『マスター。魔術《黒闇》には武器を融合させる魔術があります。』
「マジで!?!?」
『はい。武装錬成です。
因みに魔術《黒闇》は生きた人間を材料にした錬金術や死者を蘇生させる魔法が魔術《傀儡》は生きている人間を屍にして操ったりする魔法があるんでどっちも禁術として認定されています。』
まあ、魔術《傀儡》は予測通りだな。
魔術《黒闇》の死者蘇生はまるで魔術の名前にそぐわない魔法だな。
『最も魔術《黒闇》の死者蘇生で蘇った人間は自我が無く蘇らせた人間の言う事を聞くだけの不死者に成り下がるだけですがね。』
前言撤回。やっぱり名前通りの魔術だ。
「よし!魔術《黒闇》……『武装錬成』!!」
俺の声と共に刀が三つとも黒い光に包まれ三つの光が混じり合いそのまま一つの巨大な光になる。
光が収まるとそこには……
武器名:魔王刀『混沌』
攻撃力:1500
魔力伝達率:100
耐久度:∞
…………………どう考えてもチートな刀ができたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
『……まさか耐久度が無限とは……まさしく化け物刀ですね。』
俺もそう思う……
俺は内心溜め息をつきながら防具を作る事にした。
如何でしたか?
次回もお楽しみに!