『降臨編』第二話
確認と創造
リュウヤSIDE
「さて……と。先ずはステータスとかそんなのはあるかな………」
水崎リュウヤ
十六歳
性別♂《雄》
レベル1
属性闇
職業:魔王
HP:10000
MP:10000
STR:1000
INT:1000
SPD:1000
LUK:100
スキル
魔物創造
魔術《黒闇》
迷宮創造
憎悪の刺装備創造
装備
武器:無し
頭:無し
上半身:学生服上
下半身:学生服下
足:上履き
アクセサリー:無し
………幸運以外は化け物みたいな能力値だな。
「ま、先ずは魔物を創造しますか……魔物創造!!」
只今のレベルで創造出来る魔物
スライム…MP消費1
ベビーウルフ…MP消費5
オーク…MP消費10HP消費7
スパイバット…MP消費3
…………まあ、レベル1ならこれくらいが妥当だな。
「先ずは……スライム!」
俺の足元に様々なゲームにおいてレベル1でも倒せる青くて憎めないあいつが出て来る。
『今日は、マスター。』
………………喋った!?
『マスター、マスターが初めて創造した魔物はアドバイザーとして知性を持つんです。』
「ああ、そうかい……」
あの爺……!
「取り敢えずここはどんな世界なんだ?」
『ここは様々な国が覇権を巡って戦っています。
文化はマスターの世界で言うところの中世ヨーロッパ辺りです。
それから勇者『擬き』は各国にいます。』
な〜〜る程。だから勇者がいる…………は?
「勇者『擬き』って何?」
『神の糞野郎が送り込んだ勇者以外の勇者を一括してそう呼びます。』
………糞野郎ってひどい言い様だな……同志!
「それから『憎悪の刺』って何だ?」
『マスターが勇者にどれだけ命乞いしても生かされないスキルです。』
……………随分魔王っぽいスキルだな。
「まあ、当然か。え〜と……『スラ』。
スライムの特徴は何だ?」
『マスター、『スラ』とは一体何ですか?』
「ん?ああ、お前の名前だよ。
何時までも名前が無いのは不便だろ?」
『……ありがとうございます。
私達スライムの特徴は弱いですが数が揃えばそれなりの強さを誇ります。
更に私以外の仲間は勝手に増えますし他の魔物が『進化』したり成長したりする糧にもなります。』
「進化って何だ?」
『進化はその名の通り別の魔物に変化する事です。』「そっか。」
何かポケ○ンみたいだな。
「スラ、この世界の種族はどんなのなんだ?」
『人間、エルフ、ドワーフ等代表的なものからダークエルフというマニアックものまでいます。』
即答か。ダークエルフはなんか俺の仲間になりそうだな。
「あ、属性はどんなのがあるんだ?」
『炎、水、風、土、雷、氷、聖、闇の八つです。
最もマスターは聖は全く使えませんが。
因みに武器に属性を付加したものは『魔導装備』と呼ばれます。』
やっぱり魔王だからか?
後魔導装備は後で装備創造で創ろう。
「ありがとう、スラ。お陰様で色んな事がわかったよ。」
『お褒めあずかり光栄です。』
よ〜〜し……取り敢えず……
「他の魔物も創造するか。魔物創造!!」
他の魔物を創造してスラに特徴を説明してもらうか!
如何でしたか?
次回もお楽しみに!