表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

詩: 散歩の途中で犬が嗅いだもの

作者: 水谷れい
掲載日:2026/02/19

散歩に出て五分もたたないうちに

犬は立ち止まり

空気を確かめるように

鼻をくんくんさせました


雲の底が低くなり

アスファルトの色が

ほんの少しだけ

深くなったような気がします


犬はちらりと

こちらを見上げて

「そろそろ帰ろう」と言うように

家の方を振り返りました


わたしは笑って

「もう少しだけ」と

いつもの散歩道を歩き続けました


ぽつり

ぽつり

五分もしないうちに

肩に落ちる冷たいしずく


犬はわたしを見上げました

今度ははっきりと

「だから言ったでしょ」という顔で


わかったわ

あなたの鋭い鼻には

しっかりと

雨の匂いがしたのね


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ