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冴えない男子高校生の俺がもしも超可愛い「女子高生アイドル」になったなら  作者: いず
第一章 学校一と名高い美少女と入れ替わったけど…
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第5話 まさかの危機?

4/16 AM10:00 大谷駅 東口にて

「あーっ!待った?」

「ううん、待ってないよ」

浪岡さん、到着である。集合時間10時半なんだけど…まあ俺なんて緊張し過ぎて9時半には着いちゃったからな。

「あーっ!もう早いよ二人とも」

お、細川さんも到着か。というか何で二人ともこんなに早いんだ?…まあ俺が言えたことじゃないけど。

「「ごめんごめん」」

「じゃあ、大谷駅にレッツゴー!」

「「おー!」」

しっかし、大谷駅って本当に便利だな。

南に行けば大都市の新川、北に向かえばこれまた大都市の月島に出る。

今回向かうのは新川である。駅も大きくて綺麗だからな。それに、県庁所在地だし。

お、そうこうしている間に電車が来たようだ。










AM10:30 新川中央駅 西口にて

「とうちゃーく!」

「第一の目標はヨド○シカメラですね」

「その通りである。ふふっ…よし、行こっか」

「そうだね」









AM10:45 ヨ○バシカメラにて

「あれ?凪は何見るんだっけ?」

「んーとね…」

俺は今川さんから聞いておいた内容のメモを見つつ答える。

「イヤフォンとかかな…葵と奏は何見るの?」

なぜイヤフォンと思ったが、そう言えば今川さんって音楽にはこだわってたな…

「私はパソコンかな」

パソコン?細川さんパソコンなんて好きだったっけ?

「私はやっぱりゲームかな」

ゲーム?浪岡さんにゲームのイメージなんて無いのだが…

「11時半に再集合でどうかな?」

「賛成かな」

「いいと思うよ」









AM11:00 ○ドバシカメラ 5階にて

「んーと…どれだったっけ」

イヤフォンも中々たくさん種類があるな…ここはLI○Eで直接今川さんに聞こう。

「今川さん?」

「なに?」

「今ヨドバ○のイヤフォン売り場にいるんだけどどんなイヤフォンを選べばいいんだ?」

「S○NYの1万円くらいのやつでお願いね」

1万円のやつと言われてもな…とりあえず写真送るか。これと…これと…これか。

「この中のどれかで合ってるか?」

「えっとね、2番目のやつかな。色はホワイトでお願いね」

「了解」

今川さん…本当白が好きだよな。部屋も白が基調だし。

ヤバい…もうすぐ11時半になるな。急がないと…









PM00:30 街角のカフェにて

はぁ…疲れたな。女子達のテンションについていけない。どうすればいいんだ…

「次はどこ行く?」

「水族館でも行く?」

「それいいね」

「じゃあ決定でいいかな?」

「「異議なし」」









PM01:30 新川水族館 イルカショーブースにて

「わー!」

「凄いね!」

…俺はここにいていいんだろうか。何だかいてはいけない気がする。

「ほら、凪ももっとこっち来なよ!」

「…はうっ//」

「「…?」」

ヤバいヤバいヤバい…何か変な声出ちゃったぞ…変な疑いを持たれなきゃ良いけど。

…え?

「うっ//」

ねぇ?何で浪岡さんはこんなわざとらしく触れて来るの?

「んっ//」

細川さんまで…もうやめて耐えられない。

「んんっ//」

二人とも…今川さん、何かごめん。









PM02:00 新川水族館にて

「ふぅ…」

俺が今どこにいるかって?…トイレだ。

あれから浪岡さんや細川さんからのスキンシップが妙に多い気がする。二人とも可愛いからスキンシップの度にドキドキするんだよ…

そしてそのドキドキしたので俺が余計可愛い反応をする(様に見えるらしい)から、またスキンシップが増える、と言うある意味悪循環にはまってしまったのだ。一体全体どうすればいいんですか…









PM04:00 今川家にて

結局あの後も1時間程水族館にいたのだが、何回か二人から熱っぽい視線を感じた…気がする。

そういう風には思われてない…はずだ…多分。

しかし女子のあのテンションには慣れないな。ああ…男に戻りたい…まあ元の身体でも部活の時はいつもあのテンションの中に居たのだが。









4/18 AM08:00 2年D組 教室にて

昨日は何も無かった。まあずっと寝てたのだが…そう言えば今川さんにイヤフォン渡さないとな。

「波多野君、おはよう」

「おはよう」

「はい、これ」

「ああ、ありがとうね」

「何か…あらぬ疑いをかけられてたらごめんな」

「え?どういうこと?」

「いや…詳しく聞かれても困るのだが」

「えー…」

何か本当にごめんよ今川さん…









PM04:30 アイドル同好会 部室にて

さて、入れ替わってから一週間経ったが元の身体には戻れそうも無いな。…そのうち戻れるよね?

この部室に6人も居るのにはまだまだ慣れそうも無いな。

「今川さん?ちょっといいか?」

「うん、何?」

他の人に聞こえない様に…

「それでさー、あらぬ疑いって何なの?」

「い、いや…それはだな…」

「何?何?そんなに波多野君がうろたえるって…」

「うーん…まあ、話すしかないよな」

と、俺は一昨日の事を話した。

「そ、それって…私にそういう疑いがかけられてるって事だよね?」

「むぐ…本当にごめんな」

「いや…まあもうどうしようもないし、ね?」

本当に申し訳ないな…

「先輩?」

「「うわっ!?」」

「何をそんなに驚いているんだ」

「いやぁ、ちょっとね?」

「そんな事より、曲がとりあえず完成したから聞いて欲しいのだがいいか?」

「ああ」

「それじゃあ行きますね」

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