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冴えない男子高校生の俺がもしも超可愛い「女子高生アイドル」になったなら  作者: いず
第一章 学校一と名高い美少女と入れ替わったけど…
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第4話 救世主現る…?

「頼む」

5分後…

「結城さんのL〇NEゲットしたよ」

「素晴らしい」

「じゃあグループ作ろう」

「そうだな」

さらに5分後…

「作曲の進捗状況はどう?」

「もう半分くらい出来ましたよ」

な…に…?超爆速じゃないか。去年は一ヶ月以上かかったが…それでも充分早いと思ってたのに。

「めちゃくちゃ早いな」

「二人でやるとサクサク進んでな。まあ私たちも驚きの速さな訳だが」

「凄いね」

「このペースで行けばあと三日位で終わりそうなのでそうしたらお二人にも聞かせてあげますね」

「楽しみにしてるね」

三日か…一体去年のあれは何だったんだよ。









4/15 AM08:15 2年D組 教室にて

今日は金曜日だ。部活動への入部は今日までが締切なので、今日うちの部活に二人入らなければほぼ廃部は決定となる。

そう言えば…まさかこんなに今川さんが告られているとは知らなかった。俺が今川さんと入れ替わっている間だけでも二回も告られてるのだ。まあ、自分の身体じゃない訳だし断るしかないのだが。それに…多分身体目当てだし。…まあ、告ってきた二人ともまあまあイケメンだったが告白中ずっと俺(?)の胸の方ばかり見て来たのだ。まさかこんなに性欲の対象として見られるのが辛いとは…俺も気をつけなきゃな。









PM04:30 アイドル同好会 部室にて

今日も学校生活()()()特段変わった所は無かったな。だが、ここからが勝負だ。…まあ俺たちには出来る事は何も無いのだが。

「ここが勝負だな、先輩」

「その通りね」

「ところで、曲は今どこまで出来てるの?」

「多分来週の月曜日には出来ると思います」

「おー…去年は一ヶ月以上かかったんだよ」

「そうなんですか」

と、その時だった。

「失礼しまーす!ここがアイドル同好会の部室で合ってますか?」

「あ、ああ…合ってますけど…ってん?二人?」

「まあ、とりあえず座って…」

あ…いつものお茶出さないと。

「じゃあ、自己紹介してもらってもいいか?」

「ボクは1年C組の松平 彩希だよ!よろしくね」

「同じく1年C組の最上 綾香ですっ!よろしくお願いしますね」

「そ、そ、それで…二人は入部、って事でいいんです…か…?」

「そーですけど?」

「ほ、本当に…?」

「本当ですけどっ…」

「「よーし!!」」

これで何とかアイドルコンテストには出られるな!本当に良かった…部の存続が決まった訳じゃ無いんだがな。

「え、え?ボクたち何かしたかい?」

「うん!うん!二人は救世主だよ!」

「きゅ、救世主っ…?」

ここで俺たちは今までの事情を説明した。まあ興奮し過ぎててちゃんと伝わったかどうか微妙だけど…

「じ、じゃあボクたちが入ったおかげでとりあえず廃部を免れた、と言う訳だね?」

「そう、その通りだ」

「そう言えば、曲は来週の月曜日には出来る予定だったよね?」

「そうです」

「じゃあ今日は1年生の能力チェックと行こうよ」

「そうだな」

それで、色々やってみた結果がこれである。(なお平均はC〜C+程とする)


・結城 玲奈

ルックス A 運動神経 A+ 歌唱力 B+ 演技力 A 対応力 D-

短評・・・全体的に優秀であったが、対応力に難あり。ファンサービスは苦手か。


・大友 唯

ルックス B++ 運動神経 C- 歌唱力 S++ 演技力 B 対応力 B

短評・・・歌唱力がめちゃくちゃ高い。しかし運動神経はあまり良くない。本人曰く、激しい動きは苦手とのこと。


・松平 彩希

ルックス B++ 運動神経 S 歌唱力 B- 演技力 A+ 対応力 B-

短評・・・運動神経がヤバい。とにかくヤバい。小・中とバスケットボールとダンスをやっていたらしい。他の項目も文句無しだ。すげぇな…

演技も上手い。〇塚みたいだ。


・最上 綾香

ルックス A+ 運動神経 B 歌唱力 B+ 演技力 B 対応力 A

短評・・・可愛い。…待てよ、コレってセクハラか?気をつけないとな…そしてちょっと変わってるんだよな、この子。


「おー…中々凄いね」

「全くだ」

番外編

・今川 凪

ルックス SS+ 運動神経 A- 歌唱力 S+ 演技力 A+ 対応力 S+

短評・・・とんでもない。良くスカウトとか来なかったな…と思ったら10回以上来た事があるらしい。えぇ…


「こうして良く見ると、私たちなんかよりも全然凄いのだな」

「そうなのよね…」

「ボクたちなんてまだまだだね」

「…ぼーっ…へへ」

何か俺が褒められた様だが、褒められたのは今川さんである。…今川さんごめん。そして何だか最上さんの様子が変じゃ無かったか?

・波多野 秀樹

ルックス B- 運動神経 B- 歌唱力 G- 演技力 C 対応力 C

短評・・・カショウリョク?サテナンノコトデショウカネー


総評・・・今年はまあ恐ろしいメンバーが集まったものだな。特にルックスに関しては全員テレビに出てる様なアイドルより全然可愛いのだ。…俺の酷さがめちゃくちゃ目立つな。是非ともアイドルコンテストでは優勝を狙いたいものである。多分3位くらいは取らないと廃部だろうしな。









PM09:00 今川家にて

今日の帰り際、今川さんにとんでもない事を聞かされてしまった…

「あ、そうそう」

「何だ?」

「実は明日ね、葵ちゃん、奏ちゃんと私の三人で丸一日遊ぶ約束をしてたんだけど…」

「葵ちゃん?奏ちゃん??」

「え?ああ、んーと…波多野君っぽく言ったら浪岡さんと細川さん、かな?」

「ああ、なるほど…って、え?」

浪岡さんと細川さんか…確かにいつも三人でいるな。

「何とか頑張ってくれないかな?」

「うーん…まあ頑張ってみるが」

「よろしくね」

頑張ってみるとは言ったがどうすりゃいいんだ?

…まあ、明日になんなきゃ分かんないよな。とりあえず寝よう。

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