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  作者: ネムノキ
1/12

ハイボール

 初めてウイスキーを飲んだ。


 なんとなく怖くて。


 コップの底の方に少しだけ注いだ琥珀色。


 ヤニとアルコールの味でむせた。


 それを見ていた父は笑って言う。


「ストレートは飲めなかったか」


 そう言って、父はそこに氷と炭酸、レモン汁を入れた。


「これでどうだ?」


 丁寧に混ぜられた黄色を、ビビりながら一口。


 香ばしい香りが口一杯に広がり、驚いた。


「美味しい」


 そう言うと、父は「だろう?」と笑った。


 濃すぎれば苦く。


 薄ければ不味いハイボール。


 丁度いい塩梅を、私は見つけられるだろうか。

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― 新着の感想 ―
[良い点] >ちょうどいいハイボール いきつけの飲み屋で何時もので出てくるやつでしょ メーカー推薦の濃さだと缶のでしょう カルピスがそうだったし
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