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触手

「まあお前らみたいな口から何一つ価値のない糞を垂れ流すだけのクソ餓鬼どもはまだ実戦経験は一切ないクソみたいなザコなひよっこだと私は思っている。だがしかしだ、まかりにもこのクソ触手狩りの学園の試験をパスしてクソ入学できたお前らだ。先生は貴様らの力を信じている。まあ愛させろ、愛されるためには力を見せさせろ」


 そういって先生はたまたま近くにいた三鳥居ちゃんのお尻を蹴り飛ばして輸送機のハッチから触手の森へと突き落としました(クソクソ言い過ぎですよ)


 あーーーっ!!と三鳥居ちゃんの悲鳴が耳に届きスローモーションで放射線を描いて触手の森に落ちて行っちゃった……


 「さあ…次は誰だあ…」


 こんなデスゲーム物の冒頭みたいな始まり方は何があったのかと説明するべきですねこれって。


 前回いきなりの実地訓練をするぞって先生に言われて同級生みんなで輸送機に乗って学園周辺にある触手の森にまで連れて行かれて『学園に帰ってくれば実地訓練クリアだこの試練を乗り越えろ』と先生が言って上のセリフを言って今に至ります


 あっ今パラシュートとかないの!って叫んでた触手エロ同人だととりあえず犠牲になる後輩キャラっぽい顔立ちの褐色の同級生が一人尻蹴飛ばされて落とされていった……あわれ


 あと三鳥居ちゃんは恐ろしさを伝えるためだけの犠牲になった感じですね、デスゲームとかで「俺はこんなのやってられねえ!降りるぜ」→死亡する生け贄のようにです


 「次に尻を蹴り飛ばされたい奴はだれだぁ!!」


 おーおーおー、カ・ナを含めて同級生の皆様方はビビッてますねえ(私の足ガクブル、スパルタ教育怖いよおお)


 「私がいきまあぁぁぁあああっす!!」


 一人のツインテールの娘が叫んでハッチから飛び出していきました。おおっ!

 その娘は腰に付けてあった太めの丸い鞘からショットガンとブレードが一体化した武器を引き抜き、地上のほうにけっさきを向けて弾丸を発射してその反動と爆発力によって落ちる勢いを殺していき触手の森へと消えていきました


 それを皮切りに一人がいったんだから私もワシもウチもと思い思いの方法で飛び降りてきます


 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


 「カ・ナ、【Are you ready!?】って叫んでください、そしたらわたしが【うん!】って返事をするんで【GO!!】って言ってください。わたしが飛びますんで」

 「えっ?どうい‥‥」「うん!」(サムズアップ)「えっ‥‥GO!」「イヤッホオオオオォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!」(飛び出し)


 奇声をあげながら地平線彼方広がる触手の森を視界いっぱいに収めて飛び出す!


 こんな感じの輸送機から飛び降りるのってどこかで見たことある!オンライン一人称カツ丼ゲーム!P!U!B!G!じゅどーんばかばかーんっ(300円分のの動画編集爆発エフェクト)


 やっぱりノリって大事だよね!パラシュート無しの飛び出すのって勢いが必要だよ!アニメのワンシーン再現してやらなきゃ精神が持たないよ!妄想力とノリってヤツだよ!あとはエアボードがあれば100%の妄想力で挑めたんだけどなーーーーっ!!!


 「ぎゃああああああああああああああああ!!」


 出始めトントン拍子で行けたけどいざ飛び降りるとやっぱりすごく怖いんだぇどおお!!


 身体中の露出している部分が強い風に包まれてもみくちゃにされるぅう!どうせ揉みくちゃにされるんだったら触手の方が!


 というか!どうやって!着地すれば良いの!?わたしの鉈分銅紐はさっきのツインテールの同級生の武器みたいな拳銃が付いてないから反動で勢いを殺すのが出来ない!


 そしてそんな思考をしてたら近づいてくる触手の森!


‥‥えーっい!こうなったら!


 腰に付けている鉈分銅鎖のアタッチメントの一つである手頃な大きさの鎌を取りだし両手でしっかりと持ち手を持って頭より上に掲げてそのまま触手の森の木葉が生い茂る部分に突っ込む(触手まみれだ!)


 ガツンッ!と鎌の先が運良く触手の木の枝に突き刺さって遠心力の勢いで鎌の先を支点にしてそのままで大きく弧を描いて思いっきり上に上がる


 これがわたしの機転だよ!ヤッター!ヒッカッカッタ!アメリカバンザーイ!


 と、心の中で万々歳して最高って思って小躍りした天下もすぐに終わった


 ボキリ、と鎌を突き刺した触手の枝がへし折れた‥‥‥‥‥‥今のわたしは勢いが最高につきまくって上に上がっている。

 

 そして支えていた枝がへし折れたと言うことは後は分かるよね?


 「圧倒的浮遊感はもうやだよおおぉぉお!」


 わたしは芸術的に綺麗な放射線を描いて暴れても無駄なのにジタバタと暴れて触手の森の触手の固まりである茂みに突っ込んでいった


触手狩り:このエロゲ染みた触手に覆われた世界において触手を刈る事を生業とした人達、触手狩りの機関はわりかしフリーダムな組織形態だが触手狩りが触手を刈らなかったら不味いから国はそこら辺を黙認している。


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