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プロットofUNKNOWN

種族・元人間・アンデット族スケルトン

原因不明『アンノウン』

初期は体内の魔力を拳に集めて殴る

地上に出てからは黒刻鋼の鎧を被った半リビングアーマー化

『ワイのモットーは気合と根性やっ!』


種族・オリジンパペット

匿名希望『とくな のぞむ』

金属パイプを持ち、顔や手をすっぽりと覆う程大きなローブを羽織り、演劇で怪人役が付けるような不気味な顔のお面を付けた奇抜な格好の男。

マリオネットの何相応しく多彩なギミックや魔術で翻弄するクリックの天敵かつクリックの目

『………キル』


種族・レッサーグラスドラゴン

測定不能『アンノウン』

竜神から生まれ天地万象を統べる最古の五竜王より古くから迷宮の王として迷宮『パンドラ』を守護する最弱竜。ちょっとした事で迷宮のコアをたべてしまい竜神により封印されし混沌の一部が復活した

魔力量と防御力はヤバいが回復魔法と自己再生しか出来ないポンコツ。バイバイ

『ワシの扱い雑すぎね?』



種族・ゴブリン

意味不明『アンノウン』

サモナーの召喚したゴブリン『ハイゴブリン』の召喚失敗により出てきた。

処分のために迷宮にて命令として『100回格上を殺せ』と下される

他のゴブリンより圧倒的に知能が高く、命令の隙間を潜り見事命令から解放

槍を使い、戦闘力は槍の制者『槍聖』なみ

『オイラはやっぱり死ぬ時はあっさり死ぬんと思いますよ。でも今は、そのときじゃない。例え死んでも死なない死にきれないの、三段活用っすね』


種族・アークデーモン

詳細不明『アンノウン』

空気が薄いのがコンプレックス目立つ為に燕尾服を着ているが効果なし

『あーれ?皆様見えていますよね?おーいコラ』


種族・ホーリーヴァンパイア

リアル(真)超越者

名前・コーモリ

特殊能力も何も無い迷宮最弱モンスター『ヒールバット』から何千年もかけて進化したモンスター

ぶっちゃけ最強

『俺の後ろに立つなっ!(by液体バージョン)』

どこやねん




この世界には『魔術』とか『固有武器』とかいうもんがあってな、『魔術』はあれやな魔力使って火とか水とか出す奴。

 

 『固有武器』は知性ある者に贈られる祝福。己の得意分野、職業に必要な特殊能力を持つ道具を一つ魂の力で顕現させる能力。例えばワイのオトンは商人やけん自動計算機能が付いた算盤が『固有武器』やったな

 

 ワイの人生必要なものと言えば武器。とはいえ武器といってもいろんなもんがある。剣、槍、弓、棍、短剣、etc。取り敢えずワイは武器で1番ポピュラーな奴は剣や、やから剣術を武器に慣れる為に『固有武器』が顕現するまで習おうと思った。






空は曇天の厚雲に覆われ竜の目は曇る

霧からは魔を統べる者が現れ

太陽は陰り勇気ある者消え失せる

玉座を得んと傭兵が戦車に跨り、すべてをねじ伏せんと地平を疾走する

強欲な戦士と武者は真っ向から立ち向かい

臆病な狩人は姿を眩ませ、賢者は戦場という盤を裏返す

漁夫の利を狙い笑う商人を暗殺者は嗤う

更には地底の底より魔物が玉座を狙い、物語は猖獗を極める

 

 

 ~ボーナスギフト、天啓スキル【選抜者エラバレシモノ】獲得~

~種族スキル【貯蓄倉】獲得、【選抜者】により【超・貯蓄庫】に改変~

~一定ポイント超過、スキル【ステルス】獲得、【選抜者】により【超・ステルス】に改変~

~【選抜者】によりランダムワープ~

~瘴気、個体レッサーグラスドラゴンの殻の耐久力を突破~

~瘴気、個体レッサーグラスドーアドラゴンを侵食開始~

~侵食率20%を突破~

~ボーナスギフト、レアスキル【瘴気魔力変換】獲得~

~魔力限界量突破~

~魔力放出します~

~成長ギフト、種族スキル【貯蓄倉】獲得、【選抜者】により【超・貯蓄庫】に改変~

~個体レッサーグラスドラゴン、孵化します~


 ここは何処だ?暗い、暗すぎて何も見えない。光とか無いのか?


【魔力を血液を巡らせるように循環させ、一気に放出しろ。万象願えば叶う】


なんだ?今の我の頭に直接くるような不遜な声は?

しかし、我の本能がただ何となくこの声には従った方がいいと言っている。取り敢えずやってみるか、どうせ暗くて何も出来ないのだし。


え~と、魔力を循環させる。魔力ってなんぞや?我が体に纒わり付くこのネバネバした感じみたいなやつか?循環ってこのネバネバ動くのか?オラっ、動け。


体の中にあるネバネバは少しは動いたがすぐに止まってしまった。十数回程挑戦すると次第にゆっくりだがスムーズに動くようになった。その状態で5分ほどネバネバした魔力(?)を全身にぐるぐる廻していくと最初はネバネバだったのがサラサラになってきた。


これをぐるぐる巡らせて一気に放出すればいいんだな。我は全身に力を込めて一気に出す。


どういう訳だか呼吸をするのと同じような感覚で不思議と頭の中にこうすれば良いというイメージが出てくる。俺に命じられて魔力が激しい光に変わり我の視界を真っ黒から真っ白へと変える。


ウオッ!今度は眩しすぎて何も見えない。


この後、四苦八苦して太陽が登る頃にようやく光の調節ができるようになった。あとそうだ、我が完璧に調節が出来るようになった時頭の中にあの不遜な声とはまた違う声が2回流れてきたのだ


~【選抜者エラバレシモノ】により【魔力操作】【原初魔法《光》】を習得しました~

 

~スキル【夜目】を獲得しました~

 

この声の言葉通りだとするとどうやら我の作ったあの光の玉は魔法というものらしい


太陽がすっかり昇って明るくなっているが我の目の前には光の球が二つ浮いている。これは日が沈んでいる間必死に練習した光の魔法だ。

 

………特に必要ないけど


何でかって?【夜目】っていうスキルのせいで完全にゴミになったからさ

 

 じゃあ何で使ってるか?って、そりゃせっかく頑張ったのに使わないのは悔しいからに決まってるじゃないか。


それで、視覚が使えるようになったら、そこは黒い靄に包まれた空と見渡す限り広がる銀色に光る草の草原そして我が出てきたのであろう銀と黒の斑の卵。


うっすらと反射する卵に映る俺の全体図は、長い尻尾と6つの足に2つ手には三本づつの鍵爪。そして、申し訳程度の小さな翼、体は無数の銀色の鱗がついている。この姿からみるに俺は……竜?

 

 

 

 

 ワイの人生について語ろうと思う。ワイの名前はアキナ。名前に商の文字が来るくらい迷宮都市では知らん奴はおらんそりゃぁそりゃぁ立派な商会の会長の長男として産まれたんや。

 

 これだけ聞いたら人生ウハウハ勝ち組ルートやと思うやろ。

 

 ただなぁ人生そんな上手くいかんのや、会長であるオトンが妾の方に夢中でさぁ、3歳くらいの時に妾に生まれた男子を跡取りにする為オカん共々暗殺されそうになったんや。物騒やろぉ

 

 それを2人ともいつかこうなるだろうと常々思いよったのも異常やったかもしれんけどなぁ。それがきっかけって事でオカんは実家である聖霊都市の教会へ向かった。

 

 ワイは将来商会の跡取りは諦めてというよりキッパリ捨てて傭兵でも冒険者でもにでもなろうかと兼ねてよりお世話になっとった迷宮都市付近の町にある剣術の師匠の家に転がりこんだんや。

 

 ワイって生まれボンボンの商人の家やけど、これでもまぁ戦闘に関するセンスは中々やったんや。それに将来絶望的やったし、常に暗殺に気をつけて気配に敏感やったけんズブな素人の頃以外は呆然と冒険者願望のあるそこらの歳上の門下生なんかには負けんかったんや。そして遂に師匠との勝負に勝って免許皆伝をもらったんや。それが7歳くらいの時かな。

 

 せやから剣術は一旦止めて今度は槍術の一派の門を潜ったんや。これの免許皆伝を受け取ったのは9歳位やった。それからは様々な武術を並列して教わっていたな。1番長く免許皆伝を受け取るのに時間が掛かったのは『弓』。これは免許皆伝貰うのに7年位掛かった。

 

 18歳位になった頃には迷宮都市周辺の武術は大抵納めきって所謂武闘家になっていた。この頃には迷宮都市に存在するダンジョンには食い扶持に困らない限り余り潜らないのに何故か迷宮都市で『武闘王』の異名がついたり、毎日弟子にしてくれと多種多様な武器を持った冒険者が付き纏ってくるようになり、さらに冒険者連中からは迷宮都市エリア最強の一角と言われていたらしいんや

 

 それでもワイにはどうしても晴れん悩みがあったんや。どの武 器もいくら技に磨きをかけても一向にそれ以上する気配が無くなって日々悶々としちょった。

 

 そんな折りやった。ミケネー山脈に『闘神』がおるって話を聞いたのは。曰く、風のように舞い、まるで影のように死角に入り込む。その一撃は鋼のように重い

 

 以前ワイを一方的にライバル視して勝負を仕掛けてきた自称ライバルが嬉嬉としてそう語るんや。そりゃぁ手合わせ願って強かったら土下座してでも師事してもらうっちゅうんが武闘家の本能やろ

 

 ミケネー山脈にいた『闘神』の見た目は完全に幼女だった。でもってボッコボコにされた。清々しい位に完敗だった。ワイの技はまるで蜃気楼でも相手しているかのように綺麗にかわされいなされ、いつの間にか迫った真綿のように柔らかな手拳はワイの芯を粉々に砕きにくる。あれは戦いとも呼べんかった、ワイが仕掛けたのにただただワイが一方的にやられていた

 

 気づいたらワイは土下座して弟子入りを乞いていた。二日程押し問答を続けとったら遂に『闘神』が折れた。師匠との修行の日々は地獄ではあったがこれまでの人生で1番充実していた。

 

 それから5年くらいが経った時師匠から課題が出た。

 この頃には師匠とまともな組み手が出来るようになってきたんや。

 そんで出た課題がこれや

 

 迷宮の底に住まうダンジョンマスター

 監獄都市の傭兵 ヴァレンシュタイン

 聖霊都会の先代勇者 アリオス

 ハイエルフの隠れ里の賢者 ラガァス 

 魔道都市のマジックマスター リヒト

 砂漠都市の大商人 ガララハット

 放浪中の魔王の子 タク

 

 この7人に会ってこいという課題がでたんや。それをこなしたら大事な話があるってお師匠さんはいいよった。多分、免許皆伝の話やったんやと思う

 

 それでワイは迷宮都市で物騒なオッサンに殺されかけて何故か武器を貰ったり、怪しい神父さんに聖霊がどうのこうのと言われたりエルフのお姉さんに禍々しい変な玉を体に埋め込まれたり武器屋街で鎧を買おうとしたらタダで貰ったり色々あったけど無事装備が揃ったんで迷宮へ潜ったんや。

 

 まず最初に会いに行ったダンジョンマスターさんとやらは迷宮都市の地下深くにおるらしいからダンジョンに潜ったんや。一人で

 

 駄目やったな、落とし穴や飛び出す槍なんかは動体視力でどうにかなったし、モンスターも普通に倒せた。せやけどワイに致命的な問題が発覚した。

 

 ワイ、方向音痴やったんや。そんで、一人で一週間位放浪して食料が尽きて、意識も遠くなってきて寝てしまったんや。そんで気が付いたら死んでた。

 

 あんときゃ驚いたで、目が覚めて近場の水溜まり見たら骨になっとたんやもん。でも、タダで貰った鎧着たからリビングデッドだよな?リビングデッド?流石にスケルトンは嫌やぞ。

 

 モンスターになったからといって落ち込んでてもしゃあなし、目的のダンジョンマスターに会いに行こうとした。その時やったな

 

 そんで遇たま遭遇した死んで気づいたら『動く人形』になっていた経緯を持つ元魔術師の女と会った。

 

 ≧(´▽`)≦プークスクス、人形ってw

 ≧(´▽`)≦プークスクス、骨でやんのw

 (#゜Д゜)アァん、やんのかゴラァ

 (#゜Д゜)何だとゴラァ

 

 思い返すとめっちゃ不毛な時間やった。あと俺は骨じゃなくてリビングデッドだから。リビングデッドだから、ここ大事やから

 

 そんで何だかんだで和解して、巧みな話術で唆して共にダンジョンマスターのおる最下層に行くことになった。こうしてワイのパーティーにサポートだけは割と頼もしい後衛が加わった。

 

 (`δ´ )ちゃんと私を守りなさい、骨っ!

 (・-・)イラッ!おいコラ、ワレ燃やされたいんか?

(o ̄∇ ̄o)魔術も魔法も使えない骨がなんか言ってます♪

 (˙◁˙)骨じゃないし~、リビングデッドだから

 

 振り返るとワイの事ながら人外の存在になったのに平和な会話だと思うな

 

 そんな会話をしながら何だかんだで、この人形とはワイワイ仲良くなれたと思う

 

字面にするといい歳して人形遊びするヤベぇ奴みたいじゃん

 

( ̄−ω− ̄) ワイは人間だったんだ等と抜かす骨も世間一般では充分ヤベぇ奴だけどね

 

 何でワイの独白に入ってこれんの?

 

 そんな人形娘とも打ち解けられてきた頃だった。新たにスライムになってしまったらしい元ベテランポーターのオッサンに出会った。

 

 ◎『俺の後ろに立つなっ!』(by液体バージョン)

 どうしろと

 

 スライムのオッサンはポーターの意地で人間だった頃のスキル『逃走王』を捨てて、スライムになった時に『無限胃袋』という収納術をスキルとして覚えたらしい。

 

 

 

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