夕食後のまったりタイム
玄関が開く音がしました。
すると、リビングにいた私達のところに、少し間延びした美世先生の声が聞こえてきます。
「持ってきたよ~」
そしてリビングの扉を開けると、鍋を1つ持った美世先生が現れました。
美世先生はそのままキッチンまで鍋を持っていきます。
ドンッと重たそうな音を立てて、鍋がシンクの上に置かれると、ふたを開け、中からレジ袋を取り出しました。中にはお肉や野菜など材料に加え、市販のカレーのルーが入っていました。
どうやら今日の夕食は定番のカレーのようです。キッチンに愛花ちゃんや優里奈ちゃんも向かっていく中、私だけは辺りを見渡していました。
というのも、隣から帰ってきたのが美世先生だけで、一緒に取りに行ったはずの平津先輩が一向に姿を現さないのが気になっていました。
すると、美世先生が材料をキッチンに並べながら、リビングでテレビを見ていた石井先輩に向かって声をかけます。
「いっちゃん。悪いんだけど、飲み物とか私の家から取ってきてくれない?」
「いいが、幸也はどうした」
「幸ちゃん、今私の両親につかまっちゃって、出て来られないのよ」
「ああ……そういうことか」
「そう。だから取りに行ってくれる?」
「分かった」
石井先輩は何やら納得したようにソファから立ち上がり、玄関を出ていきます。
そしてそのまま隣の家まで歩いて行きました。
「平津先輩と美世先生のご両親って仲いいんですね」
私が素直な感想を言うと、美世先生は嬉しそうに微笑みます。
「そうなのよ~。なんだったら、実の娘よりも幸ちゃんのことが好きみたいなのよね~」
美世先生が自分の実家の窓を見つめていました。
明かりがついている部屋があり、多分そこを美世先生は見ているのでしょう。
「だから、幸ちゃんは当分こっちに戻って来られないんじゃないかな」
「そうなんですか……」
「寂しい?」
美世先生が少しいじわるく私を見て言ってきます。
「い、いえそういうわけじゃ」
私がしどろもどろになっていると不意に美世先生が優しく笑います。
そんな私の姿を香奈先輩や愛花ちゃん、優里奈ちゃんも見ていて、ニヤニヤしていました。
私はとたんに恥ずかしくなり、下を向いて何も言えなくなります。
「ごめんね~ついつい」
「いやー、理子ちゃんはかわいいなぁ。幸くんにはもったいないくらい」
「理子っち乙女……!」
「理子…」
美世先生と香奈先輩は笑いあい、愛花ちゃんと優里奈ちゃんは私に向かって穏やかな笑みを向けていました。
「持ってきたぞ……なんだどうかしたか」
すると、美世先生の家から飲み物を取ってきた石井先輩がリビングに入って来るや、私や他の4人を状況を見て一瞬だけ止まります。
「なんでもないよー。女の子の話」
「そうか。まぁいいが、あんま後輩をいじめるなよ」
「そんなことしないよー」
石井先輩は香奈先輩と数回言葉を交わした後、重そうな袋を持って、冷蔵庫に袋の中のペットボトルを入れていきます。
「ついでに紙コップも持ってきたぞ」
石井先輩が人数分の紙コップを重ねた状態で、美世先生に渡しました。
「ありがとー」
美世先生が受け取ります。
「幸ちゃんは?」
「まだ来れそうにない」
「やっぱり?うちの両親話長いからね~仕方ないわ」
「危うく俺もつかまるところだった」
「久しぶりに会えてうれしいのよきっと。許してね」
美世先生は石井先輩に手を合わせて軽く謝ります。
それに石井先輩は苦笑を浮かべると、野菜を取り出している香奈先輩を見ます。
「そういえば、香奈にも会いたがってたぞ」
「うそ~?じゃあ、後で会いにいこっかな」
「ふふっ。きっと喜ぶと思うわ」
幼馴染特有の会話を繰り広げていくと、材料を全て取り出し終えたのか、中身が空になった鍋をコンロの上に置き、香奈先輩が腕まくりします。
「よーし、じゃあ作りますか」
その掛け声に合わせ美世先生が包丁を持とうとしたところで、香奈先輩が口を開きました。
「みっちゃんは休んでて。いつも1人暮らしで疲れてるでしょ。今日ぐらい作らなくてもいいじゃん」
「そう?」
「そうそう。別にカレーぐらい私作れるし、智弘みたいに休んでてよ」
香奈先輩が、すでに持ってきたものを冷蔵庫に入れ終え、ソファに座っている石井先輩を見て言いました。
どうにも、料理に関しては苦手のようで、戻るときに香奈先輩に謝っていました。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわね」
美世先生がキッチンから近くの椅子に座ります。
「さてと」
そう言い肩の力を入れようとしていた時、私と優里奈ちゃんがキッチンに近づきました。
「香奈先輩、手伝いましょうか?」
「いいの?」
「はい。料理はそれなりにできるので」
優里奈ちゃんの言った言葉に私も頷きます。
「じゃあ、手分けして野菜とか切っちゃおっか」
「はい」
そして3人で料理に取り掛かると、愛花ちゃんもキッチンに来ます。
「私も何か」
「愛花は座ってて」
「えー!」
「愛花ちゃんは美世先生と休んでていいよ」
「理子っちまで!!」
ガーンと言った表情を浮かべる愛花ちゃん。
「だってあんた、料理一切できないじゃない」
「それは……そうだけどさ」
「包丁も握れない子は、大人しくしてなさい」
優里奈ちゃんに諭され、愛花ちゃんは悲しそうな顔をします。
ですが、今回に限っては私も優里奈ちゃんの意見に賛成です。というのも、調理実習のときに愛花ちゃんの料理の腕前はすでに知っていました。そしてその授業の後、私と優里奈ちゃんは今後絶対に愛花ちゃんには包丁を持たせないという約束をかわしたのです。
「愛花ちゃーん。こっちで私と一緒にお話ししましょう」
項垂れる愛花ちゃんに美世先生が椅子に座りながら手招きしていました。
「気持ちだけは受けてっておくから」
「……はーい」
優里奈ちゃんの声が最後の一押しになり、愛花ちゃんは渋々といった雰囲気のまま、美世先生の向かいの席に座りました。
美世先生に頭を撫でられています。
「愛花、料理ダメなんだ」
香奈先輩が愛花ちゃんに聞こえないように私達に小声で話してきます。
「はい。あの子には包丁を持たせたらダメですからね」
「危なっかしいですから」
「へぇそうなんだ。イメージ通りね」
そう言って香奈先輩は笑います。
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私と優里奈ちゃん、そして香奈先輩の3人でカレーの準備をしていると、玄関のドアが開き、リビングに平津先輩が入ってきます。
「お。カレーのいい匂いだ」
入って来るなり平津先輩はそう言って、キッチンに視線を動かしました。
「おかえり―幸ちゃん」
「ただいま」
美世先生に迎えられ、そのままキッチンの様子を見てきます。
「新菜さんや友井さんも料理できるんだね」
平津先輩は笑いかけてきました。
「意外ですか?」
「いや、そう言うわけじゃないよ。とても似合ってる」
「ありがとうございます」
優里奈ちゃんが平津先輩にお礼を言いました。
私は緊張してなにも言えていません。
しかしそんな私に不快な思いを見せることはなく、平津先輩は優しく私を見守ってくれていました。
「聞いてくださいよ先輩~」
すると、愛花ちゃんが平津先輩に身体を向けます。
「どうかしたの?」
「2人が私をキッチンに入れてくれないんですよ。いじめられてるんですよー」
「そ、そっか……えっと……」
愛花ちゃんの言ったことにどう言っていいか分からず平津先輩が困ってしまいます。
それを見て優里奈ちゃんが口を開きました。
「誰が包丁も握れない子をキッチンに入れる。危険でしょ」
「うー」
「あははは。まぁ、それなら仕方ないよ」
「あー……優しい平津先輩にまで振られたぁ」
愛花ちゃんの顔はそう言いながら笑っています。
冗談だというのはすぐに、平津先輩にも伝わりました。
「でも、貝苅先生が休んでるなんて意外」
「もう。幸ちゃん、貝苅先生はやめてよ。今は学校じゃないでしょ」
「はぁ、分かったよ。……みっちゃんは料理作らないんだね」
「うふふ」
平津先輩にみっちゃんと呼ばれて美世先生は心なしか嬉しそうな顔になります。
「うん。香奈ちゃんが休んでていいって」
「なるほど。香奈は先生想いだな」
「本当は幸くんに手伝ってもらうつもりだったのよ。だけど帰って来なかったから、こうして理子ちゃんと優里奈ちゃんに手伝ってもらってるの」
「そうだったんだ。悪いね」
「いえ、私達が手伝うって言ったんで」
優里奈ちゃんが私に笑いかけてきます。
私もそれに笑い返すと、平津先輩を見ます。
「平津先輩は料理できるんですね」
「まぁね。簡単なものだけだけど」
「でも、意外です。なんていうか男の人って料理苦手なイメージだったので」
「確かに。智弘なんかはさっぱりだし」
香奈先輩がテレビを見ている石井先輩を見ます。
「料理はどうも性に合わん」
それに石井先輩はテレビから目を離すことなく答えました。
野球部で大柄な石井先輩が料理上手……失礼なのは分かっていますが全然想像できませんでした。
「そうとも限らないわよ」
すると美世先生が話に入ってきました。
「今じゃあ男女逆転って多いから。男の子でも料理得意な子は結構いると思うな」
「あー……確かに、それはあるかも」
優里奈ちゃんが頷くと愛花ちゃんを見ます。
「女子でも料理苦手な子もいますし」
「なんだとー!自分が料理できるからって優里っち」
「まぁまぁ」
立ち上がりそうになった愛花ちゃんを平津先輩がなだめました。
「出来るまであとちょっとだから、幸くんも待っててよ」
「分かった」
香奈先輩の言葉を受けて、平津先輩が石井先輩のいるソファに腰かけます。
「おつかれさん」
「ああ」
平津先輩と石井先輩が何やら言葉を交わしていました。
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「あー美味しかった……」
カレーを食べ終えた私達は食後のゆっくりした時間を過ごしていました。
美世先生と私達3人が椅子に座って食べ、先輩たち3人がソファで食べていました。
食べ終える頃にはすっかり外が暗くなり、テレビから夜のバラエティー番組が流れています。それを流し見ながら、紙コップに入った飲み物を飲んでいると、愛花ちゃんが満足といったように言葉をもらしました。
「ほんとねぇ」
「不思議だよね~」
「……なにが?」
愛花ちゃん呟きに、優里奈ちゃんがすかさず聞き返します。
「え?だってさ、カレーもご飯も市販ので、家で食べるのと同じじゃん」
「まぁ、確かにね」
優里奈ちゃんが頷くのに、私と美世先生も愛花ちゃんの言葉に頷きます。
いくら家具が残っていても、さすがに炊飯器は置いてなかったため、カレーの材料と共に人数分のご飯も買ってあったようです。何故かレンジはあったので、それで温めてカレーをかけました。
食器類は美世先生の家から持ってきたものです。
そうして食べたカレーはいつもと変わらぬ味でしたが、いつも家で食べるときよりも美味しく感じました。
「でもなんでかすっごく美味しかった」
どうやら愛花ちゃんも私と同じことを思っていたようです。
「ああ、確かにそうかもね」
優里奈ちゃんも愛花ちゃんの言葉を否定はしませんでした。
それに、美世先生が優しく声をかけます。
「雰囲気がそうさせてるのかもね」
「なんですかねぇ」
「まぁ、作った3人がよかったってのもあるけどね」
美世先生が私と優里奈ちゃんに微笑みました。
それに、何だか恥ずかしくなります。
すると、ソファに座っていた先輩3人が皿を持ってキッチンに行きました。
そしてすぐに平津先輩が私達の皿も片付けのために持っていきます。
「ああ。すみません」
私が咄嗟に平津先輩に謝ると、私達全員のお皿とスプーンを持ち私に笑いかけてくれます。
「いいよ。片付けは俺と智弘がやるから、みんなはゆっくりしてて」
「いいんですか?」
「いいのいいの!」
私達の机に歩いてきた香奈先輩が私の質問に答えました。
「なんか、何にもしてないのが落ち着かないって言うから」
「そうだったんですね」
「まぁ、2人とも基本は自分でなんでもやるタイプだから。任せておきましょ」
香奈先輩がそう言っている内に、平津先輩はキッチンにへと行き、石井先輩と一緒に洗い物をしていきます。
香奈先輩の話を聞いて、何だか私は平津先輩達らしいなって思っていました。基本的になんでも自分から進んでやるタイプに見えますから、なにもしていない状況というのはモヤモヤしていたのでしょう。顔に出さずとも、2人して気にしていたようです。
「じゃあ、私達はその間にお風呂にしましょうか」
美世先生が手を叩くとそう提案してきます。
「ここのお風呂はそれなりに大きいから、私達でも2人ずつで入れるけど、どうする?」
美世先生のその質問に、私達は目を見合わせますが、別に悪い理由もなく3人とも頷き返すと、美世先生が顔を綻ばせます。
「じゃあ誰と誰が一緒に入るかだけど……」
そして私達を見比べながらペアを考えている美世先生。
すると、香奈先輩が愛花ちゃんの後ろから愛花ちゃんを突然抱きしめます。
「私は愛花と入りたいな~!」
「いいですよー!」
愛花ちゃんも香奈先輩を受け入れ互いに楽しそうにしています。
「だったら、理子は私と一緒でいい?」
「うん」
優里奈ちゃんに向かって私が頷くと、ペアが決定しました。
「じゃあ、どっちか入ってきていいわよ。お風呂はもう焚いてあるからね」
「美世先生は」
「私は最後でいいから、気にしないで入ってきて」
「分かりました。じゃあ、どうしよう……」
私が困ったように眉を寄せていると、愛花ちゃんが私を見てきます。
「先行ってきてもいいよー。私テレビみたいし」
そう言ってテレビを指さします。
「じゃあ、いこっか理子」
「うん。そうだね」
優里奈ちゃんの言葉に私は頷きます。
私はみんなをリビングに残し、優里奈ちゃんと一緒に一度、2階に上がり鞄から寝間着などを取り出し、1階のお風呂に優里奈ちゃんと向かいます。
誰かと一緒にお風呂に入るのは何年ぶりでしょうか……。
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優里奈ちゃんと変わりばんこで体を洗います。
最初は優里奈ちゃんが洗い、私が湯船につかっていました。
そして、今は私の番です。
シャンプーで体を洗いながらも私は少しで考え事をしていました。
というのも、私には少しだけ気になることがあったのです。それが、この家に入ったばかりの時、平津先輩が言った言葉です。
『使わなくなった物は壊さないといけない』
そう言った平津先輩の顔には笑みなどありませんでした。
そして美世先生も香奈先輩も、石井先輩までもがそう言う平津先輩と同じように重たい顔をして黙ってしまっています。私にはそれがずっと気になっていました。
あの時すぐに、愛花ちゃんのお腹がなって重い空気は弛緩しましたけど、やはり一度気づいてしまうと気になって仕方がありませんでした。何とかリビングにいる間は普通にしていましたけど、私の頭の中にはずっとあの時の4人の顔が忘れられません。
何かがあることは確かです。
ですがやはり、私がどれだけ考えても答えは出てくれませんでした。
「なにかあったの?」
私が考え込んでいると、湯船につかる優里奈ちゃんが私を見ながら呟きました。
「……え?なにが」
「理子なんだかずっと黙ってるから」
「そうかな」
私はそう言いつつも、シャワーを止め優里奈ちゃんの話を聞きます。
「そうだよ。何か気になることでもあった?」
「うんまぁ……」
しかし、私は少しだけ言うのをためらいます。
言ってもいいのか分からなかったからです。優里奈ちゃんに言ってもどうしていいのか、そして自分がどうしたいのか分からない今の状況で、話してもいいのか迷っていました。
ですが、私を見る優里奈ちゃんはの目は優しさが溢れていました。
「平津先輩のこと?」
私が話さないでいると優里奈ちゃんが切り出しました。
「うん」
「そっか。いいよなんでも話してくれて。ここだったらみんなリビングにいて聞こえないと思うから」
「……ありがとう、優里奈ちゃん」
「気にしないで」
私は頭の中にある気持ちを整理して優里奈ちゃんに話し始めます。
「ここに来たばかりの時のことって覚えてる?」
「それってリビングに集合した時?」
「うんそう。平津先輩が『使わなくなった物は壊さないといけない』って言ったよね」
「ああ覚えてる。なんだかちょっと様子がおかしかったっていうか」
さすがの優里奈ちゃんも気が付いていたようです。
「先輩たちみんなちょっと暗いって思った。それと美世ちゃんも」
「うん。それがずっと気になってて……」
「言われてみれば確かにね。あの時はすぐに愛花のお腹がなって元に戻ったけど、今考えると少し変かも。あそこまですぐに気持ちって切り替えられるかな?」
「無理だと思う。私だったら引きずっちゃう」
「別に先輩たちがみんな気持ちの切り替えが早いってイメージもないしね」
「……多分だけどね」
「うん」
「多分なにか隠してることがあると思うの。幼馴染4人しか分からないなにかを」
「……それって私に前言ってたこと?人助けをした平津先輩が笑ってなかったっていう」
「うんそう」
「そっか……」
優里奈ちゃんが考えるように小さく呟くと少しだけ上を向きました。
優里奈ちゃんは何を思っているのか分かりませんが、それからすぐに優里奈ちゃんが言葉を発しました。
「大変だね」
私を見る様に優里奈ちゃんが言います。
「そうかな……?」
「うん。それが本当だったら、結構しんどい事実があるんじゃないかって思うよ」
「それは私も思ってる」
「平津先輩が関わってるんだよね。イロイの香奈先輩や石井先輩の言葉でなんとなく何かあるんだろうなって思ってたけど」
「……」
「ねぇ?それでもやっぱり理子は平津先輩が好き?」
「優里奈ちゃん……」
「そこまでして理子が受け止める必要ないんじゃないかなって私だったら思っちゃう」
「それは」
「でもね」
優里奈ちゃんが私の言葉を遮りました。
「理子の気持ちはあの時に痛いほど伝わったから。もう、私は何も言わないよ。それに理子なら大丈夫だと思うし」
「……ありがとう」
「いつか言ってくれるといいね」
「うん」
「こんなことまで誘ってくれるからさ。きっと近いうち話してくれるんじゃないかな」
そして優里奈ちゃんは微笑みます。
2人で湯船に少しだけつかり、体と、そして心を十分に温めた後、お風呂から出ました。