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ヤンデレ

作者: 伊燈秋良

 ――薄暗い部屋の中で、少女は立っていた。


「ふふ……あなたがいけないんですよ? 折角動けるだけの自由は与えたのに、私から逃げ出そうとするなんて。

 だから、あなたを傷付けてしまった。もうそれじゃ、満足には動けないですよね?

 ……でも安心して下さいね。傷があっても、私はあなたを愛します。フフフ」


 少女はそう言って、彼へ顔を近付けた。


「……あなたのたくましいその身体も、細く長い手足も、キラキラ光る眼も、全部……全部、ぜーんぶ、私が愛してあげますよ」


 そう言って少女は、手を伸ばした。


「もう、何処にもいけないよう、ずっとそこにいて下さい。お世話は、私がしてあげます。――死ぬまでずっと」











「私の愛しの……蜻蛉(ヤンマ)さん」

蜻蛉(トンボ)の一種のヤンマ。蜻蛉(ヤンマ)にデレ。略してヤンデレ。

後悔はしていない。

思い付いた時、一人クスクス笑ってました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一瞬の切れ味が光るこちらの作品が大好きです。ありがとうございました。
[一言] RTよりきました。遅くなりすみません。 ヤンデレ好きでワクワクしながら読んだら、「そっちかー!!」っと裏切られました(笑) 面白いです。 欲を言えば、もう少し読みたかったです。
[一言] 全身全霊で攻めてきたと思いました。新作楽しみにしてます
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