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巻ノ弐百参拾弐 下から読んでも新聞紙 の巻

 どうにかこうにか無事に小田原へと戻ってくることができた一同は御本城様の座敷に集っていた。そこで大作たちは夕餉を共にしながら萌から留守中の報告を受ける。

 だが、その席上でほのかの口から飛び出したとんでもない爆弾発言に場が凍り付いた。


「獣の赤子が食するラーメンを作るっていうのね!」


 相変らず目の付け所がほのかだなあ。大作は内心の焦りを必死に抑え込みながら無い知恵を振り絞って打開策を探る。

 どげんかせんと、どげんかせんといかん! 何でも良いから代替案を出さねば。しかしなにもおもいつかなかった!


 見るに見かねたのだろうか。武士の情けといった顔の萌が助け舟を出してくれた。

 未唯の抱えている猫ちゃん(仮)の頭を優しく撫でながらゆっくりと言葉を紡ぎ始める。


「だったらまずはどんな種類の動物にラーメンを食べさせるかを決めなきゃいけないわね。だって動物によっては意外な物が毒になることがあるのよ。たとえば猫だったら玉葱ね。その致死量は体重五キロで玉葱一個くらいになるわ」

「たまねぎですって! 未唯、そんな食べ物は見たことも聞いたことも無いわよ。それを食べたら猫は死んじゃうっていうの?」


 怖いくらい真剣な目をした未唯が猫ちゃん(仮)を強く抱きしめる。可哀相な猫ちゃん(仮)は苦しそうに小さな呻き声を上げた。


「安堵して良いわ、未唯。玉葱が日本に入ってくるのは江戸時代になってからよ。今のところは口に入れる心配は無いわね。だけど他にも毒になる食べ物はいろいろとあるから用心が必要だわ。たとえば甘い甘いチョコレート。アレなんかは猫だけじゃなく犬や馬なんかにも与えたら駄目よ。刑事コロンボでそんな話があったでしょう?」

「チョコレートなんて玉葱以上に口に入れる心配は無さそうだけどな。ちなみにそれって第七シーズン四十四話の『攻撃命令』だぞ。まあ、大型犬をチョコレートで殺そうと思ったら板チョコが何枚も要るらしいけどさ。そんなにチョコレートをドカ食いする犬がどこにいるかってんだよ!」


 ちょっとイラっときた大作は思わず声を荒げる。猫さんが大好きです。でも、犬さんだって結構好きなのです。

 って言うか、動物を虐める奴は許さん。絶対にだ! そんな奴はじわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!


「どうどう、大佐。気を平らかにして頂戴な。それって犬の話なんでしょう? 馬だったらどれくらいの量が入用になるのかしら。馬の目方って百貫目はあるわよねえ」

「いやいや、単純に体重で比べられる物なのかなあ? たぶん百枚かそこらなんじゃね? だけど馬は馬で別の弱点があるんだぞ。連中の食道はその構造上、喉に入った物を吐き出すことができないんだ。だから豆科植物や根菜類なんかが消化される時に胃や腸で大量のガスが発生すると困ったことになりかねん」

「ふ、ふぅ~ん。それは随分と難儀なことねえ。私、馬じゃなくて本に良かったわ」

「馬に生まれなくて良かったってか? 馬だけに。あは、あはははは……」


 大作が渾身の思いで放った駄洒落は誰にフォローされることもなく受け流される。座敷は重苦しい空気に包まれ、一同の咀嚼音だけが虚しく響いていた。






 暫しの沈黙の後、満を持したように萌が口を開いた。


「それじゃあ猫が食べれる…… 食べられるラーメンの開発は未唯の担当ってことで良いわね?」

「未唯、分かった! ラーメンはまだできないけど、きっと覚えます!」


 まるで弾かれたように未唯が顔を上げると叫ぶように答えた。相変らず元気だけは人一倍だ。


「いやいや、覚えるとか覚えないとかじゃないから。とりあえず、南関東ガス田から鹹水が採れないか試してみてくれるかな。上手く行けば副産物として臭素が手に入る。そうすれば写真だって撮れるようになる。ばんざ~い! ばんざ~い!」

「たった数カ月でそこまで行くかしら。南極料理人でやってたみたいにベーキングパウダーでも使った方が良いかも知れないわね。それで? 今度は大作の番よ。碓氷峠の防衛体制はどうだったの。大道寺政繁で支えきれそうなのかしら」


 何だか知らない間に場を萌が取り仕切っているような、いないような。どうにかして主導権を取り戻さないと一方的に尋問を受けるみたいになっちまいそうだ。

 大作は頭をフル回転させながら場を繋ぐために適当なことを話し始める。


「防衛に適した険しい隘路であるのは間違い無いな。頑強な防御施設の構築も急ピッチで進められていたぞ。大軍を迎え撃つにはここが最適。って言うか、ここを置いて他に無い。とは言え、三万五千の敵を三千の兵で迎え討つというプランに無理があったのは明らかだ。よって一万程度の兵を増派する必要ある。次回の評定で是非とも承認を得ねばならん。それまでに周到な根回しが必要だな」

「ふぅ~ん、あんたにしては珍しくマトモな判断ね。って言うか、真面目すぎて面白みに欠けるわよ。もしかしてアンタ、守りに入ってるんじゃないの?」

「え、えぇ~っ! 前にお園にも同じことをいわれたぞ。もしかしてマジで俺、丸くなっちゃったのかなあ。そうじゃなくて、みんなの方こそ俺に慣れたせいで尖っちゃったんじゃないのか?」

「絶対評価で見るか相対評価で見るかの違いでしょうね。仮にそうだとしても多数vs一なんだからあんたが変わるしか無いと思うわよ」


 取り付く島も無いとはこのことか。萌はただの一歩も譲る気は無いらしい。相変わらずの真面目腐った顔で眉間に皺を寄せ、真正面から睨み付けてくる。

 普通の人間なら六vs四とか七vs三の辺りで妥協しようとか思うんじゃないのかなあ。これはこっちが折れるしか無いのかも知れん。大作は誰にも聞こえないほど小さくため息をついた。


「まあ、他ならぬお前ら二人が揃ってそう言うんならしょうがないな。それに歴史改変を少しでも面白くしたいっていうのには俺も大賛成だし。それじゃあ、こうしようか。ミニエー銃やテレピン油、消火剤、無線機なんかの開発はそれぞれの担当者が中心になって進めてくれ。俺はもう個別の案件には深入りしないからさ。代わりに新規事業の立ち上げに全力を注ぐよ」

「しんきじぎょう? それって美味しいの?」

「新しい業を成すっていうことさ。たとえばだな、たとえば…… 今日ってもう十一月も中旬だよな。日本の年末といえば第九だろ? 日本初のチャリティーコンサートを企画してはどうじゃろう? きっと楽しいぞ~」

「いったい大工が何をするっていうの? それに年の瀬で忙しいのは生業に関わりないと思うわよ。皆様方の誰彼に関わらずお忙しいんじゃないかしら」


 さぱ~り分からんといった顔のお園が小首を傾げる。と思いきや萌が思いっきり顎をしゃくると早口で捲し立てた。


「それって第一次大戦中の板東俘虜収容所の話かしら。青島(チンタオ)で捕虜になったドイツ兵が日本初の第九を演奏したとかいうアレでしょう?」

「いやいや、そうじゃないそうじゃない。どういうわけで数多ある楽曲の中から第九が年末に演奏されるようになったかっていう理由のことを言ってるんだよ。その理由はチコちゃんも言ってたぞ。終戦後、日々の生活にも事欠いていた楽団員が何とかして年を越すために第九のコンサートに目を付けたんだとさ。人気曲の第九をやればお客が入る。素人のコーラスならば経費が抑えられる。しかも沢山いるコーラス参加者が親類縁者にチケットを捌いてくれる。何から何まで良いこと尽くめだろ?」

「何だか風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話ねえ。信ずるに足るお話なのかしら」


 心底から疑わしそうな目をしたお園が胡散臭そうに口を挟んでくる。

 だけれども、この話にだけは絶対の自信があるのだ。なんといっても複数の信頼できるソースから得た情報なんだもの。大作は自信満々のドヤ顔を浮かべると駄々っ子を宥めるように優しい口調で答えた。


「いやいや、全然違うと思うんだけどなあ。とにもかくにもこの話だけは本当の本当だぞ。あの徹子さんも言ってたくらいだし。ちなみに徹子さんのお父様の守綱さんは東京交響楽団のコンサートマスターを務めておられたんだ。守綱さんが奥さんの朝さんと知り合う切っ掛けになったのも第九に共演したからなんだってさ。それから……」

「はいはい、第九のことは良く分かったわよ。とにもかくにも年の瀬にチャリティーコンサートを開けば良いのね。会場は? 収容人数は? 参加メンバーは? チャリティーってことは有料なのよね? 料金は? チケットの販売は何処で? 広告とかもするの? もし当日に雨が降ったら?」


 萌がベルト給弾のマシンガンみたいに途切れることなく言葉の弾丸を発射してくる。ちょっと釣り上がった切れ長の大きな瞳はまるで攻撃色で真っ赤に染まっているかのようだ。


「あ、あのさあ。もしかして萌、怒ってたりするかな?」

「怒ってはいないわ、怒ってはね。ただ、呆れてるだけよ。今まさに二十二万の豊臣勢が攻めてこようって時にのんびりコンサートですって? あんたの頭の中はどんだけ平和ボケしてるのかしら」


 言葉とは裏腹に萌の眉は思いっきり顰められている。おふざけはこのくらいにしておいた方が良さげかも知れんな。こういうのは引き際を見誤らないことが肝心なのだ。

 大作は暫しの沈思黙考の後、慎重に言葉を選んで口を開いた。


「そうは言うがな、萌。独ソ戦の重要イベントにレニングラード包囲戦ってあっただろ? 偉大なる作曲家ショスタコーヴィチがナチス包囲下のレニングラードで交響曲第7番ハ長調作品60を演奏したってアレだ。あの名演奏によってどれだけ多くの人々が勇気づけられたと思う? まあ、初演は臨時首都クイビシェフで行われたんだけどな」

「民衆を喜ばせるにはパンとサーカスって奴ね。考えてみれば音楽っていうのもそんなに悪くないかも知れないかしら。コーラスのメンバーはボランティアで集めれば費用も最小限で済むし。協賛企業を募るとか会場でグッズ販売するとかすれば足は出さずにすむかしら」

「そうそう、もとより失敗のリスクなんてほとんど無いんだよ。とりあえずできる範囲でやってみようじゃないか。とは言え、七十分以上も掛かる第九を今から準備しても演奏できるわけが無い。何せCDの録音時間が七十四分なのは第九を収録できるようにしたって説があるくらいだからな。そもそも楽器が用意できん。できたとしても練習時間が取れない。てなわけで第四楽章の合唱だけをやろうと思う。まずはオーディションをやって歌の上手い奴を見繕おう。曲はスマホに入っているから聴いて耳で覚えてくれ。音楽関連はメイが担当だったな。詳細は任せたぞ。人々を感動させる素晴らしいコンサートにしようじゃないか」

「分かったわ、大佐。私、精一杯気張ってやるわね!」


 これにて一件落着。大作は第九の楽譜を心の中のシュレッダーに放り込んだ。

 ドヤ顔のメイが踏ん反り返って胸を張っている。それとは対照的に他の面々はあからさまな嫉妬心を隠そうともしていない。

 もしかして全員に適当な仕事を割り振らねばならんのだろうか? 大作は適当に頭に浮かんだことをそのまま口にして行く。


「次なるテーマは新聞だ。過去、数多の戦争において新聞という物は実に大きな役割を果たしてきた。何せ戦争が起きた途端に新聞の売上は急激に伸びるからな。だから世界中の大抵の国では新聞が大衆を煽るような記事を書き、読者もそれに乗っかるんだ」

「しんぶんですって? それって美味しいの?」

「はいはい、お約束ご苦労さん。新聞っていうのは読売とか辻売絵草子って奴だな。だから読売新聞っていうのは本当は新聞新聞みたいになっちまうんだ。それはそうと、嘘か本当か知らんけど日本最初の新聞は徳川が大坂夏の陣の勝利を報じた物らしいぞ。それが瓦版なんて呼ばれるようになったのは幕末のころらしい。とにもかくにも戦の成り行きを面白可笑しく書き連ねたものを紙に刷って配るんだ。民草の士気や敵愾心を高めるのに絶大な効果があるはずなんだ。あったら良いなあ。って言うか、無かったら困っちゃうぞ」


 言葉を一旦区切った大作は皆が話に付いてきているか顔色を伺った。だが、大量印刷とは無縁の時代の人たちの心にはこれっぽっちも響いていないらしい。萌以外の全員が全員、面白いように呆けた顔で首を傾げている。


「お前らには新聞の良さが分からんのか? あの発明王エジソンも若いころ列車の車内販売で新聞の売り子をしておられたんだぞ。んで、仕舞いには自分で新聞を作っちまったらしいな。史実ではブールで世界初のRelationという週刊新聞が発行されたのが1605年。世界最初の日刊紙ライプツィガー・ツァイトゥイングは1650年だそうな。今なら世界初の新聞の名誉が得られる大チャンスなんだぞ。今やらんでいつやるというのだ? 今でしょ!」

「もぉ~う、誰もやらないとは言っていないでしょうに。ちょっとは気を平らかにして頂戴な。もしかして大佐の方こそ怒ってるんじゃないでしょうね? それで、その新聞とやらを作れば良いのね。いつごろまでに、どんな物が入用になるのかしら」

「確か二月下旬に梶原景宗の率いる伊豆水軍が豊臣水軍に大敗北するんだっけかな? まあ、あの敗北は回避するつもり満々なんだけどさ。だけど発行するならそのころまでにせねばならん。緒戦から暫くの間、我が北条は計画通りとはいえ後退に後退を繰り返すことになる。目立った勝利を挙げられないまま厭戦気分が蔓延するのだけは避けたいからな。んで、何が必要になるかといえば印刷機の実用化と量産だ。それと安価な紙も大量に必要になるな。頼んだぞ、藤吉郎! って言うか、藤吉郎殿。新聞のこと、返す返すもお頼み申す……」


 大作は不意に弱々し気な声で囁くと藤吉郎のところまでのろのろと這い進む。そして両の手を力なく握りしめてプルプルと小刻みに震わせた。

 あまりに唐突な豹変ぶりに藤吉郎は目を丸くして驚いている。口をパクパクさせて呆けている様子はまるで酸欠の金魚みたいだな。大作は吹き出しそうになったが空気を読んで我慢した。


「そ、某に任せると申されまするか? されど、斯様な大役が某如きに務まりまするでしょうか?」

「務まりまするかじゃねえ、務めるんだよ! だって印刷は藤吉郎の担当だって決めたじゃん。お前はナチスに例えるなら新聞長官オットー・ディートリヒみたいな立場なんだぞ。その自覚と責任を持って行動してくれ。でも、そうなると宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスも必要になるな。うぅ~ん…… 萌、お前に頼めるか? 藤吉郎が羽目を外さんように確りと監督してやってくれ」

「それはちょっと無理なんじゃないかしら。ディートリヒはヒトラーからの個人的信任がとっても厚かったそうよ。だから新聞に対してだけはゲッベルスですら口を挟むことはできなかったらしいわ。まあ、敗戦の一月前にヒトラーの怒りを買ってあらゆる公職と党役職を奪われちゃったんだけどね」

「そ、そうなんだ。まあ、その辺りに関しては二人に任せるよ。納得の行くまでとことん話し合ってくれるかな~? いいとも~!」


 いい加減に面倒臭くなってきた大作は二人に丸投げを試みる。萌と藤吉郎はお互いに顔を見合わせて苦笑を浮かべるしかないようだ。

 これにて一件落着。大作は新聞を心の中のシュレッダーに放り込む。と思ったけれども廃品回収に出した方が良いかも知れん。新聞を丁寧に畳んで心の隅っこに積み重ねた。

 だが、萌はまだ何か引っ掛かっていることがあったらしい。小首を傾げながら疑問を口にした。


「それで、新聞の名前はどうするつもりなのよ? 世界初の新聞に『名前はまだ無い』だと格好が付かないでしょう」

「名前だと? 新聞に名前なんて要るのかなあ。イギリス最古の日刊紙なんてそのものずばり『The Times』だぞ。だったらうちらも『新聞』とかでどうよ? まあ、どうしても要るっていうんならフェルキッシャー・ベオバハターとかデア・アングリフとかで良いんじゃね?」

「いくらなんでもそれじゃあ長すぎるわ。それに意味が分かって貰えないでしょうに。この時代の人たちに覚えてもらうと同時に親しみも感じてもらわなきゃならないのよ。小田原新報とか北条時報とかで良いんじゃないの?」

「ど、どうよって言われてもなあ。だ、だったらさあ…… だったらもうアレだ、アレ。読売新聞みたいな適当な名前が許されるくらいなんだ。もう、瓦版新聞とかでも良いんじゃね? うんうん。そんなので良いよ、そんなので。とにもかくにも民草がみな配達を待ち望んでくれるような面白くてためになる新聞を目指して欲しい。読者参加のお便りコーナー、間違い探し、クロスワード、星座占い、エトセトラエトセトラ。無い知恵を振り絞って楽しい紙面を作ってくれ。そうそう、この時代の識字率がどのくらいか良く分からんな。いらすとやのフリー素材とか使って挿絵もたっぷりと入れてくれるかな。んじゃ、この話はお仕舞い。お次は……」


 その瞬間、お園が素早く右手を掲げて大作を制した。左手を見れば空になった椀の中を見せている。


「みんなとうの昔に食べ終わってるわよ、大佐。お話ならまた暇な時に聞いてあげるから。今日のところはもうお仕舞いにしなさいな」

「そ、そんなこと言うなよ。自分には他に何もないって。別れ際にさよならなんて悲しいこと言うなよ。ここからが面白いんだぞ」

「大佐、同じことを二度言わせないで頂戴!」


 有無を言わせぬ激しい勢いでお園がピシャリと言い放つ。その余りの剣幕に座敷の空気が一瞬で凍り付いた。

 な、何なんですか? この微妙な雰囲気は。って言うか、俺って御本城様なんだけどなあ。

 大作は心の中で思いっきりブーたれる(死語)が決して顔には出さなかった。


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