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巻ノ百参拾八 ハイパーインフレの恐怖 の巻

「申し訳次第もござりませぬ。何卒ご容赦下さりませ」


 大作は額を床板に擦り付けながら謝罪の言葉を繰り返していた。もう、何回目だったかも良く分からない。

 背後ではお園、未唯、藤吉郎、(しょう)…… 菖蒲(あやめ)がシンクロする気配がしている。


「大佐殿、そろそろ頭をお上げ下さりませ。折角の夕餉が冷めてしまいますぞ」


 そう言うと青左衛門は居心地悪そうに視線をそらす。大作はその目線の先を追う。すると目の前に置かれた質素な料理をガン見しているお園がいた。

 お預けを食らった猫かよ! いやいや、猫にお預けは無理だけどな。大作は心の中で自分に突っ込む。

 それはともかく、腹を空かせたお園は厄介だぞ。そろそろ切り上げた方が良さげだ。


「お許し頂けるとは有難き幸せ。青左衛門殿には迷惑の掛けっぱなしにござりまするな。借財は来週…… 十日もせぬうちにまとまった金が手に入りまする。いの一番に精算致します故、今暫くお待ち下さりませ。それでは夕餉を頂戴仕りまする」


 大作は超早口で般若心経を唱えた。お園がちょっと不安気に耳打ちする。


「何で正信偈じゃないの?」

「俺たちの一向宗は一向一揆をやってる連中とは別物だ。それをアピールするには丁度良いだろ。みんなも般若心経を覚えてくれよ」


 例に寄って庶民の貧相な夕飯だ。しかも五人分も急に増えたものだから雑炊が水っぽい。だが、贅沢を言えた立場では無い。大作たちは黙々と雑炊を啜る。

 黙っていては間が持たなくなった大作は話題を探して首を捻る。閃いた!


「しかし、先ほどは見事なお手並みにござりましたな。咄嗟に土を掛けて火を消すとは思いも寄りませなんだ。そう申さば、テルミット焼夷弾も水を掛けると爆発するので砂を掛けるそうにございますな」

「某は刀鍛冶にござります。火を怖がっておっては刀を打つことは叶いませぬ。されど、溶けた鉛では木が燃えてしまいましたな。裏側は如何致すおつもりにござりましょう?」


 青左衛門が痛いところを突いてくる。だが、大作も無策では無い。謝っている隙を見てスマホで情報を調べていたのだ。余裕の笑みを浮かべて向き直る。


「鉛をそのまま使うたのが誤りにござりました。グーテンベルクの最大の功績は活字合金の発明だったと申します。低融点合金をご存じにありましょうや? ゴ○ゴ13も使ったというアレを作れば宜しいのです」

「低い融点の合金にござりまするか」


 大作がタカラ○ミーの『せん○い』に書いた文字を青左衛門が怪訝な顔で覗き込む。


「鉄は真っ赤になるまで熱しても溶けませぬな。されど鉛は赤くならぬうちに溶けてしまいまする。(すず)はもっと容易く溶けまする。金属ナトリウムは九十八度、金属カリウムに至っては六十二、三度で溶けてしまいまする」

「そんなこと言いだしたら水銀なんて端から水みたいじゃない」


 お園が小馬鹿にしたような口調で茶々を入れる。大作はちょっとイラっとしたが無理矢理に笑顔を作った。


「まあ、話は最後まで聞けよ。本題はこれからなんだ。金属を混ぜ合わせると融点が下がることがある。ローズ合金ってのは百度くらい。ウッド合金なんて七十度で溶けちゃう。ガリンスタンなんて融点は氷点下だ。とは言え、ナトリウムカリウム合金みたいに空気や水と反応して爆発するようなとんでもない代物もあるから要注意だぞ。高速増殖炉の冷却材なんかに使われてるらしいな」

「何でそんなことになるのかしら。逆に融点が上がることはあるの?」

「共晶をつくる合金の結合エネルギーが低ければ融点は下がるんだ。逆に高ければ上がる。耐熱合金とかあるじゃん」


 ふと視線を感じて青左衛門に目をやると首を傾げてさぱ~り分からんといった顔をしている。

 これは急いでフォローしなければ。大作は姿勢を正すと青左衛門に向き直った。


「話を戻しましょう。実は鉛と錫を混ぜ合わせるとさらに容易く溶かすことが叶いまする」

「錫に鉛を混ぜると申さば白鑞(しろめ)にござりますな。仏像を繕ふ折などに用うると聞き及んでおりまするぞ」


 ズコ~~~! 大作はまるでコントのように盛大にズッコケた。知ってたんなら早く教えてくれよ! 大作は心の中で絶叫する。


「さ、さ、さすがは青左衛門殿。ご存知でしたか。そう申さば錫は旧約聖書の昔から青銅に使われておりましたな。さすれば錫は手に入りましょうや?」

「いやいや、刀鍛冶には無用の物にて、生憎と手元にはございませぬ。お坊様こそ錫杖(しゃくじょう)などで錫に縁がおありなのでは?」

「これはお戯れを。あれは振ると錫々(シャクシャク)と音がするからそう呼ばれておるだけにございます。銅や鉄で作られておりますぞ」


 軽く握った右手を上下させて大作は錫杖を振るジェスチャーをする。そんなので納得が行ったのだろうか。青左衛門が軽く頷いた。


「左様にござりまするか。なれば鋳物師(いもじ)を訪ねるか…… 時に瓶子(へいし)には錫で作られた物もござりますな」

「へいし?」

「お酒を入れる口の細長い入れ物よ。神社にあったわ。でも、錫で作られた物は見たことないわね」


 未唯が不思議そうに首を傾げる。神社にも無いとなるとどこにあるんだろう。さぱ~り分からん。大作は頭を抱える。

 とは言え、いきなり鋳物師を訪ねて錫を売ってくれなんて頼んだら不審者扱いされないだろうか。だったらもう、活字合金その物を注文するのが良いかも知れん。


「よし、それじゃあ明日は鋳物師を探そう。でも、虎居に鋳物師なんているのかなあ?」

「いるんじゃないかしら。それより若殿にもお話ししておいた方が良いかも知れないわよ」

「そうだな。ついでに蒲生様、肝付様、入来院様、東郷様をお訪ねしたことのご報告もしよう。時に青左衛門殿。鉄砲は何丁くらい仕上がっておりましょうや?」

「大殿が申された四十丁は仕上がっておりまする。如何致しまするか」


 自信満々のドヤ顔で青左衛門が胸を張る。さっきまでのしょぼくれた顔が嘘みたいだ。

 注文を受けたのは雨の中で試射した日だったはず。それから二週間と経っていないんじゃね? 戦時下じゃあるまいし。あまりにも急ぎ過ぎなような。突貫工事で空母信濃みたいになってなきゃ良いけど。

 当初のプランでは一年掛けて過酷な条件で徹底的なテストを行う予定だった。このまま納品して事故でも起こしたら厄介だ。どこぞのエアバッグみたいに大規模リコールとかになったら目も当てられん。


「それでは先行量産型の製造は完了と致しましょう。これより厳しいテストを行って問題点を洗い出して参ります。そして改善策をフィードバックした物を制式化致しましょう」

「然らば某は蒸気ハンマー作りに戻れば宜しゅうござりますな?」

「左様にござりますな。ただ、大砲は完成までに時間が掛かります故、それまでの食い扶持を稼がねばなりませぬ。いくつか小商いで稼いでみませぬか?」


 大作はそう言いながら顔の左右に両手を掲げる。そして人差し指と中指だけを立ててクイックイッと二回曲げた。海外ドラマで良く見かけるジェスチャーだ。意味は良く知らないんだけど。

 真正面からじっと見つめられた若い鍛冶屋は居心地悪そうに沈黙する。それを肯定と受け取った大作は話を続けた。


「実は入来院様にヘルメットを売り込もうかと思うております。薄板をプレスするだけの簡単な作業です。それから…… 輪転機も圧延機を応用すれば容易く作れそうですな。印刷関連ではベントン彫刻機も作って頂きとうございます。フォロワーで文字の輪郭をなぞると高速回転するカッターが縮小彫刻する絡繰りにございます。あと、内政オリ主なら誰でも手を出す定番中の定番。ポンプを作って頂けませぬか? 船の排水ポンプ、消火のための放水ポンプ、火炎放射器など様々な需要が見込めますぞ。シリンダー、ピストン、チャック弁など蒸気ハンマーの技術が転用できるので無駄がありませぬ」

「……」

「ご安堵下さりませ。面倒なことはすべて藤吉郎が引き受けます。青左衛門殿は手代を必要な時に動かして下されば良い」


 大作はここぞとばかりに決めゼリフを口にする。引き攣ったような笑みを浮かべた若い鍛冶屋は黙って頭を下げた。




 すっかり日が暮れてしまったので外はもう真っ暗だ。だが、どうしても今日中にやっておかねばならないことが残っている。

 大作は土に埋まった鉛板を手で掘り返す。恐る恐る触ってみるとまだ仄かに温かい。苦労して重さ八キロの物体を取り出すと手近な台の上に置いた。

 LEDライトで照らしながら目を凝らして字面やベベルの状態を観察する。はっきり言ってお世辞にも良い状態とは言えない。


「うわ~! 全然駄目だな。そういや、鉛って凝固する時に三パーセント以上も収縮するんだっけ。端っこの方なんて酷いことになってるぞ」

「本当ね。二枚の小さい版木に分ければ良かったのかしら」

「抜本的な解決を図ろうと思ったら本物の活字合金を作るしか無いな。となるとアンチモンも入用になるぞ。それも明日、鋳物師に聞いてみよう」


 大作たちは墨と筆を借りると鉛板の字面に筆で墨を塗る。本格的にやろうと思ったら刷毛かローラが必要だな。大作は心の中のメモ帳に書き込んだ。

 何だか良く分かんないけど墨が谷に溜まって上手く字面に乗っていないように見える。これは無理かも知れんぞ。もっと粘度の高い油性インクが必要なのか?

 もはや失敗する予感しかしないような。だが、時間も時間だ。とっとと片付けよう。別にこれが失敗したからといって困るわけじゃ無し。


 ズレないように注意してそっと紙を乗せると適当な重しで固定する。さっき作った馬連の出来損ないで紙の裏側を適当に擦る。

 恐る恐る紙を捲って見るがあちこちと掠れていて酷い代物だ。それを見たお園が眉を顰める。


「これが印刷なの? 思っていたのと随分違うわ。手で書いた方が良かったんじゃないかしら」

「いやいや、俺だって印刷なんて初めてだし。今後、徐々に改良して行けば良いさ」

「大佐様、目の細かい(やすり)で小さな傷を付けてやれば如何にござりましょう。墨が馴染むかも知れませぬぞ」


 端から端まで鉛板を舐めるように観察していた青左衛門から思わぬ提案が飛び出す。

 やる前に言ってくれよ~! 大作は心の中で絶叫するが決して顔には出さない。


「ナイスアイディアにござりますぞ、青左衛門殿。そのうち試してみましょう。それじゃあ、藤吉郎。悪いけどレタッチを頼めるか?」

「れたっちにござりまするか。掠れたところを書き足せば宜しゅうござりまするな」


 さすがは一を聞いて十を知る藤吉郎だ。返事も待たずに筆を取ると紙に向かって修正作業に入る。

 手分けして行うこともできないので他の面々は手持ち無沙汰だ。暇そうにそれを見守るしかすることが無い。

 空気を読んだのだろうか。未唯が首を傾げながら話題を振ってきた。


「ねえ大佐、あんちもんって何なの?」


 一同の視線が揃って大作に向かう。とは言え、この話を掘り下げる意味はあるんだろうか。って言うか、お前ら本当に知りたいのかよ?

 まあ、軽く流しておこう。大作はスマホを起動すると情報を探す。


「えぇ~っと…… あった! アンチモンを混ぜると融点が下がるだけじゃなく、強度も上がるんだってさ。輝安鉱(きあんこう)っていうのが伊予国の市之川鉱山、周防国の鹿野鉱山、三河の津具鉱山なんかで採れるとか何とか。アンチモンに砒素が混じった物を白目(しろめ)って言うらしいな」

白鑞(しろめ)と紛らわしいわね」

「そもそも当時の人がちゃんと区別してたかも分からんけどな。ともかく、アンチモンを多く混ぜると硬くなるし、冷えて固まる時の縮み具合が少なくて済むらしい。錫でも融点は下がるけど軟らかくなっちまう。紙型を使う場合はアンチモン十一~十五パーセント、錫五パーセントにすれば融点が二百四十度くらいになるんだとさ」

「ふぅ~ん。初めからそれを調べておけば良かったわね」


 未唯がちょっと馬鹿にしたような目をしている。言われなくても分かってるがな~! 傷口に塩を塗り込むってこんな感じなんだろうか。

 何か、何か起死回生の一発ネタは無いのか? 大作は必死になってスマホから情報を探す。


「あった! なんとびっくり、アンチモンは富本銭ふほんせんにも含まれていたって書いてあるぞ。そんだけ古くからあるんなら入手は簡単かも知れんな」

「ふほんせん?」

「聞いたこと無いか? 飛鳥に都が置かれていたころ鋳造された日本最古の貨幣だ。実際に流通したのかは良く分からんけどな。ちなみに奈良時代の和同開珎は一文で一日分の日当だったんだとさ。米一升二合の値打ちがあったらしいぞ」

「それってきっと籾米よね。一日働いて一升二合って、昔は随分とお米が高かったのね」


 気になるのはそこなんだ。とは言え、食べ物のことなんだから仕方ないか。ちなみに、二十一世紀なら最低賃金でも八時間働けばその十倍は米が買える。


「農業生産性が上がったせいだろうな。それはそうと九百年経つと二十倍のインフレなのか。今は人足の日当って二十文くらいだろ」

「二十一世紀だと米一升は何文くらいするの?」

「いやいや、文なんて使えないから。明治以降は円っていうお金を使ってるんだ。まあ、文にも古銭としての価値はあるけどな」


 だが、未唯はこんな言い訳で引き下がる気はさらさら無いようだ。顎に手を当てて眉を顰める。


「でも、文から円に代わる時には両替できたんでしょう? そうじゃ無きゃ誰も納得しないわよ」

「そ、そうだな。え~っと…… 明治政府は一両を一円と交換したらしいぞ。ただし、江戸時代は一両が四千文なんだっけ? その計算で行くと十キロ四千円として一キロ半は六百円だろ。六百両は二百四十万文だから…… 十二万倍のインフレかよ! 酷いもんだな」

「何でお米はそんなとんでもない値段になったのかしら」

「江戸時代の物価は比較的安定してたんで二百六十年で十倍くらいのインフレだな。文久三年(1863)の資料だと米一升が百文って書いてある。幕末に銀の海外流出で十倍くらいのインフレ。明治から戦前に掛けての経済成長で十倍。敗戦で一気に百倍。戦後の経済成長でさらに十倍。全部で百万倍くらいか? イマイチ計算が合わないな。まあ、概算だし仕方ないんじゃね?」


 大作は話を終わらせたい一心で空回り気味の説明を続ける。

 説明の途中で未唯はさぱ~り分からんって顔になったので放置だ。

 しかし、お園は細かい数字が気になっているらしい。どうやったら納得してもらえるんだろう。


「しょうがないじゃんか。そもそも戦時国債を日銀に押し付けたのが悪いんだろ。ハイパーインフレで紙屑にするしか手が無かったんだよ。そんなにインフレが嫌なら金本位制でも取ったらどうだ?」

「べ、別に大佐を責めてるんじゃないわ。勘違いしないでよね!」


 何だ? ここへきて、まさかのツンデレキャラ開眼か? だが、とりあえず追及は治まったようだ。大作は胸を撫で下ろす。


 その時、まるでタイミングを読んだかのように藤吉郎から声が掛かった。


「お待たせ致しました、大佐。仕上がりましたぞ」

「ご苦労、藤吉郎。文句のつけようがない完璧な仕事だな。お前、すぐにでもレタッチ屋になれるぞ」


 藤吉郎が孤軍奮闘してくれたおかげだろう。虫食いだらけだった酷い印刷物は何とか読み取れるレベルにまでなっていた。

 大作は墨が乾いているのを確認すると丁寧に三つ折りする。そして皺にならないよう注意しながら太陽電池パネルの間に挟んでバックパックに仕舞った。


 これでやることも片付いた。さすがに五人で鍛冶屋に泊まるわけにも行かない。そろそろ撤退するタイミングだろう。


「さて、青左衛門殿。夜も更けて参りましたな。今宵はここまでに致しとうござりまする」


 大作はここぞとばかりに若尾(あや)子の物真似を披露する。だが、誰一人として元ネタを知らないらしく何の反応も返ってこない。

 そりゃあ三十年も前のドラマなんだから知るわけないか。大作だって再放送で知った口なのだ。

 怪訝な顔をする青左衛門に深々とお辞儀をすると大作たちは鍛冶屋を後にした。




 鍛冶屋から外に出ると月が出ていないので本当に真っ暗だった。大作たち五人はLEDライトの灯りを頼りに真っ直ぐ材木屋ハウス(虎居)を目指す。

 黙って歩くのが退屈だったのだろうか。未唯が口を開いた。


今日(けふ)は半日も掛かってあんな物が一枚書けただけだったわね。百枚作るとすると何日くらい掛かるのかしら」

「あれは版木彫りからやったからな。グーテンベルクの印刷機は一時間に二百四十枚も印刷できたらしいぞ。輪転機が実現できればたぶんその何倍も刷れるはずだ」

「だったら版木を彫る手間の方がずっと大きいわね」


 横からお園が話に割り込んでくる。だが、その言い方は印刷にあまり良い印象を持っていないようだ。


「だから活字を作ろうって話なんだよ。藤とか吉とか郎とか判子みたいに先に全部作っておくんだ。そんで、それを組み合わせて文章を作る。それに湿らせた紙を押し付けて紙型を作る。そっから先は今日やった通りだ」

「すべての字の判子をあらかじめ作っておくですって? 字っていくつあるのかしら。途方もない手間だわ」

「とりあえず常用漢字の二千百三十六字で良いんじゃね? ひらがな、カタカナ、英数記号を足しても二千三百くらいだろう。ベントン彫刻機を三台作って貰って一日に三十字ずつ作れば一月足らずで完成さ」

「ふぅ~ん。私は手伝わないわよ」


 そう言ったきり、お園は黙り込んでしまった。いったい印刷の何がそんなに気に入らないんだろうか。

 まあ、印刷が無くても日本アメリカ化…… じゃなかった。アメリカ日本化計画には何の支障も無いや。

 大作は考えるのを止めた。


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