異世界チーレムでない連載作品で高評価を得るための基本戦術
ぼんくら底辺な作者が考えた机上の空論ですので、眉に唾をつけてお読みください。
連載小説向けのお話です。
■基本認識
小説家になろうというサイトでは、面白い小説を投稿しただけでは、高い評価(評価点)にはなりません。
なろうで高評価を得るためには、「面白い小説を投稿し」、かつ、それを「多くの人に読んでもらう」必要があります。
まず、これを前提として認識しておく必要があります。
■面白い小説
面白い小説を書くことは大前提です。
では、どのぐらい面白い小説を書く必要があるのか。
これは「5人の読者につき1件のブックマークがもらえる程度」というのが、目指すべき1つの目標点と言っていいと思います。
この辺詳しくは、拙作エッセイ『連載作品は5人の読者につき1件のブックマークがあれば最高クラスの評価』をお読みいただければと思います。
■多くの人に読んでもらう
「5人の読者につき1件のブックマークが貰える程度」に面白い作品であれば、10人の読者に読んでもらえれば、2件のブックマークが付き、4ptの評価になります。
一方、この作品を10万人の読者に読んでもらえれば、2万件のブックマークが付き、4万ptの評価になります。
では、どうやったら10万人の読者に読んでもらえるのか。
■第1目標は日間総合ランキング300位以内
そのときどきでバラツキはありますが、だいたい1日で50ptぐらい稼げると、日間総合ランキングの300位以内に入れます。
そうすると、アクセス数が増えます。
日間総合の底にでも引っかかれば、おそらく、1日あたり100~200人ぐらいのアクセスは貰えると思います。
1日100人のアクセスがあれば、20件のブックマークが付き、それだけで40ptが付きます。
あと、だいたいブックマーク件数の4分の1ぐらいの評価ポイント(文章・ストーリー評価)は付く傾向にあるので、それによる10ptを加えれば50pt。
これが100人でなく200人ならば100ptです。
これに加えて毎日更新していけば、それによる新規読者数も加わって、ランキングをキープ、あるいは順位を駆け上がっていくことも考えられます。
うまいことランキングを駆け上がっていければ、雪だるま式に評価も読者数も増えていくでしょう。
■どうやって1日50ptを稼ぐか
1日50ptというのは、一見手が届きそうでいて、実際には連載作品だとなかなか厳しい数字です。
先の計算では、1日に100人の読者に読んでもらえば50ptが付く計算ですが、この1日に100人というのが、なかなか厳しいハードルなのです。
普通に1話投稿しただけでは、10人前後の人にしか見てもらえません。
■タイトルを工夫する
なろうで投稿する場合、作品のタイトルは、普通に付けては駄目です。
例えば、いま僕の手元にある『なれる!SE』であるとか『神様のメモ帳』だとかいうタイトルは、なろうで発表する場合には、失格です。
(一応誤解のないように言っておくと、これらのラノベは僕が大好きな作品です。これらの作品を貶す意図はまったくありませんので、悪しからず)
なぜかと言えば、小説家になろうというサイトでは、(連載作品の場合には特に)多くの読者が「タイトルのみを見て」作品にアクセスするかどうかを決めるからです。
なので、なろうで作品を発表する場合には、「タイトルを見ただけで」、「あっ、これ面白そう」「読んでみたい」と読者候補者に思わせるような、そんなタイトルを付けなければならないのです。
具体的には、作品の魅力や醍醐味が、タイトルを見ただけで伝わるようなのがいいです。
自分の作品に含まれる「面白そう」がより良く伝わるようなタイトルを、100文字以内で考えます。
というわけで、なろうでは長文系タイトルが必然的にジャスティスです。
でも、より短いタイトルで作品の「面白そう」が不足なく伝わるなら、そっちのほうがいいと思います。
■あらすじを工夫する
連載作品において、「あらすじ」の仕事は何かと言えば、「タイトルに興味を持ってアクセスしてくれた人に、本文を読まないうちにページを閉じさせない」ことです。
これが意外とバカに出来ません。
1話のみ投稿段階での話別ユニークアクセスと作品全体の日間ユニークアクセスとを比べてみると分かるかと思いますが、結構な数の人が、作品トップページにアクセスしただけで、第1話にアクセスせずにさようならしています。
ついつい第1話にアクセスしてしまいたくなるようなあらすじを、心掛けるべきです。
■最初は連続投稿
タイトルやあらすじを工夫しても、1回の更新で100人の読者に見てもらうのは(特定のジャンルならありえますが、それ以外では)まず無理です。
これらの工夫をしても、普通のタイトルなら5人にしか見てもらえないところを、20人に見てもらえるようになる、というあたりが関の山でしょう。
というわけで、次の作戦です。
作品を書きためておいて、1日に複数話、連続投稿します。
1回の更新によるトップアクセスがあるのは、だいたい更新してから2時間ぐらいの間で、その後は本当にちょぼちょぼしかアクセスがなくなります。
であるならば、予約投稿で2時間ごとに12回更新を繰り返せば、24時間で12倍近い読者数を稼げる計算になります。
以上が、僕が考えた、異世界チーレムでない連載作品で高評価を得るための基本戦術になります(満面のドヤ顔)。
……えっ、僕はこれ、やらないのかって?
いや、その、何ていうか、そこまでして高評価もらわなくてもいいかなぁなんて思ったり何だり踏んだり蹴ったりラジバンダリ(逃走)